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【関西国際空港】関西空港のいまを目の当たりにする 関西歴史旅①

こんにちは。

今回は2021年6月時点での関西空港の様子をお届けします。

羽田空港から朝1番の便で関西国際空港へとやってきました。この後の予定では京都や滋賀を観光しますが、せっかく来たので関空を通過点にせず、関空の現在の状況を見学することにしました。

大阪には関空と伊丹という2つの大きな空港があり、伊丹は国内線のみ、関空は国際線とLCCを中心に国内線も少々と、完全に役割が分かれています。そのため、国際線が完全に潰えていることから関空は現在大打撃を受けているのではと考え、実際に今どうなっているのかを見てみることにしました。

旅に出れないからこそ、空港へ遊びに行くというのも選択肢になるとは思いますが、お店などがやっていなければ意味がないもの。遊びに行く空港という視点からも、関西空港の現状を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

国内線エリアと商業エリアのいま

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まずは到着口にある国内線の手荷物受取所から。そもそも国内線は少ないのでこの時間は他の到着便は見当たらず、減便の影響はうかがえませんでした。

筆者の乗ってきた便は乗客が少なかったので、手荷物受取所で待っている人はほとんどおらず、ここでは旅客減の影響を目の当たりにしました。

 

まずは国内線のフライト状況を見ていきます。写真右が到着便、左が出発便になります。

こうしてみるとほとんど欠航便はないように感じます。そもそも国内線が少ないというのもありますが、第2ターミナルからピーチが国内各地へ飛ばしているので、そこまで少ないなという感想は持ちませんでした。実際にピーチはこの時期にも関わらず新規路線を開設したり、積極的な展開をしています。

 

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すべて写しているわけではありませんが、関西空港第1ターミナルのショップレストラン案内です。所々休業中や改装中、テープで完全に消えているお店などもあります。

やはり国際線中心の空港とあって、飲食店やショップなども苦戦を強いられているようです。関空は遊びにくるというよりは、飛行機を使うお客さん向けの空港だということを強く感じます。

 

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2階は国内線ゾーンになっており、各航空会社のカウンターに出発口到着口まで集まっています。この辺りは国内線利用客である程度賑わっており、お店もそれなりに開いている印象でした。

こちら第1ターミナルは大阪万博に合わせてリニューアルする計画があり、現在国内線は2階に集約されていますが、端っこに追いやられることになります。この工事はもうその準備が始まっているようです。

 

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2階にはフードコートやマクドナルド、スターバックスなどの気軽に食べられるようなお店が集まっています。写真の551も2階なのですが、現在休業中。551は大阪を代表する名物ですが、そのお店も休業中となると、お客さんの減少が激しいのかなと想像することができます。

 

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続いては3階。こちらはショップやレストランが集まっているフロアになります。ご覧の通りほぼほぼ閉まっていました。

朝早いということも一因かとは思いますが、営業時間短縮や休業中などの貼り紙をしているお店も多く、人が来ない関西空港のいまを象徴しているフロアとなっています。

 

国際線エリアのいま

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続いてやってきたのは4階、国際線の出発フロアになります。一目見ただけでなんか暗いのが分かりますね…

カウンターもほとんどが閉じられていて、もちろん人も全くいませんでした。全盛期を知っているわけではないですが、この巨大な空間に人がほとんどいないというのは強烈な違和感を感じます。

 

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こちらが国際線の出発便。あまりにも少なすぎて、見にくいですね。

本来なら大きな画面をフル活用して、多くの出発便が羅列されているはずでした。

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さすがに見にくいので拡大。この時点で朝の9時前なのですが、1日でたったの6本…想像以上に飛んでないです。そしてすべて外資系の航空会社です。日本の航空会社は成田、羽田に統合しているようです。

 

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続いては1階の国際線到着口に降りてきました。ご覧の通り閑散としています。

4階まで吹き抜けになっており構造的に自然光が差し込んでくるので、明るさは半端ないですね。日曜なのに、こんなに明るいのに、人が全然いないって不思議すぎる…

 

