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【長野旅行記】長野県を鉄道で旅する! 長野鉄道縦断旅まとめ

こんにちは。

今回は長野旅のまとめ旅行記をお届けします

長野の絶景を車窓から楽しむことが出来る観光列車リゾートビューふるさとに乗車するため計画した長野旅。北アルプスの麓を日本海側へと進む大糸線を走るリゾートビューふるさと。せっかくなのでこの機会に長野県の南側から観光を楽しみながら北上する旅、題して長野鉄道縦断旅をしてみることにしました。

ちょうど10月から始まった旅行支援のクーポンもフル活用しながら長野グルメも堪能しつつ旅をしてきました。そんな旅の様子をダイジェストで紹介していきます。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旅の行程

1日目 

まずは長野県の南部の街伊那へ高速バスを利用して向かいます。伊那を観光しその後は列車に乗り込み上諏訪へ。再び列車に乗り込み松本へ、松本で宿泊します。

2日目

朝はゆっくりホテルでくつろぎ、昼前にリゾートビューふるさとに乗車。沿線観光を楽しみながら南小谷へ向かい、南小谷観光。再びリゾートビューふるさとに乗車して松本まで戻り、あずさで東京へと帰ります。

 

1日目) 高速バスで伊那へ

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旅の始まりはバスタ新宿。鉄道旅と銘打ちながらも高速バスでのスタートです。最初の目的地伊那へは高速バスが早くて便利なんですよね。

鉄道だと新幹線を使って豊橋から飯田線に乗るか、あずさで岡谷から飯田線に乗るかなんですが、とにかく飯田線がゆっくり走るんです。したがって中央道をひたすら進めばいい高速バスが安くて速い、しかも本数も多い利便性の高い手段になっています。


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新宿から伊那へはバスで3時間半ほど。バスにトイレはついていますが、途中で休憩時間も1度設けられていました。立ち寄ったのは中央道の双葉SA。車で旅行することがほとんどないため、このようにサービスエリアに立ち寄れるのは新鮮な感覚でした。

高速バスの魅力を発見できたかもしれません。これがきっかけで何度か高速バスを使った旅をすることになります。


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新宿からバスに乗っているだけで伊那へと連れてきてくれました。楽なのが高速バスのメリットでもありますね。

伊那では簡単に観光をしていきます。こちらは伊那市創造館。伊那周辺では縄文時代の遺跡があり、それらの遺跡から出土した品々や歴史に関する展示が行われています。いわゆる歴史博物館ですね。


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伊那での昼食は伊那名物ローメン。ラーメンでもない焼きそばでもない伊那周辺ならではのご当地グルメです。広い長野県でもこのあたりでしか食べられない本当のご当地グルメです。

蒸した中華麺を使用してキャベツやマトンと一緒に炒めた麵料理です。自分で調味料を使って好みの味にしていくのがローメンの食べ方だそうです。

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1日目) 諏訪湖のほとりの温泉街

伊那観光を早めに切り上げ、伊那市駅から飯田線に乗車、途中岡谷駅で1時間もの乗り継ぎ時間を潰してやってきたのは上諏訪駅

中央本線も特急街道で普通列車の本数が少なく、飯田線も1時間に1本はあるのですがなにせ駅数が多い。かなり時間がかかるんですよね。伊那市駅から約2時間ほどの普通列車の旅になりました。

 

上諏訪駅はすぐ近くに上諏訪温泉があり、さらには諏訪湖もあるということで、一大観光地になっています。この日は金曜、そして夕方の時間帯に近づいていることもあって東京方面からやってくるあずさ号はたくさんの観光客を運んできていました。

上諏訪駅にはホームに足湯があったり、駅構内には地元の産物が売っているお店などがあるおかげでかなりの賑わいがありました。

 

上諏訪駅に降り立ち最初にやってきたのは諏訪高島城。再建のお城ではありますが天守閣の最上階からは諏訪湖や富士山が見え、この地ならではの絶景を楽しむことができます。そのほかにも城内にはカモがてくてく歩いていたり、不思議な城跡でした。

 

そして諏訪湖畔にある諏訪湖湖畔公園にやってきました。その名の通り諏訪湖湖畔に広がる公園で、地元の人の散歩の場から観光客の方まで様々な層がいてまさに平和な雰囲気を醸し出していました。

園内には足湯や間欠泉など見どころがかなり多かったのですが、列車の時間が迫っており何も見ることが出来ず。諏訪湖を眺めておしまいでした。

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1日目) 松本のうまいもの

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上諏訪駅から普通列車に揺られてやってきたのは松本駅。駅に到着した瞬間に流れるまつもと〜まつもと〜というアナウンスが特徴的です。この旅は長野県のちょうど真ん中付近にある松本で1泊することにしました。


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夕食は何段階かに分けて長野グルメを堪能していきます。まずやってきたのは松本駅の駅前にある蕎麦屋さん。長野といえばそばですよね。

