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【琴平旅行記】こんぴらさんの長い階段を登る 瀬戸内絶景旅①

こんにちは。

今回は香川県の琴平の旅行記をお届けします。

琴平といえばこんぴらさん金刀比羅宮に参拝しつつ、参道に広がるお店や麓に広がる温泉街をぶらぶらと歩いて楽しみます。

メインとなるのはもちろん金刀比羅宮。階段の段数が非常に多いことで知られる金刀比羅宮ですが、舐めてかかると痛い目を見ることになります。そんな大変さも含めて琴平観光をじっくりと紹介していきます。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

岡山駅から一気に琴平へ

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岡山空港からリムジンバスに乗ってやってきたのは岡山駅山陽新幹線だけではなく山陰、四国へと向かう特急の起点となる駅でもあり、人がとにかく多い駅です。

四国方面のホームは統一されており、5〜8ホームを使っています。この4つのホームから四国各地への特急、マリンライナー、児島や宇野へ向かう瀬戸大橋線までも出発していきます。

 

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乗車するのは特急しおかぜ松山行きです。この列車だと琴平へ直接向かうことはできず、乗り換えが必要になります。

この後の高知行き特急南風なら直接向かうことができますが、時間の都合上途中での乗り換えを選びました。

 

瀬戸大橋を渡り終えて四国に上陸。車窓からは日本一の高石垣を誇る丸亀城を見ることができます。

四国に入ると宇多津、丸亀、多度津と細々と停車を続けていきます。この辺りはどの駅も特急が止まり、列車の本数も多いので利便性は高そうです。

 

特急しおかぜを予讃線土讃線が分かれる多度津駅で下車します。讃岐国伊予国土佐国を結ぶ路線だから予讃線土讃線、分かりやすくていいですね。

多度津駅からは気動車1両編成で徳島県阿波池田まで向かう普通列車に乗り継ぎます。1両ながらもかなり多くのお客さんが乗っていました。


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多度津駅から17分ほどで琴平駅に到着しました。琴平駅でほとんどの乗客が下車していきます。さすが祝日の観光地。駅の時点からかなりの賑わいがありました。

 

金刀比羅宮の参道を歩く

それでは琴平駅からまずは金刀比羅宮へと向かっていきます。JR琴平駅を出てまっすぐ、右手に琴電琴平駅を見ながら進んでいきます。

早速金刀比羅宮門前町鳥居が見えており、その奥には門前町が広がっています。この門前町にはこんぴら温泉と呼ばれる温泉が湧き、大きな旅館がいくつも立ち並んでいるエリアになっています。

 

駅からまっすぐ進み、突き当たりを左に曲がって参道へと進んでいきます。この通りは神明町商店街と呼ばれる通りで、温泉旅館や琴平銘菓灸まんのお店などが並んでいます。参道に比べると少し穏やかな様子です。

 

しばらく進むと右側に参道が現れます。参道が始まる入り口周辺に駐車場が位置しているので、この辺りから人の量が2倍、3倍にも膨れ上がります。さすがは祝日、大賑わいの金刀比羅宮参道です。

昼時ということもあって参道に数店舗あるうどん屋は大行列。さすがうどん県ですね。

 

まだまだ参道の両側にはお店が並ぶ状態が続きますが、ついに階段が始まってしまいます。階段が続く参道のお店ではやはりレンタル杖が店頭に出されていました。この時は余裕だからと思い無視していましたが、後々後悔することになります。

 

本殿へ続く長い長い階段

両側にあるお店が途切れることなく、また階段も途切れることなく一の鳥居が出現。ここまででも階段をかなり上がっているのですが、やっとここから始まりかと少し諦めそうになってしまいます。

諦めるなら第一ポイントはこの一の鳥居のところかと思います。

 

しばらくお店と階段が続き、到着したのは大門。大門は1650年に建てられた歴史ある建造物になっています。門の写真も撮ってはいましたが、あまりにもお客さんが多く加工しようもなかったので、大門から見た景色をどうぞ。

