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【観音寺旅行記】瀬戸内の絶景スポットが揃う観音寺観光 瀬戸内絶景旅⑥

こんにちは。

新年1本目の記事から通常運行で参ります。

今回は香川県の観音寺観光の様子をお届けします。

香川県の西端に位置している観音寺市愛媛県へ向かう途中にスルーされてしまいがちな街ですが、実はフォトジェニックな観光スポットが多い街として有名になってきています。許された滞在時間は少なく、観音寺を代表する観光地すべてを回り切ることは不可能でしたが、一度は見に行きたい砂絵と瀬戸内海を眺められる温泉を堪能してきました。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

香川県西端のまち観音寺へ

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早朝の快速マリンライナーで岡山から瀬戸大橋を渡って高松へとやってきました。せっかく高松までやってきたのですが、高松観光は2021年にじっくりと行っていたのでスルー。乗ってきた快速マリンライナーに再び乗車し坂出駅普通列車に乗り換えて観音寺駅を目指します。


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予讃線を進んでいくと海岸寺駅と詫間駅の間で瀬戸内海に面して走る絶景の区間を通っていきます。観音寺までの乗車では瀬戸内海の絶景を楽しめるのはこの区間くらい。車窓に注目しておいた方が良さそうですね。特に特急に乗車していると一瞬で過ぎ去ってしまいます。

 

高松駅から乗り換え時間も含めて1時間20分ほどで観音寺駅に到着しました。日本一面積が狭い香川県ですがそれでも県庁所在地高松から西の端までくるにはかなりの時間を要します。

観音寺駅は松山へ向かう特急しおかぜ・いしづちも停車する駅で、これらを使えば高松からは45分ほど、岡山からは1時間ほどの距離になります。観音寺という地名はそんなの通り四国八十八箇所霊場の一つ観音寺が位置することから来ています。ちなみにお寺の名前は「かんのんじ」、市の名前は「かんおんじ」です。

 

観音寺駅を出てまっすぐ進んだところに観音寺の観光案内所があります。こちらで観音寺観光の足となるレンタサイクルを借りていくことにしました。

観光自体はレンタサイクルなしでも回ることが出来る距離ではありますが、今回帰りの時間がかなりタイトなので借りることに。200円で借りることができるので、コスパも優れおすすめです!!

 

なぜここに!?銭形砂絵

自転車を漕ぐこと10分少々、最初の目的地である琴弾公園に到着しました。この琴弾公園の中に観音寺の有名スポットであるあの砂絵があります。駐車場も完備されておりアクセスは基本的には自家用車となります。バス停は特に見当たらず、公共交通機関ならやはりレンタサイクルか徒歩になります。

 

駐車場にレンタサイクルを置いて砂絵を見るために展望台へと向かいます。砂絵は文字通り砂浜に描かれた絵なので、地上からはなかなかその全景を見ることは難しいです。したがってどうしても山に登る必要が出てきます。そこまでキツい登山ではないので絶景を見るためだと思って少しだけ頑張りましょう。

 

登ること十数分展望台が見えてきました。台数は非常に少ないですが、駐車場もあるため車で登ってくることもできます。大多数の人が車で来ているようでした。

そこまで広くはない展望台ですが、屋根もあり、もちろん銭形砂絵に関する案内板も設置されています。こちらの展望台から見ると観音寺を代表する絶景を眺めることができるんです。

 

それがこちら!瀬戸内海!の前に明らかに木がない部門があります。そこにあるのがわざわざ山を登って眺めに来た砂絵です。人が作ったものではありますが、周囲の景色と溶け込まない異質な感じがしました。

銭形砂絵といい、江戸時代に流通していた小銭である「寛永通宝」の文字が砂絵内に描かれています。

 

拡大すると寛永通宝の文字がしっかりと確認できます。

こちらの砂絵は書かれている文字からもわかるように、江戸時代の寛永年間に当時の藩主を歓迎するために一夜にして作られたものであるという言い伝えがあります。書かれた当時から地元の人たちによって守り続けられ、現在もこのような姿を拝むことが出来るです。

