がーわのたびレポ

日本各地の移動手段や観光地、宿泊施設をじっくりと紹介!

【岡山ワイドパス】tabiwaのお得なきっぷで岡山を乗り尽くす!

こんにちは。

今回は岡山県の鉄道旅にはぴったりの岡山ワイドパスを紹介します。

JR西日本の旅行・観光向けのアプリtabiwaではJR西日本の各エリアで利用できる周遊パスを販売しています。いわゆる電子チケットとなっており、スマホ1台あれば1~3日間の有効期限中に指定のエリア内の電車をはじめとした公共交通機関が乗り放題となる旅行にはもってこいの切符となっています。

北陸エリア、山陽・山陰そして四国と各エリアに様々な周遊パスが設定されており、旅行の行程に合わせて選択することができます。今回利用したのは岡山県全域と広島県東部までフリーエリア内に入った岡山ワイドパス。岡山ワイドパスを用いて乗り鉄を楽しみながら、岡山県の観光も楽しんできましたので、鉄道利用の場面を中心に紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

tabiwaの岡山ワイドパス

まずが岡山ワイドバスの概要から紹介していきます。

値段:4,200円

有効期限:3日間

フリーエリア:

 JR各線岡山県

 広島県内 山陽線三原まで 福塩線府中まで

 井原鉄道水島臨海鉄道岡山電気軌道全線

 その他 鞆の浦へのバスや牛窓へのバス等

このように岡山県全域をくまなく巡れる周遊パスとなっています。利用時には有人改札でのtabiwaアプリの周遊パス提示が必要になります。そこが気を付けておきたい点ですかね。

 

おかでんで岡山観光

f:id:gawa67tabimaru:20240420202259j:image

まずは岡山市内を走る岡山電気軌道、通称おかでんを利用していきます。いわゆる路面電車東山線清輝橋線の2つの路線があり、どちらも岡山ワイドパスで利用することができます。降車時にワイドパスの画面を提示すればOKでした。

ちなみにおかでんの岡山駅はJRと少しだけ離れており地下街を歩いて向かう必要があります。富山駅や広島駅のように駅前広場に乗り入れる計画があるらしいですが、実現にはもう少し時間がかかるようです。

 

岡山駅前からおかでんに乗車して3駅、城下停留所で下車しやってきたのは岡山城岡山城旭川を挟んだ場所には日本三名園に数えられる後楽園もあります。岡山駅から歩こうと思えば歩ける距離ではありますが、フリーパスなら何も気にすることなくおかでんに乗車して快適に観光を楽しむことができそうですね。

 

JR津山線で津山観光

f:id:gawa67tabimaru:20240420202311j:image

岡山駅に戻りJR津山線に乗車して次なる目的地岡山県北部の街である津山を目指します。岡山津山間を結ぶ津山線は非電化路線となっており走っているのはすべて気動車。行きは津山線を走る快速ことぶきに乗車し1時間10分程度で津山へとやってきました。使用車両はキハ47の2両編成で車内にはボックスシートも多くあり、歴史と旅情を感じる列車旅となりそうです。

 

こちらは津山駅にあった顔出し看板。こちらは津山線を走っている観光列車「SAKU美SAKU楽」のデザインになっています。土日祝を中心に走っており、車内では岡山の名物をつかった食事を楽しむことができるようです。

車窓を見ているのは楽しいですが、唯一の優等列車快速ことぶきでも時間がかかるので、観光列車を利用すればより楽しい時間が過ごせると思います。

 

津山では津山駅に隣接している津山まなびの鉄道館へとやってきました。ここでは津山を中心にして全国で活躍した懐かしの列車たちをじっくり見学することができます。乗り鉄旅にはもってこいの施設、かつtabiwaアプリ内で割引の入館券を事前に購入することができます。


f:id:gawa67tabimaru:20240420202322j:image

帰りは津山線普通列車で1時間半かけて岡山へと戻ります。ちょうど夕方の時間帯に差し掛かり、津山駅からは学生の下校ラッシュ、岡山駅に近づくと帰宅ラッシュになりかなりの混雑を見せていました。夕暮れから日没を迎えたこともあって特に車窓は楽しめずの帰り道となりました。

 

伯備線特急やくもにも乗れる!

f:id:gawa67tabimaru:20240420202733j:image

2日目に入りこの旅のメインイベント特急やくもに乗車していきます。今回の岡山ワイドパスでは運賃部分のみフリーパスとなるので特急券は別途購入する必要があります。

岡山駅から復刻したスーパーやくも号のパノラマグリーンに乗車して備中高梁駅を目指します。記事を出した4月の時点ではこのスーパーやくも色は既に引退をしており、国鉄型381系自体も間もなく伯備路から姿を消すことになっています。

 

パノラマグリーンと名前が付いている通りに岡山発出雲市方面の先頭車は前面展望が楽しめるグリーン車となっています。特急やくもに投入される新型車両ではグリーン車はあるもののパノラマグリーンではないのでこれで乗り納めとなります。

さすがに一番前の座席を指定することはできなかったので、自席から前面展望を楽しみながら備中高梁へと向かっていきます。

 

岡山駅から35分程度の乗車で目的地の備中高梁駅に到着しました。やくも自体は出雲市まで3時間ほど走行していきますが今回はフリーエリア内での下車が必要だったので、備中高梁を選択、一応やくも停車駅ならば新見駅まで向かうことができます。

スーパーやくもの惜別乗車を果たし、城下町の高梁観光を楽しみます。

 

JR山陽線で県境越え

高梁観光を終えて再び鉄道での移動を再開します。戻ってきた備中高梁駅から伯備線普通列車に乗って山陽線との乗換駅である倉敷駅を目指します。2両編成と短い列車で激混みの予感を感じていましたが、それほどでもなく着席することができました。

ただ途中駅からはかなりの乗車があり、下車した倉敷からは日中にもかかわらずほぼ満員電車の様相でした。さすがに倉敷岡山間2両は短すぎる。

 

備中高梁駅から普通列車に揺られること30分、岡山県内第2の都市である倉敷へとやってきました。人口の多い街というだけではなく、美観地区をはじめとした観光地も多く観光客にも人気な倉敷で途中下車。観光もしていきたいところですが、倉敷観光は以前経験があるので今回はスルー。山陽線に乗り継いで県境を越えた広島県を目指します。

 

黄色の山陽線に揺られて40分ほどで広島県東部の街福山に到着しました。山陽新幹線も停車する福山駅は、東京直通ののぞみ号も停車する中心駅となっています。駅周辺にもマンションやビルが立ち並ぶ様子が見えて中心駅の雰囲気を感じました。

山陽線はこちらも夕方の学生でラッシュに入り始めた時間帯で、かなり混雑していました。

 

