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【旅行記】高松の中心は高松駅か商店街か 四国制覇旅③

こんにちは。

旅をしていて歩いていると2つのパターンがあります。

一つは駅を中心に発展している街。もう一つは駅から離れている場所に中心部がある街。

それぞれその街の成り立ちが関係していたり、調べてみると面白いことがたくさん出てきますよね。

 

さて今回も四国旅を書いていきます。

旅は1日目。高松に到着したのはすでに午後。最初の観光である高松城を見ていたらもう夕方の時間帯に突入してしまいました。

本来ならば、シンボルタワーの展望台に行って、高松の街を上から見てみる予定が、シンボルタワーの展望台の営業時間を既に過ぎていたので、計画変更。

サンポート高松の海沿いをぶらぶら歩くことにしました。

今回はその前に立ち寄った高松駅の話と、1日目の帰りと2日目の朝に歩いた高松の商店街の話をしていきたいと思います。

 

それではスタート!!

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高松城から信号を1つ渡って、JR高松駅にやってきました。

四国の玄関ともいえるようなターミナル駅で、四国各地への列車が発着しています。

高松駅の特徴が駅舎に描かれている顔。たかまつえきちゃんというキャラクターがそもそも存在しており、その顔が描かれているようです。

なんだか和みます。

 

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その高松駅ですが、四国の中心となる駅とだけあって、駅舎には店舗も多く入っています。

高速バス用のバスターミナルも駅のすぐ南側にあり、駅舎内にはスタバもあります。

そしてセブンイレブンと一体化したお土産屋さんでは香川県以外の四国のお土産もしっかり品揃えされています。

 

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高松駅の2階です。

JR四国アンパンマンの作者やなせたかし先生の出身である高知のみならず、四国全土でアンパンマン列車を走らせたり、様々なコラボをしています。

高松駅では列車も見ることができる2階の一角に、子どもも喜ぶようなアンパンマンの遊び場になっていました。


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プレイスペースの横にはJR四国で走っているアンパンマン列車の紹介パネルがありました。

松山や高知へと向かう特急のほかにも、松山を宇和島を結ぶ特急宇和海、瀬戸大橋を渡るアンパンマンロッコ、車内に遊び場を設けたゆうゆうアンパンマンカーなど多種類のアンパンマン列車を運行しています。

四国は小さいお子様連れの家族旅行にはもってこいの場所かもしれません。

 

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JR高松駅内のスタバにてこの日が最終日だった地元フラペチーノをいただきます。

香川県は「和三盆抹茶にしぃまいフラペチーノ」。

香川県の名物である和三盆をふんだんに使ったまさに和のフラペチーノ。

個人的にも上品な甘さでこれまでにあまり飲んだことないものという印象。

気に入ったのですが、もう終わっちゃったんですよね。

 

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観光していた高松駅周辺から宿泊するホテルまでは徒歩15分ほどの距離があります。

ことでんを利用することもできますが、歩くルートには高松の商店街があり、せっかくなので観光がてら歩いて戻ることにしました。

JR高松駅から最も近くにある商店街の入口がここ兵庫町商店街。

中央通り沿いとこの兵庫町商店街の交差するあたりにはホテルが多く立ち並んでいます。


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兵庫町商店街を歩いてきます。お店はチェーン店から商店街らしさの残るお店まで多種多様なお店が軒を連ねています。

兵庫町という名の由来は前回触れた高松城の範囲に関係しています。

高松城はこの商店街のすぐ北側までの広さを持っており、この兵庫町商店街のある場所には、藩の兵器をしまっておく倉庫があったそうです。

だから兵庫町なる名前がついているんですね。


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兵庫町商店街をしばらく歩いていくと高級店が集まる十字路へとたどり着きました。

写真左側前方には高松唯一の百貨店高松三越があります。

ここからことでん片原町駅まで続くのは片原町商店街。三越があることや駅から最もアクセスのよい商店街ということを考えると、高松の商業の中心地はここであると言っても過言ではないと思います。


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先ほどの十字路を南方面へと進んでいきます。丸亀町商店街という名の商店街です。

名前の由来としては、高松城築城の際にこのあたりへと同じ香川の丸亀から承認を連れてきたことだそうです。

丸亀町商店街はファッション系のお店が多く他の商店街とは異なる雰囲気が流れています。

高松なのに丸亀とか兵庫とか少しばかりのややこしさを抱えつつ南へと進んでいきます。


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丸亀町商店街の南端には丸亀町グリーンという商業施設があります。

ここは全長2.7kmを誇る高松の商店街の中でもトップクラスの賑わいがある場所でした。

様々なジャンルのショップから、レストラン、スーパーまでそろっており、上層階にはマンションやダイワロイネットホテルが入っています。

先ほどの三越、そしてこの後紹介する瓦町駅の駅ビル瓦町FLAGと合わせて、高松の中心的な役割を果たす施設になっていると思います。

 

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丸亀町商店街を過ぎると南新町商店街があります。

少しアンダーグラウンドな感じが漂ってきて、よくある地元のアーケードという印象を持ちました。

写真はありませんが、ここまで紹介したほかに田町商店街、常磐町商店街、ライオン通り商店街が存在し、計7商店街を総称して高松中央商店街と名付けられています。

アーケードの総延長は2.7kmと日本最大規模の長さを誇っています。

この距離を雨に濡れずに移動することが可能というのはなかなかに画期的なのではないかと思いますが、時間が経つにつれ、また南へと向かうにつれて人もいない、店もシャッターが多いという、栄光と衰退両方を感じさせる商店街でした。


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最後に途中駅ながらもことでんターミナル駅といって過言ではない瓦町駅です。

こちらには駅ビルである瓦町FLAGがあります。旧そごう、天満屋で現在では専門店街になっています。

地方都市では百貨店が衰退の波にのまれており、閉店したのち放置されていたり、自治体が公共施設へとリニューアルさせている中で、地元密着の鉄道会社がしっかりと複合商業施設として維持しているあたり素晴らしいなと思います。

ぜひ中を歩いてみたかったのですが、時短営業中で間に合わずでした…

 

 

ということで今回はここまで。

高松駅周辺と高松中央商店街を紹介してきました。

高松駅の周りには観光スポットが多く、旅行者としてはそこだけで完結しがちだと思います。

しかし高松の街の真骨頂は商店街を歩いてこそではないかと今回の旅で思い知ることができました。

 

高松駅周辺は観光、そしてオフィス街、一方で商業の中心は商店街とうまくエリアわけがなされているように感じました。

が、利便性の面でいうと観光しがてら町の中心を歩けるのが理想です。

高松築港駅高松駅の接続など、もう少し改善できれば高松の中心部市街地への人の流れ、観光客の流れが生み出せるのではないかなと思いました。

 

次回は高松駅周辺の観光スポット、サンポート高松をじっくり見ていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。