がーわのたびレポ

日本各地の移動手段や観光地、宿泊施設をじっくりと紹介!

【大分旅行記】大分駅の真上と周辺で楽しむ大分観光 大分温泉旅⑤

こんにちは。

今回は大分駅周辺の旅行記をお届けします。

大分県の観光というと別府や湯布院といった温泉地が有名で、大分駅自体は2つの街の経由地くらいにしか考えられていないかもしれません。県庁所在地であり、ビジネスの中心でもあることから、特急列車は高頻度で博多と大分の間を結んでいます。それでも大分駅で下車するのは圧倒的にビジネス関係の人たち。では博多からのアクセスは抜群なのに観光は全くできないのかというとそんなわけはありません。

大分には温泉と並んで名物グルメが存在し、もちろん大分駅周辺ではそれらを一気に楽しむことができます。そして大分駅直上にはとてつもないいい景色を眺めることができる温泉があったり、城跡があったりと大分市自体にも見どころがたくさんあります。

今回は経由地点にするだけではもったいない大分駅周辺の観光を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

駅で遊べる大分駅

f:id:gawa67tabimaru:20230504231012j:image

大分県の県庁所在地に位置する大分駅にやってきました。博多から特急ソニックで2時間少々でやってくることができます。駅ビルは県庁所在地の駅に恥じない立派なもので、上層階には駐車場があるのが車社会の九州を象徴しているようにも思えます。

駅前には立派なロータリーが整備されており、バスターミナルや広場も整備されています。


f:id:gawa67tabimaru:20230504231015j:image

大分駅は小倉から宮崎を経由して鹿児島までを結んでいる日豊本線のほかに、由布院などを経由して福岡県の久留米までを結ぶ久大本線阿蘇を経由して熊本までを結ぶ豊肥本線が通っており、かなり規模の大きな駅になっています。

それぞれの路線でそこまで列車の本数が多くないことから改札は1つのみしかありませんが、乗り場は1~8番まで設けられています。コンコースに設けられた出発案内には多方面の行先が書かれていました。

 


f:id:gawa67tabimaru:20230504231319j:image

f:id:gawa67tabimaru:20230504231316j:image

大分駅の改札口の目の前には豊後にわさき市場と名付けられた、大分名物を扱うお店が集まっているエリアがあります。列車に乗って大分を離れる前に大分のお土産屋駅弁などの名物を調達できるようになっています。

また、改札前のコンコースでは土日祝日にミニトレインのぶんぶん号が走っています。お子様は喜びそうなアトラクションです。


f:id:gawa67tabimaru:20230504231008j:image

やってきたのは大分駅の屋上です。大分駅に隣接している商業施設アミュプラザ大分にはシティ屋上ひろばと呼ばれる屋上のエリアが存在します。屋上には駅周辺を一望できるような展望コーナーが設けられています。

こちらは駅のホームがある南側、上野の森口と呼ばれる側になっています。奥の7,8番乗り場に入っている列車であれば、トレインビューも楽しむことができそうです。

 


f:id:gawa67tabimaru:20230504231450j:image

f:id:gawa67tabimaru:20230504231453j:image

屋上には主にお子様向けの遊べる施設が揃っています。写真左側は夢が叶うぶんぶん堂と名付けられたお寺にありそうなお堂があります。もちろん中に入ることができ、螺旋状に上へ登ることができます。写真右側は屋上を走るミニトレインくろちゃんぶんぶん号。こちらは線路が敷かれており屋上を一周することができます。

その他にも鉄道神社やカフェなど親子で楽しめるスポットが集められていました。

 

駅直結のインフィニティスパを楽しむ

f:id:gawa67tabimaru:20230504231921j:image

続いては大分駅に隣接したこちらの高いビルへと潜入していきます。中はJR九州のホテルブラッサム大分になっており、少し価格帯の高めなシティホテルが入っています。ここに泊まりたかったのですが値段の関係で諦めました。

今回はこちらの最上階にある温泉を楽しんでいきたいと思います。


f:id:gawa67tabimaru:20230504231916j:image

今回向かうのはCITY SPAてんくうと呼ばれる施設です。1階からはホテルのフロントにも止まる専用のエレベーターを使って、シティスパてんくうの受付まで進んでいきます。こちらの建物も低層階はアミュプラザ大分の商業施設になっていました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230504232118j:image

エレベーターに乗ってスパの受付となる19階へとやってきました。この先は撮影ができないので、簡単にどんな施設になっているのかをお伝えしていきます。

CITY SPAてんくうは19階から21階まで広がっており、19階には受付とヒーリングスパ、20階には屋内大浴場とカフェ&バーてんくう、21階にはインフィニティ露天風呂があります。20階と21階はそれぞれの大浴場内から行き来が出来るようになっています。

料金としてはヒーリングスパが使えるヒーリングプランでは平日で2300円。素晴らしい景色を眺められるので、その価値はあると思います。

 

スパ内からの撮影はできないので、19階のエレベーターホールから撮影した写真になります。インフィニティ露天風呂から見える景色を方面は全く同じ、高さが2階分だけ異なる形です。
景色としては大分のビル群と別府湾、その先にはうっすらですが別府の街までも見渡すことができます。夜の景色になると灯りがあるので別府の街がはっきりわかりますね。この景色を見ながら入る温泉は最高そのものでした。別府や湯布院の温泉ももちろんいいですが、大分の街を一望しながら入る温泉も負けない良さがあります。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230504232139j:image