駅前にあって構内というわけではない、というか駅構内にも蕎麦屋さんがあるんですが、なぜか駅そばという名称が付いていました。


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入店した瞬間から香る出汁のいい匂い。蕎麦屋さんって出汁の香りで美味いかどうかわかりますよね。このお店は出汁の香りで一万パーセントうまいことを確信してましたが、その通り、猛烈に美味しい山菜そばをかなりのリーズナブルなお値段でいただくことができました。松本に来たら是非訪れるべき蕎麦屋さんです。

 

続いて長野県名物の山賊焼をテイクアウト。部屋でゆっくりといただきました。驚いたのがそのサイズ。これだけでもかなりの大きさがあるのですが、まさかの二段構え、下からも出できました。

山賊焼をそのまま食べて、そしてこの日宿泊した宿の夜鳴きそばにも載せて食べる二通りの楽しみ方をすることができました。

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夜鳴きそばでピンと来た方もいると思いますが、宿泊したのは御宿野乃松本。天然温泉を楽しむことができる和風ビジネスホテルです。

駅近にも関わらずアルプスの山々を見ながら入る露天風呂と信州名物が揃った朝食とさすがのレベルの高さでした。

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2日目) リゾートビューふるさと大糸線を進む

2日目はすこしゆっくりスタート。朝の温泉もしっかりと楽しんでから松本駅へとやってきました。

松本駅からはこの旅のメインイベントであるリゾートビューふるさとに乗車し、大糸線南小谷まで進んでいきます。リゾートビューとある通り、大きな窓からは長野県の自然の絶景を楽しみながら列車の旅を楽しむことができます。

 

リゾートビューふるさとでは大糸線の途中駅である穂高駅に停車し、立ち寄り観光をすることができます。

穂高駅から歩いて5分ほどのところに穂高神社があり、ガイドさんが案内してくれるので安心して観光することができます。30分ほどの停車時間で参拝もすることができ、ゆっくりと穂高神社の境内を巡ることができます。もちろん車内に残ることも、穂高駅周辺を神社に行かず観光することも可能です。

 

この日は全体的に曇りがちな天気。リゾートビューふるさとの目玉でもある北アルプスはなかなか顔を出してくれない時間が続いていました。しかしちょうど信濃大町駅の手前当たりでやっとその姿を拝むことができました。

信濃大町駅は黒部立山アルペンルートの長野側の起点となる駅。さらには温泉も湧いているため、リゾートビューふるさとに乗車しているお客さんもかなりの下車がありました。

 


信濃大町駅を出るとスキーリゾート白馬駅を通って、終点南小谷駅に到着しました。大半のお客さんが白馬駅までに下車し、南小谷駅までやってくるお客さんはそこまで多くはありませんでした。

南小谷からは大糸線糸魚川まで結んでいるため、ここまでやってきたお客さんもほとんどが糸魚川行きの列車に乗り込んでいきました。

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2日目) 山間の小村南小谷

帰りの列車の時間まで1時間程度の時間があるため、せっかくなので南小谷を観光していくことにしました。

南小谷駅がある小谷村は山に挟まれた山間の街。1時間を潰せるような目玉となる観光地があるわけではないのですが、ぶらぶらと散策したくなるような自然がたくさんあるのが小谷村です。

 

そんな小谷村でやってきたのは小谷村郷土館。こちらは小谷村の歴史や昔からの暮らしを紹介している施設です。山に挟まれた土地ならではの生きる知恵がぎゅっと詰め込まれた博物館になっていました。

となりのおたり名産館では小谷村の名物そば、そしてまさかの熊を使ったジビエ料理が提供されているレストランがありました。食べてみたい気持ちもありますが、ちょっと勇気が出ませんでした。

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南小谷駅周辺をぶらぶらとして過ごし、帰りは再びリゾートビューふるさとに乗車。
帰りは日没も近く、立ち寄り観光等はなしで快速らしい走りをして松本駅へと戻っていきます。やはり行きよりもお客さんは少なかった印象でした。

 


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松本駅に到着後、旅行支援のクーポンでお土産を購入。帰りのあずさ号に乗車しました。中央線内の人身事故によって遅れており、さらに松本であったどこかのアイドルのコンサートの帰りの客で大混雑。

あずさの写真も何も撮影せず、駅弁の山賊焼きを食べながら東京に戻ってきたのでした。

 

 

ということで以上長野鉄道縦断旅のまとめでした。

伊那から小谷まで長野県にどっぷり浸った旅になりました。全国で4番目の広さを誇る長野県のでかさを感じた旅になりました。同じ県内でも場所が変わると名物グルメがガラッと変わってくることも、その広さ、文化圏の違いを感じる一因になりましたね。

大糸線は観光列車リゾートビューふるさとのおかげでその大半の区間を走ることができました。ただ1日目に利用した飯田線はまだまだちょっとだけ。いつかは豊橋まで乗車してみたいですね。そうすれば真の長野を縦断といえるのではと思います。

 

この記事は2022年10月下旬の情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。