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こちらが国際線到着便一覧です。少ない。

羽田から到着した際に、タイ国際航空の機体が見えたのですが、それはこの1時間前くらいにバンコクから到着したものだったみたいです。出口はすべて北になっていますが、恐らく南出口では工事していたので、すべて北に集約しているのではと思います。

南側は国内線リニューアル後の国内線到着口となるようです。

 

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1階には任天堂コーナーが設けられていましたが、クローズしています。USJニンテンドーワールドができて、オリンピックついでに関西を訪れた人を世界的に人気なコンテンツであるニンテンドーによって出迎えるという算段だったはずなんですが…

ここが外国人の方で賑わう日はいつやってくるのでしょうか。まさか2025年の万博まで待たなければいけないなんてことはないと思いたいです。

 

関西空港駅とエアロプラザのいま

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第1ターミナルを離れて関西空港駅へとやってきました。

関西空港駅はJRと南海の2つの路線があり、大阪や難波、京都まで1本で向かうことができます。特急はるかやラピートについては大減便を食らっています。関空快速空港急行といった追加料金なしで利用できる列車に関しては、通常通りの頻度で運転されているようです。


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関西空港駅を抜けて、エアロプラザへとやってきました。第2ターミナルへ向かうバスが発着するバス停や飲食店、ホテル日航関西空港などがあります。

第2ターミナルはLCCが利用しているため簡素なつくりになっており、保安検査場を超える手前にはそれほど見どころがないと判断し、今回は行きませんでした。出発案内によるとpeachはそこそこ飛んでいるようでしたし。

 

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こちらのエアロプラザは人が結構いました。恐らく第2ターミナルへの連絡バスがあるので、LCC利用客が通るために利用しているというところでしょうか。

他にもローソンがあったり、旅行者だけでなく、関空施設内で働く人々にとっても利便性の高いお店が揃っていることも影響しているかもしれません。

 

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関西空港で飛行機を見ようとすると、制限エリア内か関空展望ホールという選択肢になります。しかし現在関空展望ホールは休業中。もともと展望デッキもなく、どこからも飛行機を見ることができません。

エアロプラザから少しだけ第2ターミナルに止まっているpeachを見ることができました。関空を歩き回りましたが、飛行機の姿を見たのはこれだけでした。元々飛行機が見にくい構造でもありますからね。

 

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エアロプラザ2階にラウンジがあります。こちらは4月末にオープンしたばかりで、カードラウンジとしても利用できますし、飛行機に乗らなくてもお金を払えば誰でも利用できます。

時間があれば潜入してみたかったのですが、そこまでゆっくりする時間はないので今回はパス。飛行機利用でも使えますが、少し遠いのでギリギリまでリラックスしているというのは厳しそうですね。

 

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最後におまけ。せっかく大阪に来たということで、第1ターミナル内にあるスタバで大阪フラペチーノを飲みました。大阪は「めっちゃくだもんクリームフラペチーノ」ということで、大阪名物ミックスジュースをもとにしたフラペチーノになっていました。

普段スタバには行かない勢なのですが、結構おいしくていってよかったです。

ちなみにここで目覚めた結果、京都と兵庫のフラペチーノも飲みました。そのうち書くと思いますのでお楽しみに。

 

 

ということで以上、関西国際空港のいまでした。

関西空港は何度か訪れたことがあるので、改めて見学する必要はなかったのですが、

この時期にどのような状況になっているのか、そして当ブログでは紹介をしていなかったのでじっくり書いてきました。

全体的なイメージとしてになりますが、想像したよりは人がいたなという印象です。国内線には結構旅行客と思しき人もいましたし、第2ターミナルへ向かう方もめちゃくちゃ多かったです。

また、旅客減のタイミングで改装工事に入るのはうまい活用法なのかもしれません。実際に需要が復活した際に、綺麗になっていたり利便性が上がっていると訪問者の空港に対する評価も上がってきそうです。

 

この記事は2021年6月上旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

この旅の様子はこちら↓

watabimaruga.hatenablog.com