こんにちは。
観光地が駅の周りに集まっている所はよくあります。それは街の中心が駅である場合に多いです。
今回紹介する高知駅は街の中心からは少し離れていますが、広く空いたスペースを利用して駅前に観光施設がいくつか作られています。
そんな駅前でできる高知観光を紹介していきたいと思います。
さて今回も四国旅。
旅は2日目四国大移動の日。
46都道府県目となる高知県は高知駅へと特急南風を利用してやってきました。
この日の最終目的地は徳島。夜には移動が待っており、高知で観光をできる時間は6時間ほど。
そこまで遠くへ行くことはできないので、高知の中心部で観光することに。
最初に訪れるのは高知を旅する際の玄関口となる高知駅前。
高知駅前にはこうち旅ひろばという場所があり、高知旅行の情報拠点や高知を代表する偉人である坂本龍馬に関する展示などが行われています。
今回は高知駅前観光を紹介していきます。
それではスタート!!
特急南風を降車し、高知駅の改札を出て駅前に広がる広場へと出てきました。
高知駅の南口の広場はとにかく広く、とさでん交通の路面電車の高知駅にタクシー乗り場、そして今回紹介する観光施設など盛り沢山、まさに高知観光の玄関口となっています。
高知市内の観光地を巡る際には是非立ち寄っておきたいポイントです。
こちらが駅前にある観光施設の全容。内部の案内図になっています。
2つのゾーンに分かれており、画面下、建物で言うと高知駅改札口に近い方が高知観光情報発信館とさてらすです。その名の通り、観光案内所の役割を果たしています。
画面上、とさてらすの奥にあるのが「龍馬伝」幕末志士社中。2010年の大河ドラマ龍馬伝の撮影で使用されたセットが再現されています。
とさてらすの中へ入ってきました。
壁側は高知県内各エリアのゾーンになっており、それぞれのエリアの名所など観光にまつわる情報が紹介される場となっています。
建物真ん中にはカウンターがあり、観光案内や手荷物預け、ホテルへの配送、とさでん交通の一日乗車券の販売など観光に便利なサービスを提供しています。
筆者もこちらでとさでん交通の一日乗車券を購入しました。
道路側の出入り口すぐそばには高知県の名所を一挙に紹介したものが展示されています。
高知県はとにかく横に広く、高知市は大体真ん中に位置しています。高知市は坂本龍馬に関する観光が、他には室戸岬、足摺岬、清流四万十川仁淀川など大自然を体感できるような観光名所が多くなっています。
それゆえに公共交通機関によるアクセスもそこまで便利とは言い難く、訪れるのには難易度が高い観光地が多い県でもあります。
高知駅の紹介でも触れましたが、今年7月に公開された細田守監督の最新作竜とそばかすの姫はここ高知が舞台になっています。
そのため高知駅では全力でPRをされており、こちらの大きな宣伝の幕は龍馬伝幕末志士社中内に飾られていました。
幕末志士なんて文字と相容れぬものとは思いますが、どちらも高知を代表する観光コンテンツであるということは共通しています。
ということで順番が少し前後しましたが、続いてとさてらすのお隣、龍馬伝幕末志士社中を見学していきたいと思います。
龍馬伝は2010年に放送されたNHK大河ドラマで、すでに放送から10年以上経っていますが、歴代大河ドラマの中でも人気の高い作品になっています。
放送当時筆者は小学生でしたが、龍馬が暗殺された最終回放送後の学校でちょっと話題になってたのを記憶しております。
再現されたセットの模型です。
こちらのセットは龍馬伝の中で龍馬の生家として用いられたものの再現となっています。
再現なので実際に使われていたわけではないですが、それでも龍馬伝の世界を体感できるのは嬉しいですよね。
ここは龍馬伝放映時に開催されていた土佐・龍馬であい博のメイン会場として利用された場所でした。
セットの中には写真撮影コーナーなるものがあり、実際に着物を着て記念写真をとることができます。
着物といってもきっちり着付けして…とかではなくマジックテープでさっと着脱できるそうなので手軽に記念写真を撮ることができます。
龍馬だけではなくおりょうの衣装もあるんだとか。
館内は龍馬や高知土佐に関わりのある幕末志士の説明書きや撮影で使われたもののレプリカなどが展示されています。
また、一部は喫茶になっており、セット内でゆっくりと過ごすこともできます。
セットの外にはとさやというお土産屋さんがあり、さまざまな高知名物を購入することまでできる優れた施設です。
高知駅の象徴といえば、この3人の像かもしれません。
筆者が勉強不足なので、軽ーくしか触れませんが、武市半平太は土佐藩を尊王攘夷へと導いた人物。坂本龍馬は言わずもがな。中岡慎太郎は坂本龍馬と共に近江屋で暗殺された人物です。
この3人は土佐から出た明治維新の立役者として、英雄になっているようですね。
最後にとさでん交通の駅を少し紹介します。
駅前広場、というかJRの乗り場すぐ近くまで来ています。
観光においても、高知中心部であるはりまや橋や高知城などへ向かう際に、利用することがあると思います。
JRの駅を出てすぐに乗車できるのは、観光客だけでなく地元の方々にも利便性が高く、車から路面電車への需要転換にもつながるのではないでしょうか。
東は南国市、西はいの町まで路線が伸びています。
そのため路面電車では良くある均一料金ではない区間も存在し、1日乗車券の種類も様々あります。
筆者は市内均一区間のみの1日券500円を購入しました。1回200円なので、3回乗れば元を取ることができる他、各施設で提示すると優待を受けることができるのでオススメです。
ということで今回はここまで。
駅前観光といってほんとに駅の目の前で観光できることってそうないと思います。
高知駅は筆者としてはとても上手だと思っており、例えば四国周遊するような観光客が時間がないから高知駅に立ち寄るのをカットしようなんて思った時に、駅前でさっと観光できるのであれば20分でも30分でも立ち寄ろうと考えると思うんですよね。
他の駅ではそうはうまく行かず、諦めてしまうこともしばしばだと思いますが、高知駅ならばなんなら乗り換えついでに観光なんてことも可能になりそうです。
ぜひ駅前の施設はこのまま続けてほしいなと思いますね。
次回は高知中心部。ひろめ市場やはりまや橋をひっくるめて書いてこうと思います。
最後でお読みいただきありがとうございました。