こんにちは。
この旅のメインイベントの1つである竹田城跡にいよいよ向かいます。
頑張って絶景を伝えたいとは思っていますが、こればっかりはぜひ自分の目で見ていただきたいです!!
今回も西日本周遊旅をお届けしたいと思います。
旅は折り返しである3日目。関西どこでもきっぷを用いて新幹線を特急列車を乗り継ぎ、天空の城と呼ばれる竹田城跡の最寄り駅竹田駅へとやってきました。
そして今回はいよいよ竹田城跡へと登ってゆきます。
竹田城跡は山の上に広がる城跡で、時期によってはその姿を雲海の上に表すことから天空の城や日本のマチュピチュなどと形容される絶景の城です。
竹田城跡を楽しむには竹田城跡自体に上ることもできますし、他の山の展望台より山の上にある竹田城跡を見るという2パターンあります。
今回は初めての訪問なので、竹田城跡自体へと登っていきたいと思います。
以下目次です。
それではスタート!!
竹田駅から目指すは天空の城
竹田駅に停車する特急はまかぜは1日上下線1本ずつのみ。しかし観光がしやすい時間に合わせてくれているので、竹田城跡を観光するにはぜひ利用したい列車です。
そして竹田というを問答無用で竹田城。駅のいたるところに竹田城跡の文字を見ることができます。
竹田城跡へは①徒歩、②バス+徒歩、③タクシー+徒歩と3通りの手段で登ることができます。
バスやタクシーでも降車場から竹田城跡へは少しばかり歩く必要がありますが、それでも後者2つの方法を選ぶのが普通だと思います。
今回筆者は徒歩で竹田城跡へと登っていくことにしました。どれだけキツいのか体を張って体験してきました。
登山道はいくつかあり、今回挑むのは最もオーソドックスだと思われる駅裏登山道です。
その名の通り竹田駅の裏側から続いている登山道になります。
駅裏登山道の登山口へは駅を出て少しだけ遠回りし踏切を渡って、駅の反対側に回ってくる必要があります。
駅裏登山道で必死に登る
竹田駅の反対側に回って、駅裏登山道の登山口へとやってきました。
竹田駅で下車した人はある程度いたにもかかわらず、ここには人の気配がありません。
ここで注意が一つ。登山道と書いてある通り、しっかりと登りになります。
登山道には自販機がないので、持参していない場合はここで水分を調達しておかないとちょっと危険かもしれません。
駅裏登山道に入ってしばらくは整備された道、坂を登っていきます。
すると突然現れたのがこちらの扉。
今日は登れない日なのか!!!???と焦りましたが、
よく見ると野生動物が民家のある方へと行かないように設けられている柵だそうです。
なので登山する際はこの扉を開けて進み、中へ入ったら必ず閉めるようにしましょう。
先ほどの扉を超えると道が一変。
石で作られた階段が永遠と続いています。最初は余裕じゃん。なんて思いながら登っていたのですが、だんだんと足取りが重くなっていき…
背負っていたリュックは重いわ、11月も中旬なのに暑くなってくるわでもう大変。
完全に舐めてました。あくまで登山なので登りが続くんだということは覚悟していくべきでした。
登り始めて30分ほど。ゴール地点である竹田城跡料金所へと到着しました。
竹田城跡では大人500円の観覧料がかかります。山ではありますが、城跡なので他の城と同じようにしっかりお支払いします。
バスやタクシーでも降車場からこの料金所までは歩く必要があり、この料金所から観覧の順路がスタートします。
ちなみに30分かけて登ってきた筆者。料金所のおじさんによく登ってきたねと感心されました。やっぱり徒歩って邪道なんですかね。
竹田城跡から望む絶景!!
