こんにちは。Kです。
今回も南大東編を書いていこうと思います。
宿を出てやってきたのは南大東空港…に見せかけた「グレイス・ラム本社工場」です。
実は、1997年まで実際に空港ターミナルとして使われていた建物をそのまま社屋に使用しているのです。
中も航空ファン垂涎のものばかりです。
「本当にラム酒売ってるのか」と疑いたくなる内観ですが、しっかり売ってます。
工場長(?)の方が当時の様子を色々話してくださいました。
「バランスを取るために飛行機に乗る前に体重を量った」「荷物を載せると重いから荷物だけ後続便で運んでもらった」など、今となってはあまり聞かない話ばかりです。
また、当時就航していたDHC-6という機材が小型であったためかよく欠航していたそうです。それに対応するべく大型機に対応した滑走路を備える新空港を開港したみたいですね。
船が欠航しやすいこの島にとって空の便は重要ですからね。
工場長の方が「北に渡るなら明日の午前まで」と言っていたので、翌日夕方の船で北に渡ることを伝えると「もしかしたら無理かも」と言われてしまいました。なんとか奇跡起きてくれ〜(思いもよらぬ形で起きます)
なんとも物々しい雰囲気の看板がありました。ちなみに、右下が鶴丸+琉球エアコミューターに換装されたものが北大東空港で現役でした。
少々歓談した後、団体が来るとのことだったので足早に撤退。お土産にラム酒を買いました。試飲もできますがあいにく原付だったので。
そして、グレイスラム工場の裏にある「島まるごと館」にやってきました。
ここはかつて滑走路として使われていたそうです。
ダンジョン感がすごい。入館料200円です。
まるごとというだけあって、南大東島の歴史や動植物などについてまるごと学ぶことができます。
特にすごいと思ったのがこの写真。台風に関する展示だったと記憶しています。南大東島は夏になると台風にとっての黄金ルートになるそうで、しょっちゅう台風が来るそうです。なんと塩谷海岸プールが爆発してます。東映。
島まるごと館を後にして島をツーリングしてると線路を見つけました。沖縄に鉄道?!
そう、かつて南大東島には「シュガートレイン」と呼ばれる鉄道がありました。島を囲むように線路が敷かれ、さとうきびの運搬や住民の足としても使われていました。
1983年に廃止となり、さとうきび運搬はトラックに切り替わったそうです。
本日ラスト。日の丸展望台です。
Googleマップを信じてやってきたら民家に案内されてしまったりして苦労しました。Googleマップはクソ。
わかりやすく全てがさとうきび畑です、本当にありがとうございました。
ここからだと、島の地形がすり鉢のようになっているのがよくわかります。
左奥に見える薄緑色の建物がホテルよしざとです。本当に島で1番高い建物かもしれませんね。
そのよしざとに戻ってきました。夕飯の時間です。コロナ対応で弁当なのが残念。
足りないので商店に繰り出します。「ケンチャンストアー」です。お土産からカップ麺など幅広く取り扱っています。
驚いたのが、交通系ICが使えること。失礼ながら、バスや電車がない島でSUICAを持っている方はそれほどいないのではないかと思います。そうした中でも対応しているのはありがたい。
それはそうと君はなんだ。
お次にやってきたのは「スーパーミナミ」
ここも品揃えが良いです。ちなみにSUICAやauPAYにも対応。キャッシュレス万歳。
ホットスナックがあったので買ってみました。島でホットスナック売ってるのはもしかしたらスーパーミナミだけかもしれません。
以上です。
南大東島、思った以上にネタが多い。10年後くらいにもう一度行きたいですね。
なお、この記事を書いている現在(2022/1/30)は島の観光施設がコロナの影響で閉鎖しているそうです。
次回は北大東島に向かいますが、その前に「ホテルよしざと」の宿泊記を挟みます。
最後までご覧いただきありがとうございました。