いくらお得になったのか

それでは最後にどのくらいお得になったのか調査してみましょう。

岡山駅前~城下 往復 240円

岡山~津山 往復 2,340円

岡山~備中高梁 860円

備中高梁~福山 1,340円

 合計 4,780円

ということで、お得額は580円という結果になりました。

3日間有効の所2日間しか使用しませんでしたが、それでもお得になりました。福山から先、こちらも有名観光地である尾道まではフリーエリア内となっています。3日目があれば観光を楽しみながらもっとお得に利用できたかもしれませんね。

 

ということで以上、岡山ワイドパスの紹介でした。

岡山県をじっくりと旅して巡るのにはぴったりな岡山ワイドパス。岡山県だけではなく広島県東部の観光地も巡ることができます。土日祝日関わらずに利用することができるので、連休など3日間フル活用出来るタイミングをお勧めします。また岡山地区は特急やくもだけではなく様々な特急列車が走り、観光列車も走っています。岡山ワイドパスを用いて鉄道での岡山旅ぜひ楽しんでみてください。

 

この記事は2024年1月上旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【岡山旅行記】鉄道で巡る岡山県の観光地 岡山県旅まとめ

こんにちは。

今回から2024年の旅に入ります。初回は岡山県の旅をまとめて振り返っていきたいと思います。

この記事を投稿した前日の4月6日、岡山と出雲を結ぶ特急やくもに新型車両がデビューしました。それと同時に国鉄時代から活躍してきた381系やくもが引退を始めます。最初に姿を消すのがリバイバル企画として復活したスーパーやくも色。空いているうちに乗っておこうと計画したのが今回の岡山県の旅でした。

そんなスーパーやくもの惜別乗車をメインに、ずっと行ってみたかった岡山城や津山を観光、そして最後は広島空港に抜けるという1泊2日の旅になりました。今回はそんな岡山県の旅をまとめて振り返りたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旅の行程

1日目は羽田から岡山空港へ。岡山市街を観光したのち、津山線に乗って津山へ。津山観光を終えたら岡山に戻り、岡山駅近くのホテルに宿泊します。

2日目は岡山から特急やくもにて備中高梁へ。高梁を観光したのち、再び列車を乗り継ぎ岡山県を後にして福山へと向かいます。福山観光をしたのちに、広島空港へと向かい飛行機で羽田へと帰ります。

 

1日目)雨模様の晴れの国おかやまへ

f:id:gawa67tabimaru:20240404093146j:image

旅のスタートは羽田空港。朝8時の飛行機で岡山空港を目指します。岡山は新幹線シェアの方が多いためB737型機での運航となり、今回は飛行機のそばまでバスで向かうバス搭乗となりました。

せっかくの上級会員デビューフライトでしたが、サクララウンジでゆっくりしすぎて、優先搭乗には間に合わずでした。


f:id:gawa67tabimaru:20240404093149j:image

冬らしく雲ひとつない晴天の中を岡山へと向かって飛んでいきます。冬の特に朝のフライトは関東地方で晴れていることが多く、このように東京都心のビル群を遠くに眺めながら旅立つという感覚を味わうことができます。


f:id:gawa67tabimaru:20240404093142j:image

羽田を出発して1時間ちょっとで岡山空港に到着しました。羽田はあれだけ晴れていたんですが、岡山は曇り空。長い距離を移動してきたことが天気の変化からも伺えます。

岡山空港は市街地とは少し離れた山の中にあるため、岡山空港からはバスで30分ほどかけて岡山駅へと向かいます。


f:id:gawa67tabimaru:20240404093154j:image

岡山といえば桃太郎。岡山駅の目の前には桃太郎の銅像があり岡山駅人気の観光スポットとなっていますが…雨のためご覧の様子。

岡山県は晴れの国おかやまと呼ばれており、年間で雨の降らない日が多い県なはずなのですが、この日は珍しい雨模様。逆に滅多に降らない雨に出会えて貴重だったのかもしれませんね!

 

1日目)念願の岡山城リベンジ

f:id:gawa67tabimaru:20240404093324j:image

岡山駅到着後はまず岡山観光を楽しんでいきます。やってきたのは別名烏城とも呼ばれる真っ黒な天守が特徴の岡山城。岡山には2021年11月に観光しに来ていたのですが、ちょうど岡山城が工事中で足場に囲われた姿しか見ることができず。

ようやくリベンジを果たし、綺麗になった岡山城を中の展示も含めてじっくり楽しみました。


f:id:gawa67tabimaru:20240404093328j:image

岡山城を見学した後は岡山県庁や岡山天満屋などがある繁華街エリアをぶらぶら散策。岡山駅周辺にも商業施設が集まり街の中心地という感じはしますが、この辺りも天満屋をはじめとして歴史ある岡山表町商店街と呼ばれるアーケード商店街になっています。


f:id:gawa67tabimaru:20240404093321j:image

そんな天満屋の地下街にあるフードコートで岡山名物の昼食をいただきます。なんだか見慣れない野菜が載っているラーメンですが、こちらは黄ニラというもので、よく見る緑色のニラの仲間となっています。

そんな黄ニラは岡山が栽培された発祥の地と言われており、現在でも全国生産量の7割を占めています。岡山名産の野菜が載ったラーメンでお腹を満たします。

 

1日目)岡山県北部の津山を観光

f:id:gawa67tabimaru:20240404093433j:image

昼食後は岡山駅に戻り、津山線の快速ことぶきに乗車してやってきたのが岡山県北部の最大都市である津山。岡山からは電気の通っていない線路をひた走ること1時間ちょっとのアクセスとなっています。

この津山は有名人を多数輩出しているほか、観光スポットも充実。代表的なスポットを周りながら街を散策することにしました。

 

まずやってきたのは津山まなびの鉄道館。いわゆる鉄道博物館です。規模としては京都鉄博に遠く及びませんが、京都についで日本で2番目の大きさを誇る扇形機関車庫があります。その車庫を中心としてジオラマや展示、そして津山駅の留置線まですぐ近くにありエンジン音のする気動車を間近で楽しむことができます。

 

続いてやってきたのは津山城天守をはじめとする建造物はほとんど残されていませんが、立派な石垣は今もその姿を残しています。津山の街を一望できる鶴山という山に築かれているため、登るのは階段が多くちょっと大変かもしれませんが、上からの景色がその大変さも少しは和らげてくれるはずです。

 


f:id:gawa67tabimaru:20240404093534j:image

f:id:gawa67tabimaru:20240404093531j:image

津山観光を終えて再び津山線に乗車。岡山まで戻ってきてやってきたのは岡山駅のすぐそばにあるイオンモール岡山。こちらでは岡山をはじめとして瀬戸内周辺のご当地グルメを気軽に楽しむことができるようになっています。

やってきたのはフードコートにあるぶっかけふるいち。倉敷名物のぶっかけうどんを気軽に楽しむことができます。これが絶品なので、岡山に来た際はぜひ。


f:id:gawa67tabimaru:20240404093437j:image

宿泊は岡山駅すぐそばにある三井ガーデンホテル岡山。駅近な利便性と大浴場も付いている快適性を兼ね備えたビジネスホテルとなっています。何よりも朝食には岡山名物が盛りだくさん。レストランではあまり見ないような名物を朝食で一気に堪能することができました。