料金所を過ぎ、順路に沿って進んでいくとだんだんと城跡らしく石垣が見えてきました。
これだけでも登ってきたんだなという達成感に浸れるんですが、この後もっといい景色を望むことができるんです。
石垣を横目にやっと縄張りの一部に到着。
ここから見える景色がしっかりと山を登ってきたんだということを実感させてくれます。
到着する頃には上着を脱ぐほどの暑さを感じていたのですが、山の上にあるためか冷たい風が吹き抜けており、竹田城跡自体は麓よりもだいぶ寒く感じました。
一番最初に辿り着いたのは北千畳と呼ばれるエリア。
こちらは竹田城跡の最も北側に位置していることから北千畳と名付けられているようです。
実際にどんな建造物が存在したのか、調べてみてもよくわからないのが実情です。
下を覗いてみると竹田駅を中心とした竹田城の城下町が広がっています。
竹田の街並みには所々昔の名残を感じさせるような街並みが広がっており、そこも観光スポットの1つになっています。
竹田城跡を観光し終えたのちにそちらも観光しているので次回書いていきます。
いよいよ竹田城跡の中で最も高い位置にある天守台へとやってきました。
こちらには天守閣があったと思われますが、イメージ図なども全く見当たりません。
天守閣が存在していたのか、どの程度の規模であったのかなど、わからないことが多いのも竹田城の魅力なのかもしれません。
そして竹田城跡にやってきたら絶対に外せない景色がこちら。
最も高い地点である天守台から南側に見える南千畳、そしてその先に広がる山々とその山間の景色です。
空に浮かんでいるように見える南千畳をはじめとした城の縄張り。確かに天空の城と呼ばれるわけです。
雲海が発生している時に見れば、より天空の城に近づいた景色を堪能することができると思います。
最後に南千畳へとやってきて、ここまで見て回った方を振り返ってみると、、
見えるのは空と石垣。また最高地点である天守台の上にいる人々。
竹田城でしか見られない景色がここにもありましたね。
どうやらこの後団体さんが見学をしていたようで、混雑し始めていたみたいです。
ギリギリ静かに堪能出来てよかったかもしれません。
下山はハイスピードで
帰りは行きと異なる道を行きたいのが旅行者心。というか筆者のわがまま?
ということで急な階段が永遠と続くと聞いた表米神社登山道を下っていくことにしました。
こちらはバス亭がある方へと続く道の途中で分岐していく登山道です。
他にも観光客は多くいましたが、皆さんバス停の方へと向かっていきました。
夢中で下っていたので階段続きの場所の写真が全くなく、実際どんな登山道になっているのかお伝え出来ないのが悔しいところです。すいません。
表米神社登山道は麓と竹田城を最短距離で結んでいる登山道です。最短距離であるためとにかく階段が多い。
下りは膝を気にしながら程度で済みましたが、登りはなかなかにきついので注意です。
下りはどんどんと進んでしまい、20分ほどで登山道の名前にもなっている表米神社へと到達しました。
といっても表米神社も少し高い位置にあり、参道は階段がだいぶ続いていました。
こちらの表米神社は表米宿禰命(ひょうまいすくねのみこと)を祀っている神社です。
表米宿禰命とは、飛鳥時代、現在の京都府北部を指す丹後国に襲来した新羅(朝鮮半島にあった国)の賊を討伐した人物だそうです。
この表米宿禰命が格技を好んでいたことから境内には相撲場が作られており、現在でもその遺構を確認することができます。
写真左側の石段は観覧席といった所だったのでしょう。
さてここからは竹田城下町の観光に移っていきますが、長くなるのでまた次回。
ということで今回はここまで。
本当に竹田城跡からの景色は、言葉にできないくらい素晴らしい物でした。
苦労して登った甲斐があったと素直に感動できるものでした。
次は雲海も見てみたいし、反対側にある山に登って雲海の上に佇む竹田城跡を望むのもいいなと思いました。
この景色のすばらしさは生で見ないと伝わらないものだと思いますので、機会があればぜひ目指してみてください。
次回は竹田の城下町を散策していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。