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【旅行記】市民の憩いの場?京都御苑を歩く 関西歴史旅⑪

こんにちは。

8月に入って暑い日が続いてますね。

先日の四国旅行でだいぶ日焼けしまして、腕時計焼けがくっきりと入ってしまいました。

 

さて今回も関西歴史旅を書いていきます。

旅は2日目に入りまして、1日京都観光をしていきたいと思います。

京都は有名な観光スポットや行きたい場所が多すぎて1日とか1回の訪問では回り切れませんよね。

この旅では行きたいところの中でうまく行程を組むことができた3か所をセレクトしました。

まずは京都御苑、そして伏見、最後に石清水八幡宮です。

今回は最初の京都御苑観光を書いていきますが、京都御苑はとても広く、2回に分けることにしました。まず京都御苑の公園としての設備に目を向けて書いていきます。

そして次回、京都御苑を観光した理由である禁門の変の史跡を巡ることに特化して記事を書いていこうと思います。

 

それではスタート!!

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ホテルをチェックアウトし京都地下鉄烏丸線に乗車、京都御苑の最寄り駅である今出川駅へとやってきました。

ここ今出川駅京都御苑の北側に位置し、同志社大学今出川キャンパスの最寄り駅にもなっています。

この時は月曜の午前中ということもあって学生が多く降りていきました。対面授業やってるんですね。 

 

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京都御苑はものすごく広く、詳しくは調べていませんが東京ドームが十数個入ってしまうほどの広さがあります。

そのため短時間ですべてを見るのは不可能。筆者の気になっていた禁門の変の舞台となったあたりを中心に、地図でいうと左半分を回ることにしました。

この京都御苑の中には御所のほかにも迎賓館など様々な施設があるほど広い公園なのです。さすがに全部は回れませんよね。

 

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今回は公園の要素を中心に書いていくので、京都御苑の門は次回の禁門の変の時に。

今出川駅近くの乾御門から入ります。乾御門の近くには宮内庁の事務所もあり、もともと天皇が住んでいた重要な場所であることが伺えます。

乾御門の北側では地元の人たちが何人か散歩を楽しんでいる様子を見かけました。

この日も30度を超える暑さですが、木陰に入るといくらかは涼しく感じました。

 

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京都御苑北側の近衛邸跡周辺は児童公園になっています。

遊具が置かれており、子どもたち向けのゾーンになっているはずなんですが、この時遊んでいる子どもさんは一人もいませんでした。

幼稚園とかの時間ですかね。子どもたちでさえ幼稚園に行っているのに、この時間に歩いて観光を楽しんでいる大学生(自分)ってなんなんですかね。

 

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南側に向けて歩き始めます。見えてきたのは京都御所の壁。

平安時代から明治時代まで天皇がお住まいになられていた場所です。

平安時代といいながらも実際にここに住まわれたのは光厳天皇から。筆者の勉強不足で詳しく説明できませんが、南北朝時代北朝の初代天皇だった方のようです。

名実ともに皇居となったのは南北朝が統一した1392年の話らしいです。難しい。

 

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京都御所の壁沿いはひろーい道になっています。

全く人がいなくて、入っていけない場所に入ってきてしまっているのではないかと心配になります。

御所の周りをパトカーが巡回していました。皇居が東京へと移動した今でも重要な場所という位置づけになっているようですね。

 

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こちらは京都御所の清所門。京都御所内を見学する場合の出入り口となっている場所です。

せっかくなので御所内も見学したかったのですが、月曜はお休み。

事前申し込みなどは不要ですが、入場時に手荷物検査があるようです。

休みでしたが、門の小屋には京都府警の警察官が待機していました。

 

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京都御所から少し離れて、中立売門の方へと向かうと休憩所があります。

御苑内はとにかく広いので、あまり無理せず休憩を取るべきだと思います。

特に京都の夏はとてつもなく暑いですし。

この中立売休憩所以外にも御苑内には2,3か所休憩所が設置されています。

 

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中立売休憩所ではレストランが併設されていました。

うどんと喫茶系の軽めのメニューですが、御苑内にあるのは便利かもしれません。

実際に地元の方と思しき方たちが昼食を食べていました。

休憩所内には他にも京都御苑関係のお土産を売っている売店もありました。

 

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再び御所の方へと戻り、南へと歩いていきます。

御所の横の道で発見した標識です。歩行者専用。これ意味あるんですかね。

パトカーが走っているのはいったん置いておいても、一般車が御苑内まで入ってこれる場所なんてあるのでしょうか。

もちろん駐車場は見かけましたが、そこから苑内に車のまま入ってくることは不可能なように感じました。

 

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こちらは京都御所の南側です。正門である建礼門が見えています。

この門は今でも天皇など限られた人しか通ることのできない門らしいです。

最も格式高い門とされているようです。

そこまで派手ではないところに日本らしさを感じてしまいます。

 

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さすが正門ということもあり、建礼門の前の通りはとてつもなく広く取られています。

多分学生だと思うんですが、建礼門の前で座布団広げて何かやってました。

贅沢な暇の潰し方ですよね。京都の学生っていいな…

日本史とか専攻してたらいくらでもフィールドワークできちゃいますよね。

 

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南へ向けて禁門の変の足跡をたどりながら歩いてきました。

間之町口というところへとやってきまして、これで京都御苑を北から南まで歩いてきたことになります。

京都市民の憩いの場であろうというイメージで歩いてきましたが、実際はほぼ人はおらず寂しい広大な敷地、という印象を抱きました。

ただこれが休日であれば、暑くない日であればもっと賑わっているのかもしれませんし、実際に人を集めているのは今回見なかった場所なのかもしれません。

いずれにせよ京都の町のど真ん中にこのような敷地が、平安の時代から残されていることが素晴らしいと思います。

 

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1時間近くかけて京都御苑内を見学してきました。

それでも地下鉄烏丸線からすると、今出川駅丸太町駅の間のたった1駅しか歩いていないことになっています。

それだけ京都御苑内には見どころが詰まっているということですね。

 

 

ということで今回はここまで。

まずは京都御苑全体の観光回でした。

実際はこれに合わせて禁門の変の足跡を巡っているので、次回は禁門の変をメインにした回にしていきたいと思います。

 

京都御苑の印象としてとにかく広い。

そして御所の周りを巡回しているパトカーや警察官の姿を見て、現在でも超重要な場所であることには変わりないのだなと思いました。

もしかしたらこの先再び京都に皇居が置かれるなんてことになる可能性もあるんでしょうかね。

 

次回は禁門の変に注目していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。