 

2日目)備中の小京都高梁を散策

2日目を迎え、朝一番でこの旅のメインイベントとも言えるスーパーやくもに乗車していきます。何度か国鉄381系やくもには乗車してきましたが、全て普通席での乗車でした。おそらく最後の乗車になるであろう今回は、スーパーやくもだからこそついてる先頭車のパノラマグリーンを利用しました。

岡山から備中高梁までの35分ほどの乗車でしたが、思い出に残る乗車になりました。さらばスーパーやくも

 

高梁の名所というと備中松山城。条件が良ければ雲海の上に浮かぶ城が見られるとして有名ですが、この日は条件が良かったらしく9時台でもまだ雲海の残りを見ることができました。ただ駅から備中松山城までは写真でも分かる通り距離もあれば標高もかなり差があります。

城に向かうのは断念し、備中の小京都として名を馳せる高梁の街並みを歩いて散策することにしました。

 

歴史的な街並みをはじめ見どころがたくさんある高梁の街ですが、立ち寄ったところを一部紹介します。こちらの写真は頼久寺の庭園。室町幕府を開いた足利尊氏の命によって建立されたお寺で、庭園は江戸時代の初期のものとされています。太陽光を浴びながら、綺麗な庭園を独り占めしながら楽しむことができました。

 

2日目)列車旅で広島県福山へ

高梁観光を楽しんだのちに再び鉄道での移動を開始します。備中高梁駅から伯備線、今度は普通列車に乗って倉敷へ。倉敷もかるーくしか観光したことないので、後ろ髪引かれながらも山陽本線に乗車してそのまま西へと進んでいきます。

岡山は特急列車が多数走っているエリアではありますが、その中でも山陽本線はほとんど特急が走っておらず、山陽新幹線に乗らない限りはほとんど普通列車になります。

 

f:id:gawa67tabimaru:20240404093728j:image

倉敷から40分かけて広島東部の都市、福山へとやってきました。一応東京直通の新幹線のぞみが停車する駅でもありますが、あまり観光のイメージはないかもしれません。

ただ観光地である鞆の浦へのバスが発着するターミナルであるほか、しまなみ海道の入口となる尾道にも程近く、意外と観光客が最初に新幹線を降りる駅かもしれません。

 

そんな福山では駅の真向かいに位置する福山城を観光します。びっくりするほど駅に近く、新幹線駅から福山城の圧巻の天守閣を見ることができます。福山城天守閣は博物館となっており、2022年にリニューアルされたばかり。

綺麗に復元された立派な外観だけではなく、最先端の体験まで楽しめる施設となっていました。

 

2日目)旅の終わりは広島空港

福山駅からはリムジンバスに乗って広島空港へと向かいます。広島空港は広島と福山のちょうどど真ん中あたりの山の中に位置しており、ここ福山からも広島ほどではありませんが1日数本のリムジンバスが運行されています。

f:id:gawa67tabimaru:20240404093818j:image

帰りは1年以上ぶりのANAを利用します。昨年修行のためにJALしか乗っていなかったので、2022年以来の利用となります。広島羽田線JALも就航しており、なんなら広島空港には上級会員が利用できるサクララウンジもあったのですが、ANAを利用。理由は単純でANAがセール中で安く買えたから、でした。


f:id:gawa67tabimaru:20240404093815j:image

まだ日暮れ前の出発になったため、出発直後は夕日に染まる瀬戸内海を見ながらの上昇となりました。この旅で巡ってきた岡山周辺も見えるかと期待しましたが、イマイチ見えず。はっきりと確認することは出来ませんでした。


f:id:gawa67tabimaru:20240404093829j:image

完全に夜になり羽田空港へと到着。ANAは地方路線にも積極的にB787型機などの中型機、大型機を投入しており、今回も国際線でも使用されるB787型機での運航だったのですが、、

まさかのバス到着。ターミナルビルまでバスに乗って向かう必要がありました。まさかこれだけの大きな機材でこうなるとは思っておらず、バスに始まり、バスに終わる旅となりました。

 

ということで以上、岡山県の旅まとめ旅行記でした。

2024年の旅の目標でもある1つの県に注目し、あまり訪れなさそうなところを巡るという旅を早速実行できた旅行となったかと思います。津山や高梁では混雑とは無縁でゆっくりじっくり観光を楽しむことができました。それでも訪れ足りないのが日本の魅力。まだまだ岡山県には未踏の地があるので、今度は新型やくもに乗りつつ訪れたいと思います。

次回からこの岡山旅の様子をじっくりとお届けしていきたいと思います。

 

この記事は2024年1月上旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【宿泊記】コンフォートイン那覇泊港 無料朝食のお手頃ホテル

こんにちは。

今回は沖縄県那覇市にあるコンフォートイン那覇泊港の宿泊記をお届けします。

コンフォートホテルは日本だけではない海外でも展開しているホテルチェーンチョイスホテルズのブランドの一つで、日本各地に展開をされています。その中でも今回宿泊するのはコンフォートインという、メジャーではないブランドですがそれぞれのニーズに合わせた多彩なサービスが提供されているブランドとなっています。

今回宿泊するのはホテル激戦区でもある沖縄県那覇市にあるコンフォートイン那覇泊港。港とあるように離島へ向かう船乗り場に程近い立地で、ゆいレールの駅も近いという好アクセスを誇る立地となっています。ゆったりと過ごせるゆとりあるお部屋と無料朝食が魅力のコンフォートイン那覇泊港をじっくり紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

離島の拠点のアクセス

f:id:gawa67tabimaru:20240401074400j:image

まずはホテルのアクセスから。那覇空港国際通りに面する県庁前などを結ぶゆいレール美栄橋駅が徒歩5分ほどの距離と観光客にも使いやすいアクセスとなっています。

そしてホテルの名前にもなっている那覇のフェリーターミナル泊港へは徒歩4分、信号を1つ渡るだけの高さとなっています。その泊港が写真の場所。上にホテルがついていることもあって見た目は港らしくないですが、座間味諸島や粟国島などへのフェリーが出ています。


f:id:gawa67tabimaru:20240401074404j:image

こちらがコンフォートイン那覇泊港。ビルが立ち並ぶ国道58号線沿いに位置しているため、ホテル外観としては立派なつくりというわけではないですが、一目見てホテルとわかるような建物です。

周辺にはビジネスホテルが多く点在しており、そのためかコンビニやスーパー・飲食店も充実しており、国際通りもすぐではありませんが歩いていける距離となっています。

 

広いシングルルーム

f:id:gawa67tabimaru:20240401074622j:image

続いてはお部屋の様子を紹介していきたいと思います。今回はクイーンエコノミーというクイーンサイズのベッドが1台ある最も客室数の多いお部屋を利用します。お部屋の広さは17㎡と1人で利用するにはそこそこの広さがあります。

