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【旅行記】「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」利用!特急で巡る道東旅

こんにちは。

 

本日9月1日から発売が再開された、「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」をご存知でしょうか。全道のJR線が6日間乗り放題になる夢のようなフリーパスなのですが、それが12,000円というこれまた夢のような価格。

北海道の補助金を利用しているため、補助金が上限に達すると発売を終了するという早い者勝ちの切符です。

この記事では、前回発売時6月に行ってきました2泊3日の道東旅をギュッとまとめてお届けしたいと思います。

「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」は予算上限を迎えたため、発売を終了しています。(2022年11月現在)

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

HOKKAIDO LOVE!とは

まず、HOKKAIDO LOVEプロジェクトについて。

新型コロナによって多大な影響を受けた北海道内の交通事業者、観光事業者を支援する目的で始まったこのプロジェクト。

JRだけでなく様々な交通機関、宿泊施設で補助金を活用し、かなりお得に北海道を旅することができるという、旅行者にはもってこいのプロジェクトとなっています。

 

この中でも、今回利用するHOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスは、全道のJR線が6日間乗り放題になり、さらに特急列車の指定席を4回まで利用することができる北海道を周遊するにはこれ以上ないフリーパスとなっています。

9月から北海道は秋のシーズンに入り、夏休みよりも人が少なく、涼しく、快適な旅をすることができるはずです。

この機会にぜひ北海道を旅しましょう!!

 

旅行の行程

・1日目 

函館から特急北斗札幌へ。特急おおぞらに乗り換えて一気に道東釧路を目指します。

・2日目

少しだけ釧路観光をし、花咲線に乗車。日本最東端の街根室、そして納沙布岬へ向かいます。根室観光を楽しんだのち、再び列車に乗って帯広へと向かいます。

・3日目

昼過ぎまで帯広を観光。帯広からは特急とかち特急北斗を乗り継いで函館へと戻ります。

 

旅行記)函館から一気に釧路へ!

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筆者の新たな拠点函館駅です。今回は道南函館を起点に、JR線を用いて道東を巡る旅に出ます。

仕事の休みの関係上6日間有効の切符ですが、3日間で道東を巡ることにしました。それでもかなりお得な切符なんです。


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昔の北海道の玄関口、函館駅から乗車するのは札幌行きの特急北斗号。北海道イチの大都市札幌と道南方面を結ぶ、北海道のエース格のような特急列車です。

始発駅からということもあり、自由席に乗車。途中少しずつ混み始め、終着札幌へと着く頃にはかなりの混雑具合になっていました。


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屋根に覆われた札幌駅に到着。流石は大都市。人も列車もかなり多く、函館生活に慣れた筆者にとっては歩くのも一苦労でした。

ここからは特急おおぞらに乗車し、一気に道東の都市釧路を目指します。

この特急おおぞら、元々指定席を取るつもりだったのですがまさかの満席。北斗が札幌に到着してすぐに自由席列に並んだため、写真は札幌の駅名標だけしかありません…


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札幌から4時間20分。函館駅を朝10時に出発し乗り継いで約8時間半、ようやく釧路に到着しました。北海道の広さをとにかく感じさせられた移動になりました。

函館出発時には快晴で暖かい陽気だったにも関わらず、釧路は大雨しかも激寒。同じ都道府県内なのに、気温も天気も全く異なるのが北海道の凄さです。

 

watabimaruga.hatenablog.com

 

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1日目に宿泊したのは我らが共立リゾートが運営するラビスタ釧路川

夕日と霧の名所、幣舞橋近くに位置し、釧路川と太平洋を眺められる温泉もあるホテルです。さらにさらに朝食には海鮮丼と炉端焼き。これでもかと贅沢を極めたホテルでした。

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2日目の朝は釧路観光。幣舞橋をぶらぶらと眺めたり、勝手丼で有名な和商市場を訪れたり、駅の近くで歩いてできる観光を進めていきます。

またこの日はクルーズ船にっぽん丸が釧路に来ており、近くからにっぽん丸を見ることもできました。

watabimaruga.hatenablog.com

 

旅行記)最東端の納沙布岬を目指す

午前中で釧路を離れ次に向かうのは、我々でも行くことができる日本最東端納沙布岬。まずは釧路駅から花咲線と呼ばれるすごいところを2時間も走る普通列車に乗車します。

じっくりと乗車記で紹介していますが、日本の端を感じさせるような車窓が広がる、まさに非日常の列車旅になりました。

 

watabimaruga.hatenablog.com

 

