こんにちは。
羽田空港へのアクセスというと東京モノレールや京急、またはバスという手段があります。高速道路も羽田空港を経由しており駐車場も多いため自家用車という手段もあります。羽田空港というと今挙げたような手段でしか近づくことが出来ないと思われがちですが、なんと歩いて向かうこともできるんです。
旅行の前後には少し難しいかもしれませんが、たまには気分転換を兼ねて歩いてみるのも面白いのではないでしょうか。
見どころも含めて紹介していきたいと思います。
以下目次です。
それではスタート!!
京急川崎駅から羽田空港に行かない支線
羽田空港へのアクセスでも知られる京急線の京急川崎駅へとやってきました。
このまま乗っていれば歩くことなく羽田空港へと向かうことができますが、歩いて向かうために京急川崎駅からとある路線に乗り換えをしていきます。
羽田空港行きが発着する高架ホームを離れて地上ホームへとやってきました。ここから発着しているのは京急大師線。京急川崎駅と小島新田駅を結ぶ短い路線ですが、川崎大師への参拝客を運ぶために作られた京急最古の路線という歴史を誇っています。
徒歩を始める最寄り駅まで普通列車のみの大師線に乗車していきます。
大師線はかなりの高需要で、沿線には大きなマンションが乱立しています。ただここまでくると住宅よりも工場などが目立ってきます。いわゆる京浜工業地帯に入っています。
小島新田駅のすぐ近くには貨物のターミナルがあります。普段はあまり見ることない路線、この辺りならではのターミナルですね。
ちなみに全く列車はおらずただ広い線路が続いてるだけでした。
企業の集積地キングスカイフロント
小島新田駅から北側、多摩川に向けて歩いていくと現れるのがキングスカイフロントというエリア。羽田空港にも近く世界に通用するグローバルビジネスを生み出す拠点となっています。
横文字ばかりでよくわかりませんが、要するに世界をリードする産業を生み出す研究開発の場ということですね。要しているか分からないですが。
このエリアにはまだ新しい建物が多く立ち並び、よく聞くような企業から公的な研究機関、そして新進気鋭のベンチャー企業まで多種多様な機関が集まっています。
すぐ近くにある関東の発展を牽引してきた京浜工業地帯とは正反対の集積地です。
そんなキングスカイフロントの一角には東急REIホテルが位置しています。駅からは遠いですが、羽田空港とはバスが多摩川に架かるスカイブリッジを経由して10分ほどで結んでいます。
川崎駅ともバスで結ばれており、羽田空港と共に無料で利用できるようです。
キングスカイフロントは多摩川に面しており、多摩川の河川敷にはサイクリングやランニングなどを楽しめる遊歩道が整備されています。この辺りに来ている人はほとんどサイクリストばかりでした。
対岸に見えるのはもちろん羽田空港です。これからはこの多摩川を渡って羽田空港へと向かっていきます。
多摩川スカイブリッジを渡って羽田へ
散策もこの辺にしておいて本題でもある羽田空港へと向かっていきたいと思います。
未だ神奈川県にいるため羽田空港のある東京都に入るには県境にある多摩川を渡る必要があります。多摩川を渡るために歩くのが写真中央部にある多摩川スカイブリッジ。
2022年の3月に開通したばかりの新しい橋です。この橋がキングスカイフロントと羽田空港をダイレクトに結んでおり、これまでにはあまり活発ではなかった羽田空港関連施設の神奈川側利用が進められています。
橋は歩行者も自転車も自動車もすべて無料で渡ることが可能です。片側一車線の道路とかなり広めの歩道と自転車道が用意されており、快適に歩いたりサイクリングをすることができます。
橋の長さは700mに満たないくらい。長いと言えば長いですが、もう少しで羽田空港、必死に歩みを進めていきます。
多摩川スカイブリッジの上は景色が良く、羽田空港を離発着する飛行機の撮影スポットにもなっています。滑走路の運用によってはほとんど飛行機が見えない可能性もあるので注意ですね。
そしてここまでくるとかなり風が強い。これだけ快晴の日でも風が強く感じるので、悪天候の日は徒歩で渡るのは控えた方がいいかもしれません。
多摩川スカイブリッジを渡り終えて東京都へと入り羽田空港の敷地内へと入ってきました。スカイブリッジの羽田側には信号があり横断歩道になっています。大型トラックも通行が多いところなので安全確認は怠らずに歩いていきましょう。
多摩川に飛び出しているのは羽田空港船着き場。お台場や横浜との航路があるような話がありましたが、実際に運航しているんですかね。乗れるなら乗ってみたいのですが。
羽田ガーデンを越えて3タミへ
多摩川スカイブリッジを渡り終えると高架のまま羽田空港へとたどり着きます。ここから1つ階を下がることで羽田に出来た新商業施設羽田ガーデンに直結できるのですがオープンは2023年1月。まだまだ中に入ることはできません。
それにしても2020年開業予定だったのにやっと開業にこぎつけて、ちょっと感動ものです。中に入っているホテルと温泉施設は2022年12月21日に少しだけ早く開業します。開業したら泊まりに行きたいですがお値段がなかなかするので悩みます。
羽田ガーデン内を突っ切れればもっと早いのですが、訪れたのは2022年9月、中に入ることが出来ないので迂回して羽田空港第3ターミナルへと向かっていきます。
羽田ガーデンの完成しているのに使われておらず放置された駐車場、そして東京モノレールの線路を見ながら進んでいきます。
小島新田駅から3キロほど、時間にして55分ほどで羽田空港第3ターミナルに到着しました。思ったよりも時間がかからず、天気のいい中風を感じながら楽しんで歩くことができました。
ということで以上、羽田空港まで歩いていってみました。
正直アクセスルートとしては使うには時間もかかるし疲れます。旅行の前後にはお勧めできません。
しかし羽田空港に遊びに行くとか、飛行機を見に行くなら、普段とは違った視点で羽田空港を楽しむことが出来るのでぜひ一度は歩いていってみてはどうでしょうか。
羽田ガーデンがオープンしたらもう少し早く着くこともできそうなので、またチャレンジしてみたいですね。
この記事は2022年9月下旬時点での情報です。
最後までお読みいただきありがとうございました。