がーわのたびレポ

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【旅行記】小田原周辺地元旅① 意外な歴史の神社を見つけた話

こんにちは。

日帰り弾丸沖縄旅行ってきました。

いろいろとトラブルがあり、だいぶ疲れましたが、やっぱり旅行は楽しい。

そのうち記事にすると思います。

 

さて今回からは新シリーズ。

昨年末の12月に訪れた小田原1泊2日旅。昨年話題になったマイクロツーリズムを実践してみようという趣旨で行った旅。

12月にまとめて記事を出していますが、今回からは詳細に旅行記として書いていこうと思います。

マイクロツーリズム、ずらし旅としてのポイントを押さえた記事は、12月のまとめとして書いているので、そういう部分にはあまり触れず純粋に観光地としての紹介などを書いていきたいと思います。

 

全体の行程としては、1泊2日。1日目は松田と国府津、2日目は石垣山城へ向かいます。

地元かつずらし旅ということで目一杯は楽しまず、ゆっくり向かい、早めに帰るという行程をとりました。

今回はその1日目、前半の様子を書いていきます。

 

それではスタート!!

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始まりは小田急新松田駅箱根そば

箱根そば小田急の駅に展開しているいわゆる駅そば屋。個人的には結構お気に入りで、よく利用させてもらっています。

少し遅めの時間になってしまったのと、そこまで食べたいと思うお店が見つからなかったのでいつものに落ち着いてしまいました。全く旅情がないかも…


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さてこちらが新松田駅です。

新松田駅小田急小田原線の駅で、御殿場線松田駅もすぐ近くにあります。

新宿からだと急行で1時間半で、そこそこ遠いですかね。

ロマンスカーは止まりません。


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新松田での観光というと正直何も思い浮かびません。

だからこそ少し歩いてみたり、検索して何かないか探すのが地元旅。

まずはぶらぶら歩いて酒匂川の河川敷へと向かっていきます。

駅前には商店街らしき道が続いていますが、正直活気も何もありません。昔はという感じですかね。


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周りに何か面白いものないかななんて探しながら歩いていると、山の方から何かが空を滑空してくるのが見えました。

いわゆるパラグライダーってやつですね!!

写真はちょっと遠くてなかなか見えにくいかもしれないですね。

さすがにやってみたいとは思えないですけど、景色はめちゃくちゃよさそうです。


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こちらは酒匂川にかかる十文字橋です。

明治期に御殿場線松田駅から大雄山最乗寺へと向かうために作られた橋で、最初は木造建築。渡るのに通行料を取っていたようです。

説明板の横にあるのは大正期の橋の遺構の一部のようです。

橋にもこのような歴史があるとは思ってませんでした。


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河川敷に来た理由の一つである、富士山がしっかり見えました。

ちょっと雲に隠れてしまってますが、これでも見えるとうれしいもんです。

日常の中に富士山が見えるって贅沢ですよね。これをきっかけに筆者の中の何か(ただの富士山好き)が動かされ、年明けに富士山を見に行く旅に出るのでありました。


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そして酒匂川を渡るのは小田急線も同じ。少し待っていると小田急の名物特急ロマンスカーが見えてきました。

この酒匂川沿いでは富士山と一緒にロマンスカーを撮ることもできるみたいです。

この日はカメラも故障中で、iPhoneでそこまでやる気はなかったので一緒に収まる場所を探す気にはなりませんでした。


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完全に余談になりますが昨日海老名に小田急初の博物館となるロマンスカーミュージアムがオープンしたんですよね。

結構気になってるんですが、当面は予約制ということでなかなかすぐに訪れるっていうのは難しそうです。

歴代のロマンスカーが展示されていたり、終了してしまった車内販売の雰囲気を感じられるようなカフェなど見どころが満載のようです。


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さて続いては事前にチェックしておいた観光地へと向かいます。

新松田駅から徒歩10分ほどの寒田神社にやってきました。

この寒田神社全く知らなかった神社ですが、実は興味深い歴史を持っていたんですよね。


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こちらは寒田神社の社殿。

御祭神は倭建命(ヤマトタケルノミコト)。日本史の教科書にも登場する有名な方ですね。

東征の際、ここ寒田神社を拠点として滞在していたこともあり、寒田神社の由緒となっているようです。


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そしてこちらが腰かけ石。倭建命が東征の際に腰かけたと伝わる石です。

なんかすごい埋もれちゃってますが結構すごい石なはずなんです。あくまでも伝承ですが。

実はこんな名所があったなんて全く知らなかったです。ちなみに、倭建命の腰かけ石は関東各地にあるようです。

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酒匂川の名の由来も倭建命に関連しているようです。

倭建命が滞在した際に、近くにあった川に東征の成功を祈願し酒を流したそうです。無事東征を成功させこの地に戻ってきた際に、川に酒の匂いが残っており、それがもとになり酒匂川と名付けられたという伝承もあります。

倭建命と密接なかかわりがあった松田。意外でしたが、その歴史を知ることが出来、貴重な体験になりました。

 

 

ということで今回はここまで。

小田原とタイトルに書いていますが、今回の趣旨はずらし旅になっていますので、定番の観光地である小田原城や、すぐ近くの箱根には全く行っていません。

というか、自宅から1時間かからずにそんなキラーコンテンツを持った観光地があるってそこまでないことですよね。

なので今回は周辺で、あまり触れられていなかったような観光地をメインにしています。

 

そこで目を付けたのが酒匂川と寒田神社でした。ごく普通の川と神社かもしれませんが、興味深い歴史があり、知っていくうちに旅の面白さにつながるものを感じました。

知らなかった場所に行くこと、知らなかったものを知ること、筆者は旅に非日常感とともにそういった知りたいということも重要視しています。

そのため地元でもこんな体験ができるとはびっくりでした。

 

次回は目的もなくふらふらと滞在する予定の小田原駅近くへと向かっていきます。

ふらふら具合を楽しんでいただければ幸いです。ほんとに目的ないんで。

最後までお読みいただきありがとうございました。