釧路駅を出発してから2時間10分をかけて日本最東端の街、根室に到着しました。

根室自体はかなり建物がありしっかりと街を形成しているのですが、そこまでの荒野を突き進んできた過程から考えると、突然町が広がりだすのがなんとも不思議な感覚を抱きました。

また釧路よりも気温がだいぶ下がったような感覚を覚えるような寒さ、そして風が強かったのが印象に残っています。

 

根室駅前からバスに乗車し50分、やってきたのは現時点で一般人が行くことのできる日本最東端、納沙布岬です。

この納沙布岬からは北方領土の一部である歯舞群島の一部が目と鼻の先に見えます。このような天気でもはっきりと島の様子を伺うことができます。肉眼ではっきりと見える日本の領土なはずなのに行くことが出来ない場所。なんとも不思議な感覚に襲われました。

納沙布岬周辺には北方領土についての展示・解説がなされている資料館などがあり、とても勉強になりました。ぜひ一度訪れてほしい場所です。

 

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旅行記)グルメを楽しむまち帯広へ

根室での滞在は残念ながら納沙布岬の観光のみ。バスで根室駅に戻り再び花咲線に乗車。再び2時間ちょっとをかけて釧路駅へと戻ってまいりました。

2日目の最終目的地はまだ先。釧路駅からは最終の札幌行き特急おおぞらに乗車します。

釧路を出発してすぐに日没を迎えたのですが、まあ真っ暗。車窓には街も家もほとんどないので、とにかく真っ暗。どこを走っているのかよくわからない怖さを感じました。

 

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釧路駅から特急おおぞらで1時間半。2日目の最終目的地であり、十勝の中心地の帯広駅に到着しました。

時刻は20時半頃。まだまだ賑わいがある時間帯かと思いきや、帯広駅周辺は暗く、人がほとんどいません。そして夕食にと予定していたお店もラストオーダー間近。急いでテイクアウトを注文して、ドーミーイン帯広へと入りました。

帯広はモール温泉という世界でも珍しい泉質の温泉が市街地で湧いているのが特徴。1日の移動の疲れを温泉で癒します。

watabimaruga.hatenablog.com

 

最終日は帯広観光を進めていきます。帯広はスイーツの街としても有名で、全国的に名の知れた北海道のお菓子屋さんの本店が位置しています。

今回立ち寄ったのは六花亭の帯広本店。道内でも数店舗でしか食べることのできない、マルセイアイスサンドをいただきました。マルセイバターサンドのアイスバージョン。北海道でしか食べられないものなので、北海道にきたらマストですね!

 

食事後はちょっと運動。やってきたのは緑ヶ丘公園にある帯広百年記念館。十勝の開拓の歴史をはじめ、十勝の歴史をじっくり学ぶことができました。

北海道の歴史って授業ではそこまで深くやらないんですよね。筆者はこの訪問をきっかけに博物館にちょっとハマりました。

 

帯広駅の高架下には商業施設が入っており、その中に観光案内所もあります。観光案内所に展示されていたのは2019年の朝ドラで放送されたなつぞらのパネル。

ここ帯広を舞台に酪農やお菓子屋など、帯広の名物がたくさん登場するドラマでした。まさかここで目撃するとは思わず懐かしい気分になりました。

 

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帯広を去る前に昼食です。帯広名物の豚丼をいただきます。

帯広駅前にある豚丼発祥のお店としても知られるぱんちょうさんに行ってきました。どんぶりのご飯が見えないほどの豚肉とタレの香り。食べる前から美味しいのがわかる一品でした。

 

旅行記)特急を乗り継ぎ函館へ帰る

昼食後すぐに移動を開始します。まだ明るい、というか昼の時間帯。この時間に帰らなければいけないなんて…北海道はあまりにも広すぎる…

ということで特急とかちに乗車して乗り換え駅である南千歳を目指します。自由席を利用しましたが意外と混雑。かなりの賑わいを見せていました。

 

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特急とかちを途中の南千歳駅で下車。乗り換えて函館行の特急北斗に乗り継ぎます。帯広から既に2時間ちょっと乗っているのですが、まだここから3時間乗らなければいけません…

旅の行きや途中の特急列車の移動は楽しいものですが、帰りは旅の終わりを考えてしまい寂しさを感じてしまうもの。ギリギリまで滞在出来て、サッと帰れると理想なんですけどね。

 

 

ということで、HOKKAIDO LOVEパスを用いた旅行を紹介しました。

格安で道内を周遊することができ、また旅行にはちょうどいい秋シーズン到来ということで、このタイミングで北海道旅行を計画してみてはいかがでしょうか!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。