ここまでで365段もの階段を登ってきていることになります。しかしそれでも半分程度。本宮は遠いです。

大門を帰ると参道の雰囲気は一気に変わり、両側のお店は無くなります。その代わりに木々が目立つようになり神域を感じるようになります。

それでも本宮はまだまだ遠い。ひたすらに階段を登って上へと進んでいきます。

 

本宮へと上がる途中にカフェレストランがあります。こちらは資生堂パーラーが運営する神椿というお店。軽食やスイーツを扱うカフェと本格的なコース料理を楽しめるレストランと利用形態に合わせて用意されているみたいです。
階段でいうと500段ほどのところに位置しているのですが、どうやらここまではタクシーで来ることができるみたいですね。

 

階段を登り続けてやっとゴールが見えてきました。登っている人の中には階段がつらそうなお年寄りから、元気よく階段の段数を数えながら進む小さい子ども、そして散歩中?のわんちゃんまでバラエティ豊かな客層がこんぴらさん参りを楽しんでいました。

かなりキツイのはキツイので、できるなら杖をレンタルした方がいいです。手すりもしっかりと整備されてるわけではありませんでした。

 

階段を登り続けること785段、金刀比羅宮の御本宮に到着しました。さすが祝日参拝するのに列が出来ていました。

日本全国にある金刀比羅神社総本宮である金刀比羅宮。本宮では海の神様である大物主神と平安後期の保元の乱で知られる崇徳天皇が祀られています。

 

本宮の前からは讃岐平野の景色を楽しむことができます。前の看板によると瀬戸内海まで見渡すことが出来るようでしたが、それは叶わず。

それでもこの景色は長い長い階段を登ってきたかいがあるように感じます。非常にきつい思いをして、秋なのに汗をかくほど疲れた体に吹き抜ける冷たい風がご褒美のようでした。

 

琴電琴平駅とJRの琴平駅

琴平は2つの鉄道が通っている街です。1つは乗車してきたJR土讃線。そしてもう一つが香川県高松を中心に走る高松琴平電気鉄道、通称ことでんです。

JR高松駅は海に近く、高松の中心部からは少しだけ離れているので、利用するホテルによって、また飲食店の多いエリアに行きたい場合はことでんを利用した方が琴平から直接高松の中心部に向かうことができます。

 

琴平駅に戻って参りました。駅舎は大正時代に作られたもので、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

駅構内は待合室やお土産を扱うセブンイレブンまでありさすが観光地の玄関口となる駅だけあります。やはり岡山行きの特急の時刻が迫ってくると駅も混雑してくるような印象でした。

 

そんな琴平駅にはJR四国の観光列車四国まんなか千年ものがたり専用の待合室があります。四国まんなか千年ものがたりは大歩危駅多度津駅を1日1往復する列車で、車内では四国山地が作り出す絶景を眺めながら四国の美味しいグルメを楽しむことができるそうです。いつかは乗ってみたいかなり高級めな観光列車です。

 

琴平駅の発車標です。岡山行きの特急南風には謎の顔のマークがついています。なんだこれと思って改札内に入って列車を待っていると…

やってきたのはアンパンマン塗装の特急南風でした。少しユニークなところも垣間見えたJR琴平駅でした。

ちなみに連休最終日ということもあり昼時ながら岡山行きの特急南風は自由席に行列ができており、車内もかなり混雑しているようでした。さすが連休です。

 

 

ということで以上琴平の旅行記でした。

琴平に訪れたら必ずと言っていいほど参拝するであろうこんぴらさん。階段がとんでもなくキツイことを事前に知った上で挑むべきでしょう。おそらく途中で断念する人もいるはずです。知っているのと知っていないのとでは心持ちが変わってきますからね。

今回は時間の関係で参道グルメを楽しむ余裕はありませんでしたが、参道には美味しそうなものがたくさんありました。再訪したらもう登るのはいいけど、参道のグルメは楽しみたいですね。

 

この記事は2022年10月上旬の情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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