部屋の構造的にはドアを開けるといきなりベッドルームがあり、右手のドアの先にトイレやバスルームなどの水回りがあるというスタイルになっています。

 

部屋のドアを開けてすぐ右側には下から冷蔵庫、金庫、お茶セットに電気ケトルがあります。普通ならハンガーやらがあるスペースなのでちょっと違和感があるかもしれません。

 

f:id:gawa67tabimaru:20240401074555j:image

ドアを開けてすぐ左手側にはデスクがあります。デスク自体はかなり広めで電源やスタンドライトも備えられており、ビジネス利用することも想定済みの設備でした。

しかしチェアが長く仕事をするにはちょっと小さめかなと感じました。また部屋内にはこちらの椅子以外のソファ等がないのでくつろぐならベッド上になる場合が多そうです。

 

クイーンサイズのベッドではありますが、電源は向かって右側にのみ用意されていました。ただ小物が置けるような台の用意はなく、台は左側だけにありました。ただベッドがクイーンサイズだったので、1人での宿泊であれば確実に余らせることとなるので、そのあたりに充電中のスマホ等を置けるはずです。

 

部屋の窓側にハンガーの用意がありました。ハンガーの数は4つと1人なら十分な数。沖縄なので12月でもコートや厚手の上着は不要なので、ハンガーを使う機会も少ないかもしれません。その横には消臭スプレーもぶら下がっていました。

 

続いては水回り。コンフォートイン那覇泊港の部屋の魅力として洗い場付きバスであることが挙げられます。那覇のホテルではほとんどがユニットバス、あっても大浴場で温泉があるところはほとんどありません。そもそも熱い気候なので風呂にゆっくりという文化はあまりないかもしれません。

それでも旅の疲れを癒してくれるのはお風呂。洗い場付きバスでゆったりとしたバスタイムを過ごすことができます。

 

最後にお部屋からの景色を紹介します。今回の部屋は4階と低層階がアサインされています。交通量の多い国道58号線の反対側のお部屋で、住宅街ビューとなってました。景色としては特に感動することはなく、明るい時間でもカーテンを閉めておいてましたかね。

もう少し上の階なら海見えるのかな、こちらの写真側の部屋であれば海が見える方なはずです。

 

沖縄名物を楽しめる無料朝食

f:id:gawa67tabimaru:20240401074946j:image

それでは最後にコンフォートホテルの最大の特徴である無料朝食を紹介していきます。ホテル1階にはフロントの他に朝食会場と周辺の案内図やナイトウェアが置かれていました。沖縄のアイスブルーシールも販売されています。


f:id:gawa67tabimaru:20240401074943j:image

まずは朝食会場の入り口に置いてあった沖縄限定のメニューを紹介するボード。日替わりと書いてあるものに関しては日によって2つのメニューのうちのどちらかが提供されているという形となっています。

こういったご当地名物、沖縄料理を朝食として提供してくれるホテルは山ほどありますが、このコンフォートイン那覇泊港では宿泊者無料で楽しめることができます。ここが他とは異なるポイントですね。


f:id:gawa67tabimaru:20240401074950j:image

というわけで写真のような形で持ってきました。品数としては決して多くはありませんが、それでも無料でこのラインナップは豪華すぎます。

メインにくるのはやはりタコライス。タコスミート、サラダ、ご飯がそれぞれ用意されており自ら盛り付けていく必要があります。他にもポーク玉子ができたり、ゴーヤカレー、さんぴん茶などのご当地グルメが揃えられています。


f:id:gawa67tabimaru:20240401075001j:image
ちなみにご飯以外に、パンも用意があります。パンに合わせるのは紅芋バターと黒糖バター。こんなところにも沖縄らしさを感じるひと工夫がありました。デザートはヨーグルト、そしてその上にはマンゴーをトッピング。デザートまで沖縄の味を楽しめる無料にしては充実した朝食となっていました。

 

ということで以上、コンフォートイン那覇泊港の宿泊記でした。

ホテル激戦区とも呼べる那覇市。誰もが知るリーズナブルなチェーンホテルから外資系の高級ブランドまで本当に様々なタイプのホテルがあり迷ってしまうことも多いかと思います。コンフォートインはその中でも比較的安い価格でアクセスもよく、朝食も無料でついてくる、しっかりと特徴があるホテルになっています。選択肢の一つとして参考にしていただければ幸いです。

 

この記事は2023年12月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

watabimaruga.hatenablog.com

【搭乗記】JTA宮古那覇 うちなーの翼で宮古島から沖縄本島へ!

こんにちは。

今回は沖縄の離島路線、宮古空港から那覇空港への搭乗記をお届けします。

沖縄那覇空港を拠点に沖縄県の離島や本州各地との間を結んでいる日本トランスオーシャン航空、通称JTA。うちなーの翼をコンセプトに沖縄と各地を繋げる大事な役割を担っています。またJALグループの一員として、羽田発着の岡山線や小松線にも就航。その認知度を沖縄県以外でも徐々に高めていっている航空会社です。

今回はそんなJTAの運航するドル箱路線でもある宮古那覇線を利用。JALグループでありながら、沖縄らしさを所々にちりばめたサービスがあり機内から沖縄の雰囲気を感じることができます。沖縄を感じる路線と機材、サービスで沖縄を満喫したフライトを紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

うちなーの翼JTA

f:id:gawa67tabimaru:20240322233844j:image

搭乗記の前にまずは日本トランスオーシャン航空のご紹介から。日本トランスオーシャン航空JTAは前身の南西航空から60年近く沖縄に根差した航空会社として沖縄の空を飛び続けています。

沖縄那覇空港を拠点として、中部や関西、福岡といった大都市はもちろん、小松や岡山などの地方都市にも就航。そのほかに宮古や石垣と羽田、関西を結ぶ便を就航させており、まさにうちなーの翼となっています。

 

中部国際空港で撮影した写真を使いながら機体の特徴をお話していきます。JTAの機材はB787-800型機で統一されており、同じ機体を運航するJALと全く変わりのない機体外観に見えますが、ちょっとだけ異なる点があるんです。

まずは機体前方から中ほどにかけての会社名のロゴ。JALとは異なりきちんと「JAPAN TRANSOCEAN AIR」となっています。また操縦室すぐ下にはうちなーの翼のロゴ、機体前方のドア横には沖縄らしくでいごの花が描かれています。

 

宮古空港からサクラジンベエで

f:id:gawa67tabimaru:20240323220234j:image

それでは宮古空港から那覇空港への搭乗記に参りたいと思います。今回利用する便は宮古12:25に出発するJTA558便。使用機材はB737-800型機ですが、美ら海水族館とのコラボで実現した特別塗装機サクラジンベエジェットを利用していきます。