さらに近年は金運アップのパワースポットとしても人気を集めている観光地になっています。

 

展望台のある琴弾公園内には他にも観音寺市内を眺めることのできるビュースポットも用意されています。観音寺市は産業としては農業が中心で高い建物はあまりなく郊外という印象が強い町並みになっています。

高松へも通勤に時間がかかり、どちらかというと工場の多い愛媛県四国中央市などの方が通いやすいように感じます。

 

銭形砂絵を横から見ようと地上に戻ってきて近づいてみると、ご覧のように砂地が広がっていることはわかりますが、寛永通宝の文字は全く確認できませんでした。

せっかくなら砂絵の上に立ってみたいという気持ちはありますが、砂絵付近は立ち入り禁止区域になっています。重要な文化財になるので、立ち入って荒らしてしまうわけにはいかないので、展望台から見て楽しむようにしましょう。

 

琴弾公園の近くには小さいながらも道の駅ことひきがあります。こちらでは観音寺の名産品を販売しているお土産屋さんやレストラン、そして銭形砂絵に関連して世界のコイン博物館なるものまでありました。
イメージしていた道の駅よりはだいぶこじんまりした規模ではありますが、情報収集など地域の観光の拠点にはなりそうです。

 

瀬戸内海を望む絶景温泉で一息

銭形砂絵付近の有明浜と呼ばれる砂浜から右側にある山を見ると山頂付近に何やら構造物があります。望遠レンズで撮影してみるとその正体はなんと鳥居です。

そう、ここは観音寺のもう1つの絶景観光スポットである高屋神社。標高404mの山頂付近にある本宮からは瀬戸内海の絶景を鳥居越しに眺められるようになっています。ここが「天空の鳥居」と呼ばれる人気スポットになっています。

こちらの高屋神社も公共交通機関ではかなり辿り着きにくく、さらには銭形砂絵の展望台とは比較にならない本格的な登山が待ち構えています。

 

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観音寺での観光のラストは瀬戸内海の絶景を眺めながら温泉に浸かりにやってきました。訪れたのは琴弾回廊という温泉施設です。営業時間が11時からで観音寺駅の出発時間は12時ちょっとすぎ。温泉に浸かっていられる時間を少しでも伸ばすためにもレンタサイクルを借りたのでした。

それでも時間は限られているため、開館時間の11時とほぼ同時に入館して温泉を楽しむことにしました。


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温泉の中の様子を撮影することはもちろんできませんが、簡単に紹介していきます。

内風呂と露天風呂があり、お湯の種類はかなり多め。海沿いを活かした海水温泉から香川の名産オリーブオイルを使用している薬湯など様々な種類の温泉を楽しめます。

またもちろんオーシャンビューの温泉。短い時間ながらも天然温泉と瀬戸内海の絶景を堪能することができました。

写真は休憩処のデッキからの景色。ここまでの近さとはいきませんが、風呂から瀬戸内海を楽しめるのは最高な時間でした。

 

休憩処にあったのは愛媛県のご当地飲料ブランドらくれんの瓶牛乳。そんなご当地を楽しみながら、絶景を眺めながら風呂上がりのひと時を過ごすことができます。

が、時間ぎりぎりまで温泉を楽しんでいた筆者にそんな時間があるわけなく、景色を見て写真を撮って退散しました。

 

 

ということで以上観音寺旅行記でした。

香川県の西部や愛媛県の東部って高松松山の移動をする際に通り過ぎてしまうような地域で、これまであまり注目することがありませんでした。特にわざわざ降りて観光しようなんて全く思いませんでした。

しかし最近、観音寺周辺では今回取り上げた銭形砂絵や天空の鳥居が写真映えするような絶景を楽しむことが出来ると話題になっています。さらに観音寺市ではありませんがすぐ近くに日本のウユニ塩湖などと呼ばれる父母ヶ浜もあります。香川県は高松琴平などの古くからの観光地、そして芸術祭で知られる瀬戸内海の島々、だけではなく西部には絶景を売りにしたスポットが点在している魅力的な県です。

是非通り過ぎずに、香川県観光を楽しんでみてください。

 

この記事は2022年10月上旬の情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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