こんにちは。
今回は桜の名所をめぐる和歌山への日帰り旅をお届けします。
2025年も気づけば4月目前。今年も桜の季節がやってきました。桜とお花見は日本の文化でもあり、全国各地の桜の名所では、暖かくなってきたこの時期に多くの観光客で賑わいます。前回に引き続き今回も日帰り旅ですが、今回は関西・和歌山です!関西の桜の名所で比較的早めに桜の見頃を迎える和歌山へと桜めぐりの旅に出掛けてきました。
そんな春のプチ旅行の様子を紹介していきたいと思います。
以下目次です。
それではスタート!!
なんば駅から特急サザンで和歌山へ
旅の始まりは大阪ミナミの中心地である難波駅。新大阪駅や大阪駅から大阪メトロ御堂筋線を利用すれば1本で来ることができます。駅前のもともと道路だったところが広場になっておりびっくり。特にインバウンドで賑わっている印象でした。
今回和歌山へは南海電車を利用して向かいます。南海の難波駅は関西私鉄のターミナル駅らしく列車がずらっと並ぶ頭端式ホーム。関西空港へ向かうラピートや高野山へ向かう特急こうやなどの有料特急も集まり、大手私鉄らしさが詰まったターミナル駅です。
そんな南海の難波駅改札内にはあの梅田のミックスジュースのお店があります。しばらく阪神梅田駅のジューススタンドを訪れていなかったのでわかりませんが、ここではサイズがSMLとあり、MLに関しては蓋付きで提供されていました。写真はSサイズです。


難波駅から乗車するのは特急サザン和歌山市行き。特急らしい指定席車(写真左)追加料金なしで乗車できる自由席車(写真右)の2つの車両が連結され8両で運行をされています。
指定席車は520円ということで和歌山市駅までの1時間ならちょうど良いくらいの値段設定かと思います。今回は指定席車で快適に移動しました。
和歌山での南海電車の拠点駅である和歌山市駅へとやってきました。和歌山市駅は駅ビルが新しく新しい街の拠点といった様子になっています。
駅ビル内には飲食店やホテルの他にも和歌山市の図書館が入っていたり、見て回るのも面白い駅です。
和歌山市駅に到着した時にはすでに12時に近づいていたので駅ビル内にてランチにします。居酒屋さんのランチメニューですが、和歌山らしいマグロ丼にどでかいチキン南蛮のセットのボリューム満点のお昼ご飯でした。
和歌山城で桜と城の共演
和歌山市駅から歩いて10数分で和歌山城の敷地内へとやってきました。城内に桜の木があり桜のお花見スポットとして人気があります。実際和歌山城公園内ではさくらまつりが開催されています。
天守へと向かう前にこちらのわかやま歴史館にて和歌山城について勉強をしてから向かっていきます。
和歌山城はいわゆる平山城であり虎臥山という山に築城されています。そのため天守へと向かうにはご覧のように階段を上がっていく必要があります。いくつか道がありますがいずれも坂と階段はあるのでそこは覚悟して行く必要があります。
階段を登り本丸まで、そして天守内へとやってきました。ちょうど中庭には桜の木が多く、大天守とのコラボレーションを楽しんでいるお客さんが多くいました。やはり山頂部分なので日当たりが良いのかもしれませんが、満開にはちょっとだけ早かったかもしれません。
せっかくなので大天守の展望台からの眺めも。和歌山城の天守はコンクリートで再建されたもののため、階段も使いやすく天守最上階へも簡単に上がることができます。
この日は天気が良かったので中庭の桜だけではなく、紀淡海峡や遠くの淡路島まで見渡すことができました。
桜のスポットとしては天守の中庭の他に、天守を望む本丸御殿跡(写真)もおすすめ。他には二の丸庭園では桜の木が多数並び、さらにお祭りの屋台がたくさん出ていました。この辺りはいわゆる桜まつり感満載のエリアとなっています。
桜の名所紀三井寺
和歌山城公園の目の前にあるバス停から和歌山バスに乗車して20分ほど、こちらも桜の名所である紀三井寺までやってきました。紀三井寺は日本のさくら名所100選にも選ばれている名所で、関西屈指の早咲きの桜としても有名です。
またお寺としても1300年近く続く歴史あるお寺となっています。
紀三井寺は山の斜面にあり、桜スポットでもある本堂周辺まで行くには231段のかなり急な足の階段を登って行く必要があります。実際に階段を目の前にすると苦労を想像しますが、上には絶景が待ってると信じて登っていきましょう。
ちなみにケーブルカーも設置されており、楽に登り降りすることはできますが、片道600円の料金がかかります。
息が上がりながらもなんとか石段を登り終え本堂までやってきました。ここまでくると綺麗な桜とお寺の建物の共演を楽しむことができます。
お花見客に写真を撮りに方、インバウンドの方も多い印象でした。写真右側に見えている鳥居の階段を登ると、朱色に塗られた国の重要文化財の多宝塔と桜の共演も楽しむことができます。
ここまで登ると万葉集にも詠われた和歌浦の絶景を望むこともできます。そしてその手前には桜という今しか楽しめない絶景です。
紀三井寺では桜まつりが開催されており、日没後にはライトアップされた夜桜が楽しめるようです。ここから見る夕陽も有名なので、要チェックですね。
特急くろしおで帰阪
行きはバスでやってきましたが、紀三井寺から徒歩10分程度でJRきのくに線(紀勢本線)の紀三井寺駅があります。特急列車は止まりませんが普通列車が休みの日の日中でも大体1時間に2本程度ありますので、時刻表を確認しつつ利用しましょう。
紀三井寺駅へやってくるきのくに線は基本的に和歌山駅行きなので大阪方面へは乗り換えが必要になります。今回は乗り換え時間を利用して和歌山駅の駅ビルでお土産を調達。
和歌山名物の梅干しやみかんを使ったスイーツなど多様な種類を取り扱っていました。また夕食には早すぎるので特に何も食べていませんが、和歌山ラーメンのお店もありました。
帰りはJRの特急列車、特急くろしおに乗車して大阪へと帰ります。くろしおは大阪と和歌山県の白浜・新宮を結ぶ特急列車で、すべての列車が和歌山駅にも停車します。
まさに和歌山の大動脈の特急列車で、今回乗車したくろしおの後ろ6両の編成はアドベンチャーワールドとコラボしたパンダくろしお編成でした。
帰りの車内のお供は和歌山のご当地アイス。王林園のグリーンソフトです。その名の通り抹茶のソフトクリームで、袋入りのソフトクリームと珍しい売り方。駅のセブンイレブンでも販売されており、和歌山のソウルアイスクリームなのがよくわかります。
最後まで和歌山の味を楽しみながら旅は終了となりました。
ということで以上、桜をめぐる和歌山の日帰り旅の様子をお届けしました。
今回桜の名所として訪問したのは和歌山城と紀三井寺の2ヶ所だけですが、それでも組み合わせの異なる桜との共演を楽しむことができました。どちらも桜まつり期間中で賑わっていたのも特徴で、良い週末を過ごすことができました。
これだけ綺麗な花を咲かせるのに楽しめるのは一年でたった数日間。儚さも感じつつ、春が来る楽しみにもなりますね。
まだ今年の桜にも間に合いますので、ぜひお花見に和歌山を訪れてみてはいかがでしょうか!
この記事は2025年3月下旬時点での情報です。
最後までお読みいただきありがとうございました。