JTAでは同型機材を14機保有しており、サクラジンベエジェットはその中で1つしかない機材になるのでそこそこレアな機材と言えるかと思います。


f:id:gawa67tabimaru:20240323220241j:image

搭乗しました。座席は進行方向左側の後方を指定しました。搭乗率はそこまで高くなく、3+3の座席の片側3席を1人で独占できるほどの混雑具合でした。那覇宮古線は乗り継ぎ需要も含めてかなり混雑しているイメージですが、観光シーズンではないことや平日の昼間便であったことも影響してそうです。

この搭乗より前にJTAの他の機材にも搭乗していますが、機内ではサクラジンベエならではのものなどはなかったかと思います。


f:id:gawa67tabimaru:20240323220227j:image

ほぼ定刻に飛行機が動き出し、並行誘導路がないためすぐに滑走路へ進入。滑走路西端へと向かいターンしてから離陸していきます。出発前の安全ビデオはJTAオリジナルのもの、沖縄っぽさを感じるキャラクターが安全について説明していきます。ただJTAの機材だからといって統一されているわけではないようで、行きの那覇宮古便ではJALと同じ仕様の安全ビデオが放映されました。


f:id:gawa67tabimaru:20240323220237j:image

2000mと短めな宮古空港の滑走路を目いっぱい使うことなく速やかに離陸。天気が悪く雲も低めではありましたが、離陸直後は宮古空港の北側に広がる宮古島中心市街地を眺めることができました。今回の滞在では宮古空港から1歩も外に出ていないため、宮古島市街地の地理勘は全くなく、名残惜しさも余り感じませんでした。


f:id:gawa67tabimaru:20240323220230j:image

全く観光することのなかった宮古島ですが、離陸してから雲に入るまでの一瞬の間だけ空から宮古島を観光。天候が悪いのとほぼ見切れておりはっきりとは確認できませんが、画面左端には宮古島伊良部島を結ぶ観光名所にもなっている伊良部大橋を確認することができました。

 

JTAならではのサービス

f:id:gawa67tabimaru:20240323220410j:image

離陸して10分程度で雲の上に出ました。雲の上は当たり前ですが綺麗な青空。やっと沖縄らしい空が見えるようになりましたが、残念ながら海は全く見えず。

ベルトサインの消灯時間は5分程度とかなり短め。時刻表上のフライト時間も50分と短いので天候によっては消灯する時間が全くないこともあるかもしれませんね。


f:id:gawa67tabimaru:20240323220407j:image

JTAJALグループと基本的には同じサービス内容でWi-Fi環境もJALと同じものが整備されています。

ドリンクサービスでは、JTAならではのドリンクメニューとしてさんぴん茶が提供されています。那覇宮古線のような短いフライトではサービスが提供されない場合もあるので注意が必要です。実際このフライトではドリンクサービスがありませんでした。行きの那覇宮古行の便ではさんぴん茶のみ提供があったので、天候などにも左右されるのかもしれません。


f:id:gawa67tabimaru:20240323220413j:image

こちらはJTAの機内誌です。Coralwayという名前になっておりJALの機内誌とは別でJTAオリジナルになっています。沖縄に密着した記事で構成されているので、ペラペラとめくるのにちょうどいい興味深さがありました。

その他機内エンターテインメントについてですが、機内モニターでは沖縄離島の紹介動画などが流されておりやはりここでも沖縄を感じられました。

 

雨の那覇空港に到着

f:id:gawa67tabimaru:20240322233821j:image

雲の上を15分ほど飛行すると降下を始め雲を抜けて海も見えるようになってきました。進行方向左側席からは海と遠くにちらっと島が見える程度で気づいた時には那覇空港の沖合側に埋め立てられたB滑走路へと進入していました。


f:id:gawa67tabimaru:20240322233814j:image

着陸したB滑走路からはもう1本のA滑走路を渡ってターミナルビルへと向かう必要があり、大雨の那覇空港を少しだけ地上走行して駐機場へと向かいます。那覇空港は駐機場とA滑走路の間に並行誘導路が1本しかないため同時に複数の飛行機が動いているとその動きが制限されることが多くなっています。実際左側にはジェットスターが待たされている状態でした。


f:id:gawa67tabimaru:20240322233818j:image

定刻よりも5分ほど早く、宮古空港から約45分で那覇空港22番スポットに到着しました。お隣にはJTAの同じく美ら海水族館とのコラボした特別塗装機ジンベエジェットが駐機していました。乗ってきたサクラジンベエと合わせて2機の特別塗装機が並ぶ様子を見られたってことですね。あいにく制限エリア内からは確認することはできませんでした。


f:id:gawa67tabimaru:20240322233811j:image

那覇空港は到着と出発の動線が分かれていないため手荷物受取所へ向かうには案内表示をしっかりと確認して向かう必要があります。手荷物受取所にはめんそーれの看板がありました。本州から来る人が大多数ですが、同じ沖縄県内から到着するとめんそーれには少しだけ違和感を覚えますね。

 

ということで以上、JTAサクラジンベエジェットでの搭乗記でした。

本島と距離がある離島が多い沖縄県では、フェリー以外にも飛行機が住民の重要な足となっています。またリゾート地や観光地として人気が高い島へと本州や海外からお客さんを運んでくるのも飛行機の仕事。沖縄那覇だけではなく宮古島石垣島などを中心にまさにうちなーの翼として大活躍しているJTAで、沖縄の雰囲気を感じるフライトを楽しみながら沖縄離島に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

この記事は2023年12月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

watabimaruga.hatenablog.com

【宮古空港】宮古島の玄関口!沖縄離島を感じる島の空港

こんにちは。

今回は沖縄県宮古島宮古空港を紹介します。

沖縄県沖縄本島から西に約300kmの海に浮かぶ大人気リゾート地の離島である宮古島。そんな宮古島へのアクセスは飛行機が主となります。沖縄本島との間にも旅客便のフェリーの運航はなく、もちろん本州方面にもありません。その分、沖縄本島をはじめとして航空便が非常に充実しており、那覇便は1日14往復もあります。そのほかにも羽田、関西、中部との直行便が設定されている他、同じ沖縄県の離島である多良間島石垣島との間にも航空便が設定されています。

宮古島にやってくる、宮古島から出るためには必ず利用することとなる宮古空港宮古島の玄関にふさわしく島の雰囲気を感じれるようになっており、離島空港としては設備も充実しています。今回はそんな宮古空港を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

宮古島の玄関口となる空港

f:id:gawa67tabimaru:20240319083243j:image

宮古島の北西部にある宮古島の中心部のすぐ南側に位置しているのが宮古島宮古空港宮古島沖縄本島、本州各地を結ぶ路線が発着しますが滑走路は1本で2000mの長さとなっています。滑走路に並行する誘導路がないため、滑走路端で一度回転してから離着陸することになっており滑走路の長さも含めて増便や機材の大型化が妨げられています。

