こんにちは。
今回も山口福岡旅をお届けします。
旅は2日目に入ります。実はこの旅のメインイベントになるのがこの2日目。
2日目は下関や門司といった関門海峡周辺を歩きながらグルメを楽しみ、さらに小倉・博多に移動してまたグルメを楽しむ、とにかく食べまくる1日を過ごします。
今回は関門海峡の本州側にあたる下関の散策と関門の台所と呼ばれる唐戸市場で、あまり見たことのないようなお寿司を堪能した様子を紹介していきます。
以下目次です。
それではスタート!!
下関を歩いて散策
ホテルをチェックアウトし、1日目はほとんどしなかった下関観光を始めていきます。
宿泊したドーミーイン下関から駅と反対側、関門橋の方へと歩いていきます。
下関の観光の中心は駅から少し離れた海響館や唐戸市場周辺。今回は歩きましたが、駅からバスで向かうことも可能です。
関門海峡沿いをしばらく歩いていると、見えてきたのは「はい!からっと横丁」という施設。
唐戸という地名を掛け合わせた謎なネーミングセンスを誇る施設ですが、こちらは遊園地になっています。観覧車をはじめとして様々なアトラクションがあるようです。
特に観覧車は海峡ゆめタワーとは別の視点から関門海峡を楽しめそうで、大人も楽しめるかもしれませんね。
再び海沿いをしばらく歩いていると、唐戸桟橋という船着き場が見えてきました。
この唐戸桟橋からは関門海峡を挟んだ反対側の門司港へ向かう船や関門海峡をクルージングする観光船、そして武蔵と小次郎の決戦で有名な巌流島への船が出ています。
巌流島へ行ってみたい気持ちもあったのですが、巌流島行きの船は訪問当時休止中でした。再訪しなければ。
桟橋からまた少し歩いていくと、下関ならではのふぐのオブジェを発見しました。ふぐ3兄弟ですね。
その後ろに見えている茶色の船のような建物。こちらが観光名所でもある水族館海響館です。ちょうどイルカショーをやっていたようで、飼育員さんの声や観客の歓声が外にも聞こえてきていました。楽しそうです。
流れの早い関門海峡
瀬戸内海と日本海を結んでいる関門海峡ですが、狭いということもあってかかなり流れが速くなっています。渦潮で有名な鳴門海峡、愛媛県の来島海峡と合わせて日本三大潮流にもなっています。
関門海峡を航行する船を見ていると、瀬戸内海から日本海へと向かう船は潮の流れに乗ってとてつもない速さで航行しているのに対して、日本海から瀬戸内海へと向かっていく船は全然スピードが上がっておらず、逆流の中を必死に航行しているように見えました。
そんな早い流れの中を、あまり大きくない船で突っ込んでいくのが唐戸と門司港を結ぶ渡船。流されながらも懸命に対岸の門司港まで向かう姿がずっと眺めていてかなり面白かったです。
実際に乗船してみることで、関門海峡の流れの速さを実感できると思います。今回は歩いて関門海峡を渡るのが目的だったのでスルーしてしまいましたが、再訪したら絶対に乗船したいです。
唐戸市場のレアな寿司
下関を散策しながらお腹を空かせていよいよやってきました唐戸市場。
金土日祝日には活きいき馬関街というイベントが開催されており、場内のお店で新鮮な握り寿司や海鮮丼が販売されます。
しかも普通の寿司ではない、あまりお目にかかれないような握り寿司があるのが特徴。馬関街を楽しむためにわざわざ日程を調整したほど楽しみにしていた旅のメインイベントです。
中に入っていきましょう。唐戸市場は市場ではありますが、一般の人も中に入って買い物を楽しむことができます。ただし場内にも入れるエリアと入れないエリアが分かれているので、しっかりとルールを守って楽しみましょう。
馬関街が開催されていない日でも買い物客で賑わうようです。
馬関街の開催日はご覧のように寿司や海鮮丼などが販売され、気軽に新鮮な魚介類を楽しめるようになっています。
訪問当時は感染症対策のためテイクアウトになっており、建物外の海沿いや市場屋上の広場で食べることが出来るようになっていました。
お店には握り寿司が並んでおり、欲しいネタを注文してお店の人に詰めてもらい会計するという流れになっています。
さてこちらが筆者セレクトの握り寿司です。
まず左側手前、こちらがマグロの頬肉。初めて見たし聞いたし食べました。
2列目に行って左からマグロ腹肉、ひらめ、のどぐろ炙り、忘れた、マグロ脳天、ふくです。
かなり珍しいネタばかりですが、一番驚いたのは脳天。千鳥の漫才か!ってなりました。味の感想は、ほーん。って感じです。食べなれないものなのでそんなもんですかね。
関門海峡を見守る「落ちない」神社
唐戸市場で新鮮なお寿司を楽しんだ後は、唐戸市場と道を挟んで位置している亀山八幡宮へと向かいます。
この神社はいくつか見どころがあり、唐戸市場に超近いのでぜひ立ち寄ってみることをお勧めします。
まず見どころの1つ目がこちら。
正面にある鳥居の亀山宮の文字。「山」の字のところ、何か挟まってますよね?
実はこれボールなんです。いつからあるのか、誰がボールをはめてしまったのか、諸説ありはっきりとわかっていないようなのですが、ずっとここに挟まったままであることから見どころの1つとなっています。
いつまで経っても落ちてこないことから落ちないご利益があるともいわれるようになったみたいです。
境内にはまだ見どころが。こちらは下関名物ふくの像。日本一のふくの像と名付けられています。
今更ですが、下関ではふぐは幸福を呼び込む存在であることから「ふく」と呼ばれています。
それまで食用禁止だったふぐが解禁されたきっかけが、ここ下関で初代総理の伊藤博文がふぐ刺しを食べ絶賛したことなんです。そのため、山口県で最初にふぐの食用が解禁されたことから下関名物になったんですね。確かに幸福を呼び込んでいます。
この亀山八幡宮は少し階段を上がったところにあり、関門海峡の眺めが素晴らしいです。
これだけ見晴らしがいいということもあってか、幕末には関門海峡を通る外国船を攻撃するための砲台が設置されていました。歴史もあるのがこの亀山八幡宮なんですね。
ということで今回はここまで。
下関をぶらぶら歩いて、観光しつつ名物も味わうことができました。
水族館や海峡ゆめタワーなど行っていない観光地もありますが、それでもこれだけ楽しめたのはやはり唐戸市場の存在が大きいです。
とにかくレアなお寿司を食べることが出来たのが印象的です。触れませんでしたが値段はそこそこします。
次回はいよいよ九州へ。歩いて関門海峡を渡ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。