風呂上がりには20階にあるカフェ&バーてんくうにて1杯。大分ならではのかぼすハイボールにこちらも大分ならではのおつまみとり天とポテトサラダを付けて1080円のセットを注文しました。こちらも絶景を眺めながら風呂上がりの1杯を楽しむことができます。メニューにはお酒以外にも大分名物の食事が出来るようになっています。

支払いはロッカーキーに付けておけるので、退館する際にまとめて支払いをすることができます。

 

いまも街の中心部大分府内城跡

大分駅周辺の観光を始めていきます。大分駅の北口にあたる府内中央口の目の前には中央通りと呼ばれる大通りが広がり、その通り沿いに百貨店やお店などが軒を連ねています。

そんな中央通り沿いには観光スポットもあります。写真の大分銀行赤レンガ館もその一つ。大正2年に旧二十三銀行本店として辰野金吾の設計によって建てられた重要文化財になっています。現在はカフェや大分の物産を扱うショップが入る商業施設として活用されています。

 

中央通りをしばらく歩いて右に曲がり大分市役所を通り過ぎたあたりで見えてくるのが大分城址公園です。アップダウンも何もない街の中に急に堀と石垣が現れるので少しびっくり、目立つシンボル的な存在になっていると思います。

 

大分城址公園は日本百名城にも数えられる大分府内城の跡を利用した公園になっています。大分府内城は秀吉の時代に築城が開始された城です。大分というと戦国時代の大友氏というイメージが強くありますが、府内城は大友氏と関係ないようです。

こちらは大手門になりますが、建物は戦災などによって焼失しているため復元されたものになります。

 

大手門を超えて城内に入ってきましたが、特に何もなくプレハブが1つ建っている状態。プレハブ内は府内城の様子を伝える絵の解説やパンフレット類、府内城の発掘調査などについての展示がありました。何にもないただの公園よりは、このようにして城を伝える施設があるのは観光客にとってありがたいことです。

 

プレハブの前に気になる看板が設置されていました。内容としては府内城に関する施設を整備するというもの。よく読んでいくと飲食や物販も行うお店もその施設に入れるという計画もあるようです。現在はほとんど散策するくらいしかない府内城跡ですが、これが整備されれば今よりも滞在型の観光スポットになりそうです。

 

建物は何もありませんが天守台が残されており、上に行くことができるようになっています。きっちり整備されているかというと微妙なので少し急な階段を上がる必要があります。府内城の天守閣は関ヶ原の合戦後に完成され、その後の江戸中期には火災で焼失し現在に至るまで再建はされていません。

 

そんな天守台に登るとこのような景色を見ることができます。あくまで天守台になるので周辺の建物よりは低く、あたりを見渡せるというほどの高さではありませんでした。

天守台で見ておきたいのは城内の景色。城址公園といいつつも駐車場が大半を占めているみたいです。周辺には大分県庁や市役所、銀行などがあることから駐車場としての需要も高いのでしょう。この景色が施設が整備されたあとどう変わっていくのか注目ですね。

 

様々な形で楽しめる大分グルメ

f:id:gawa67tabimaru:20230504233415j:image

大分県は温泉のイメージが先行しがちですが、グルメも非常に充実してるのが大分県です。今回の滞在では様々な場所でそんな大分のご当地グルメを楽しむことができたので紹介していきます。

まずは大分駅の高架下にある豊後にわさき市場いっぷく横丁にある豊後酒場にやってきました。居酒屋ですが、メニューには大分ならではの食事やお酒があり、それらを一気に楽しむことができます。

 

注文したのは大分名物のとり天とりゅうきゅう。とり天はその名の通りいわゆるとり肉の天ぷらです。同じ大分県別府市がその発祥の地とされています。全国に展開するうどん屋などでもとり天がありますが、大分のとり天はだいたいポン酢とからしを付けていただきます。

写真右側の刺身の漬けのようなものがりゅうきゅうと呼ばれる大分の郷土料理になっています。見た目の通り刺身の漬けなのですが、魚の種類はその時期により様々。ご飯に載せるもよし、お酒のつまみにもよしな一品でした。


f:id:gawa67tabimaru:20230504233418j:image

お次はスーパーでも購入できる吉野鶏めしです。大分市の吉野と呼ばれる地区の郷土料理で、いわゆる鶏の炊き込みご飯です。しっかりと鶏の味がして、具材も多くボリューミーで満足感あるおにぎりになっています。

しかもこちらは大分駅の高架下にあるスーパーで購入できるものになっているので、特急列車の車内で駅弁代わりに食べるのもおすすめです。

 

ということで以上、大分市旅行記でした。

導入でもお話したように湯布院や別府といった温泉地に偏りがちな大分旅行ですが、県庁所在地の大分駅周辺にも見どころや美味しいものが集まっていました。もちろん別府や湯布院も魅力的な場所で、今回の旅行ではどちらも観光をしたのですが、大分とは混雑度が断然に異なっていました。平日とはいえ、インバウンドで混み合っていた湯布院や別府に比較して、日曜の大分駅周辺は大混雑というほどではなく、非常に見やすいまちでした。

温泉宿ももちろんいいですが、大分のリーズナブルなビジネスホテルに宿泊し、夜は居酒屋で大分名物を一気に食らい、昼間に別府湯布院を観光なんてプランもありではないでしょうか。

 

この記事は2023年2月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

watabimaruga.hatenablog.com