ターミナルビルの外観は沖縄っぽさを感じるような赤い瓦が使われており、何重にも屋根が重なった面白い見た目になっています。


f:id:gawa67tabimaru:20240319083240j:image

宮古空港からの地上交通ですが、島内に鉄道は通っていないため公共交通はバス一択となります。しかし空港と宮古島中心部を結ぶ飛行機に接続したシャトルバスなどの設定はなく、島内を走る路線バスの1つの停留所として宮古空港バス停があるといった具合。観光にはレンタカーを用いるのが一般的となっています。

 

南国感じるターミナルビル

f:id:gawa67tabimaru:20240319083816j:image

それではターミナルビル内を紹介していきます。宮古空港のターミナルビルは3階建てになっており、1階がチェックインカウンターや到着口、2階にお土産屋さんやレストランと出発口、3階に展望デッキがあります。一般的な地方空港にありがちな作りになっていますが、中央部が3階まで吹き抜けになっており沖縄の島らしく日差しが差し込む明るい空港となっています。

 

f:id:gawa67tabimaru:20240319083948j:image

まずは1階から。到着口の手荷物受取所です。離島の空港とはいえ、東京からやってくる中型ジェット機もあるため2つのターンテーブルが出迎えてくれます。各空港で工夫を凝らしてお出迎えをしていることが多い手荷物受取所ですが、宮古空港には熱帯魚が泳いでいる水槽が設置されていました。

 


f:id:gawa67tabimaru:20240319083834j:image

f:id:gawa67tabimaru:20240319083838j:image

1階の到着口とチェックインカウンターのエリアです。到着口の目の前には案内所、そして宮古島ではおなじみの宮古島まもる君が設置されていました。チェックインカウンターですが宮古空港ANAJALグループのJTARACが就航しているため、2社のチェックインカウンターが並ぶ形となっていました。

ちょうどクリスマスが迫った時期に訪問していることもあってサンタさんやクリスマスツリーなどがありました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20240321232844j:image

2階には吹き抜けに沿ってお土産屋さんが並んでいます。沖縄のお土産はもちろんですが、宮古島ならではのお土産も揃っており、沖縄本島と合わせて訪問する際もお土産被りなどは気にしなくてもいいような品揃えでした。


f:id:gawa67tabimaru:20240321232856j:image

お土産屋さんが並ぶエリアを抜けるとレストラン街になっています。レストランは3店舗で沖縄料理、宮古そば、そして日本では沖縄にしかないハンバーガーチェーンのA&Wが入っています。宮古島でもエンダーが食べられるのは超うれしいですが、今回の滞在では沖縄本島でエンダーに行けるので、今回は宮古そばを選択してみました。

 


f:id:gawa67tabimaru:20240321233019j:image

f:id:gawa67tabimaru:20240321233022j:image

今回頂いた宮古そば。沖縄そばの中の1つの種類でそこまで明確な違いがあるというわけではありませんが、特徴的ことが1つだけあります。それがこの見た目。写真左側の状態で提供されるのが宮古そばです。具が載っていないのが宮古そば…ではなくて、具材が麵の下に隠されており、自分で発掘する必要があるのが宮古そばとなっています。


f:id:gawa67tabimaru:20240321232852j:image

同じ2階の制限エリア内へとやってきました。羽田便がある割には制限エリアが少し手狭な印象で、本州便と那覇便が重なったりするとかなり混雑するのではないかと思います。制限エリア内にはお土産屋があり、買い忘れのお土産を最後に調達できるほか、軽食コーナーもありジューシーおにぎりなどが販売されていました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20240321233121j:image

制限エリア内、宮古空港のAとB2つの搭乗口に挟まれたエリアには巨大な液晶ディスプレイが設置されており、宮古島に関する広告が流され続けていました。観光客にとっては帰路に着く直前のタイミングで見ることになるとは思いますが、それでも次回の旅も宮古島へという宣伝になるのかもしれません。いずれにしろこの大きさの画面で宣伝していれば目には付きますね。

 

飛行機と市街地を望むデッキ

f:id:gawa67tabimaru:20240321233155j:image

最後にターミナルビル3階にある展望デッキを紹介します。デッキはすべて屋根に覆われているというわけではなく開放感のあるつくりとなっています。訪問時のように雨の日だとフェンスそばまで行けない場所もあるので注意が必要です。

またフェンスはかなり高く厳重に設置されていますが、間隔が広いこととカメラ穴があることから普通のスマホカメラなどであれば撮影は問題なく出来そうです。


f:id:gawa67tabimaru:20240321233152j:image

駐機場に止まる飛行機の向こう側には並行誘導路のない滑走路があり、そしてその先に見える街並みが宮古島の中心部の街並み。離島ということで高い建物はありませんが、それでも建物が密集しているように見えます。

ちょうどこの日は東京からやってきたANAの中型機B767型機がいました。小型機に比べるとかなりの迫力がありました。ギリギリB787型機までであればやってくることができるようです。

 

展望デッキからはギリギリ海も眺めることができます。滑走路端のもっと向こう側、天気が悪く空との分かれ目がはっきりと確認できませんが、それでもちゃんと海は見えています。デッキから飛行機と青い海と空を眺めれば空港から出ずとも宮古島に来たという実感を得ることができそうです。

 

ということで以上、宮古空港の紹介でした。

宮古島と本州・沖縄本島を結ぶ唯一の交通手段である飛行機。そして宮古島に来るならば必ずといっていい程使うことになるのが宮古空港でした。空港はその地域をコンパクトに楽しめるような工夫がされていることが多く、宮古空港も例外ではなく、食事やお土産、そして建物の雰囲気まで沖縄の離島を感じることができる空港となっていました。ちなみに宮古島と橋で結ばれた伊良部島と橋で結ばれた下地島にはみやこ下地島空港という空港があります。ここには東京から直行便も出ており、こちらも特殊な空港となっています。ぜひこちらも利用してみてはいかがでしょうか。

 

この記事は2023年12月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

watabimaruga.hatenablog.com

【搭乗記】RAC宮古多良間 20分のフライトで多良間タッチ

こんにちは。

今回は宮古空港から多良間空港への搭乗記をお届けします。

沖縄県の中でも人気のリゾート地である宮古島。そしてもう一つ人気リゾート地である石垣島との間にあるのが今回の目的地となる多良間島多良間島は二次離島となっており、沖縄本島から直結する航路や航空便がない島となっています。そんな多良間島へは宮古島から船と今回利用する飛行機が出ており、宮古島からのアクセスが基本となっています。

宮古島多良間島の間には1日2往復が設定されており、今回はその午前便であるRAC891便を利用します。宮古空港を9:25に出発、多良間空港には9:50には到着するという時刻表上でも25分の短いフライトです。ただフライトの様子を紹介するだけでは短すぎるので、今回は多良間空港の様子、そして多良間タッチという乗ってきた飛行機に再びそのまま乗り込んで宮古空港へと戻るまでを一気にお届けしたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

宮古島からプロペラ機で出発

f:id:gawa67tabimaru:20240316104422j:image

沖縄県宮古島宮古空港へとやってきました。宮古島へ行くには沖縄本島も含めて飛行機のみの移動手段となっており、まさに宮古島の玄関口として機能している宮古空港です。那覇便の他に東京・大阪・名古屋・福岡とも直行便で結ばれており、宮古空港自体はお客さんも多く活気がある状態でした。

 

f:id:gawa67tabimaru:20240316105737j:image

宮古空港の保安検査場通過後のエリアはあまり広くはなく、東京などの本州への直行便で中型機がやってくると混雑することもあるかもしれません。宮古空港は搭乗口がAとBの2つあり、今回利用する多良間便はAの搭乗口から搭乗していきます。

最近はANAJALが利用する地方空港で共通化されたゲートが導入されていますが、訪問時の宮古空港ではまだそれぞれの改札機が設けられていました。


f:id:gawa67tabimaru:20240316105729j:image

搭乗口を通過してからも少々歩き、階段もおりて駐機場へと出てまいりました。多良間空港便はプロペラ機での運航となり、搭乗橋が付くことはなく徒歩での搭乗となります。この日は大雨だったため傘を持って機体のそばまで向かっていきます。天気が良ければいいですが、雨だと乗り込むまでに確実に濡れてしまいますね。


f:id:gawa67tabimaru:20240316104419j:image

今回は進行方向左側の窓側席を指定。窓側ではありますが真横にはエンジンとなるプロペラが位置しており、視界の上半分は遮られている形となっています。機材はボンバルディアのDHC8-Q-400で、客室が少し削られ貨物室が拡大したタイプとなっています。沖縄県の離島に住み人々の足であるとともに物流の要ともなっているのが琉球エアコミューターの路線です。

 

f:id:gawa67tabimaru:20240316104526j:image

飛行機は基本的に後退ができませんが、プロペラ機はコンパクトなため自走してスポットを離れて宮古空港の滑走路へと進んでいきます。プロペラ機らしく滑走を始めてからすぐに離陸。眼下には宮古島中心市街地で建物が密集しているエリアを眺めながら、一度北東方向へと離陸していきます。

機内は満席で、島に関係する人が多いような見た目を感じました。観光客や修行僧はかなり少なそうな乗客構成となっていました。

 

20分程度の短いフライト

f:id:gawa67tabimaru:20240316104651j:image

宮古空港を飛び立つと南側に旋回しながら進路を西へと変えていきます。悪天候ということもあって雲が低くプロペラ機かつ短距離路線のため雲に入るか入らないかくらいの高度を飛んでいきます。

雲の隙間からは宮古島から橋で結ばれている来間島を眺めることができました。ちなみに宮古島には伊良部島池間島という橋で結ばれた島があと2つほどあります。

 


f:id:gawa67tabimaru:20240316104726j:image

f:id:gawa67tabimaru:20240316104729j:image

その後はひたすらに海上を飛行。雲に隠れたり、隠れなかったり中途半端な高度を飛行していきます。陸地の姿も見えず、もちろん機内Wi-Fiも存在しないのでどこを飛んでいるかわからないフライト時間が過ぎていきます。ベルトサインが消灯することもありませんでした。


f:id:gawa67tabimaru:20240316104641j:image

しばらく飛行し高度を下げて海面が迫ってくるのが分かると沖縄の島の周辺に広がるサンゴ礁が見えてきました。明らかに天気が悪くてもここまできれいに見える沖縄の海、さすがです。天気が良ければもっと綺麗に見えるはず。

 

サンゴ礁にだんだんと近づいていくとすぐに多良間島が見え、そのまま滑走路へと南側から進入して着陸しました。多良間空港多良間島の西端に位置しているため南側から空港へと向かっていくと進行方向右側席からならば島の全景を見ることができたはずです。

多良間空港は滑走路が1本で平行する誘導路がないので、着陸後は滑走路の北端へと向かいくるっと回転してから駐機場へと入っていきます。

 

これぞ離島の多良間空港

f:id:gawa67tabimaru:20240316105809j:image

フライト時間でいうと17分ほど、飛行機に乗り込んでから降りるまでは35分ほどで多良間島へと上陸しました。多良間空港にはプロペラ機しかやってこないのでボーディングブリッジはなく歩いてターミナルビルへと向かっていきます。

島の天気は変わりやすいもので降機時の多良間島は風は強いながらも雨は降っておらず、島の風を感じながらターミナルビルへと入っていきました。


f:id:gawa67tabimaru:20240316105802j:image

多良間空港の中は3階建てになっており、1階はチェックインカウンターや出発・到着口、2階は吹き抜けと事務所関連、そして3階は展望デッキとなっています。規模感はかなり小さいですが、売店やレストランもある立派な空港です。もちろん広さはそこまでありませんが島の空港を感じられる空港ターミナルビルでした。

 

乗ってきた飛行機の折り返し宮古空港行きで帰りますが、一瞬だけ多良間空港の外に出てきました。ちょうど右側には村営の中心部へと向かうバスが止まっていました。

多良間空港の外観だけでいうと地方の公民館のような見た目。到着した乗客が出迎えの人たちと再会を喜んだり、島ならではのコミュニティが垣間見え、それもより一層島に来たという感覚を増幅させてくれました。

 

帰りも20分のフライト

f:id:gawa67tabimaru:20240316105819j:image

多良間空港をちょっと見学したのちそのまま保安検査を通過して、搭乗待合室へと向かい再び乗ってきた機材を使って宮古島へと戻ります。つい先ほど多良間島到着時には雨が降っていない状態でしたが、20分ほど経ち再び飛行機に搭乗する頃には大雨。強風も吹き荒れていたことから傘も貸し出しはなく雨を全身で受け止めながら飛行機に向かっていきます。

 

同じ機材で今度は多良間空港の北側へと向けて離陸。またしても進行方向左側座席だったため離陸時に多良間島の全景を見ることはできませんでした。北向きへと飛び立ってすぐに東向きへと旋回しそのまままっすぐに宮古島へと進んでいきます。

多良間島では搭乗時大雨だったにもかかわらず、航路上の天候は行きより良さげ。雲の下を飛行しているタイミングでは綺麗な宮古ブルーの海をみることができました。


f:id:gawa67tabimaru:20240316105041j:image

行きと同じフライト時間20分程度で宮古空港へと到着。約1時間半で多良間島へといって帰ってきてしまいました。行きと同じくボーディングブリッジは付かないので飛行機から降りたのち歩いてターミナルビルへと向かいました。

 

ということで以上、宮古多良間の搭乗記でした。

短い時間のフライトでしたが、平日のフライトでも往復ともに満席の人気っぷり。観光客などはほとんど見かけませんでしたが、その分島民の足として必要不可欠な路線であるということを肌で知ることができました。また多良間空港の雰囲気もこれまで体験したことのない空港で、島の人たちの仲の良さを垣間見て一瞬でも島にいるという実感がわきました。

序盤でも説明していますが、宮古多良間は1日2往復あるため日帰りで観光することも可能となっています。ぜひ次はどんな島なのかじっくり観光して回りたいですね。天気もいいといいな…

 

この記事は2023年12月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

watabimaruga.hatenablog.com

【三沢空港】米軍と共用のこじんまりした青森県2つ目の三沢空港

こんにちは。

今回は青森県三沢市に位置する三沢空港を紹介していきます。

青森県八戸市を中心とする南部地方の空の玄関口となっている三沢空港青森空港は八戸とはかなり距離がある青森市にあるため、三沢空港にも羽田線が就航している他、札幌線・大阪線が就航しています。このように各地に路線を持っている割には空港規模が小さめなのが三沢空港三沢空港は空港自体の敷地は広く米軍、そして航空自衛隊との共用空港となっています。そこに間借りするように民間用のターミナルビルが存在するため、かなり小さな規模となっています。そんなコンパクトにまとめられた三沢空港の様子をお届けしたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

アクセスと空港周辺の見どころ

f:id:gawa67tabimaru:20240308175148j:image

三沢空港青森県三沢市の東端、太平洋もそこそこ近い海沿いに位置しています。青森県には県都青森と弘前を中心とする津軽地方、八戸を中心とする南部地方の2つに分けられることが多くなっています。そのうちの南部地方の玄関口としてあるのが三沢空港。導入でも触れたように米軍、自衛隊との共用空港となっており、民間のターミナルビルが市街地東側へと追いやられている格好となっています。


f:id:gawa67tabimaru:20240308175144j:image

三沢空港のアクセスはバスが基本になります。バス路線は1つのみで、三沢市役所、三沢駅経由で本八戸駅へと運行がされています。航空便に合わせて運行されており、1日5往復で八戸市街地と三沢空港の間を55分ほどで結んでいます。


f:id:gawa67tabimaru:20240308175151j:image

空港としてはかなり珍しく、ターミナルビルから徒歩5分ほどの場所に天然温泉を楽しめる施設があります。レンタカー屋さんより近いという超好立地の温泉です。

他に歩いていくには少し距離がありますが、空港の敷地のすぐそばに三沢航空科学館という飛行機の博物館があります。土日祝限定で空港から航空科学館へシャトルバスも運行されているようです。

 

コンパクトな空港ターミナル

f:id:gawa67tabimaru:20240308175551j:image

続いて空港のターミナルビル内を紹介していきます。ターミナルビルは3階建てで1階が到着口とチェックインロビー、2階が出発口、3階に展望デッキがあります。

まずは1階の到着口。かなり小さい規模ではありますが、手荷物受取所にはターンテーブルが1つ用意されています。到着口を出ると青森らしくねぶたを模したモニュメントがお出迎え。レンタカーのカウンターも到着口周りにありました。

 


f:id:gawa67tabimaru:20240308175636j:image

f:id:gawa67tabimaru:20240308175639j:image

到着口の正面と隣には三沢市や周辺自治体のPRコーナーが用意されています。三沢という地名自体はあまり馴染みがないかもしれませんが、周辺には八戸、奥入瀬渓流の玄関となる十和田、下北半島など観光地が点在しています。

また三沢には星野リゾートが運営する青森屋というかなり人気のホテルがあり、三沢空港からは送迎バスも出ているようです。

 

f:id:gawa67tabimaru:20240308175503j:image

到着口の反対側にはチェックインカウンターが並びます。三沢空港JALのみが就航しており、カウンターもJALのみとなっています。東京便のチェックインの時間帯になると人で賑わっていました。

客層の特徴として米軍基地があることが関係しているのか、外国人も多いようでした。

 

f:id:gawa67tabimaru:20240308175910j:image

2階にやってきました。2階は出発口と売店レストランが位置しています。まず気づいたこととしてエスカレーターがありません。1階から2階へは写真目の前の階段を使うか、建物端にあるエレベーターを用いる必要があります。

建物がコンパクトにまとまっていることもあって、階段を上がると目の前が保安検査場の入口。チェックインカウンターから最短距離で制限エリア内へと進むことができます。

 


f:id:gawa67tabimaru:20240308180025j:image

f:id:gawa67tabimaru:20240308180022j:image

保安検査場を正面にして右手側には三沢空港内唯一のショップ、左手にはレストランがあります。制限エリア内に売店がないので、お土産や飲食物はこちらで購入しておく必要がありそうです。

ショップでは青森のお土産がこれでもかと取り揃えられており一通りなんでもあるといった印象です。特徴的なのは自衛隊グッズが販売されていたことでしょうか。

 

f:id:gawa67tabimaru:20240308180110j:image

こちらはレストランでいただいた牛バラ焼きセット。十和田の有名なご当地グルメです。その他にもホタテフライやさば味噌、三沢ごぼうかき揚げうどんなどご当地グルメもしっかり取り揃えられていました。

レストランは駐機場に面して窓があり、外の飛行機の様子を眺めながら食事を楽しめるようになっています。

 

見やすい有料の展望デッキ

f:id:gawa67tabimaru:20240308180223j:image

それでは最後に展望デッキを紹介します。展望デッキへはレストランを超えた先にある階段から向かうことができます。展望デッキは有料で大人100円、12歳以下は無料で利用できますが、2階から3階へと上がる階段の前でお金を投入して階段を上がっていきます。

 

f:id:gawa67tabimaru:20240308180229j:image

それでは屋上の展望デッキへとやってきました。屋上は完全にデッキのみとなっており、デッキはかなり広めにとられています。特徴的なのがデッキにはありがちな柵。かなり低い位置での設置となっており、デッキから飛行機を撮影したりする際には柵が邪魔にならないようになっています。人の高さまで柵があるのが当たり前なので非常に新鮮に感じました。


f:id:gawa67tabimaru:20240308180226j:image

デッキから駐機場を見るとこのようになっています。全体的にコンパクトなこともあって飛行機をかなり近くに感じることができます。また、滑走路や誘導路のあるエリアと駐機場との間には柵が設けられており、ここでも米軍との共用空港であることの特徴を確認することができました。


f:id:gawa67tabimaru:20240308180219j:image
スマホで撮影したため少し見にくくなっていますが、共用空港となっているだけあって民間機以外の離発着を見ることができるのも三沢空港のデッキの特徴の1つとなっています。ちょうどアメリカ軍の旅客機が離陸していくところを見ることができました。民間機の駐機場エリアは滑走路端にあるので、離着陸の飛行機は確認しやすいかと思います。

 

ということで以上、三沢空港の紹介でした。

青森県南部地方にある三沢空港、県を代表する空港というわけではありませんが、小さくまとまりながらも羽田便をはじめとしてかなりの便数が確保されています。しっかりと青森を感じられるターミナルビルになっているので、青森県の東側に目的地がある際には利用してみてはいかがでしょうか。また周辺の航空科学館や温泉も魅力的。日帰りで訪れて周辺観光を楽しむなんてもゆったり過ごすことができるのでいいかもしれません。

 

この記事は2023年11月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。