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【埼玉旅行記】謎の遺跡の吉見百穴 埼玉スペシャル② 

こんにちは。

台風が発生したみたいで。

少しずつ初夏、そして梅雨と季節が変わっていくのを実感しています。

 

さて今回も昨年11月下旬に行ってきた埼玉旅を元にした企画、埼玉スペシャル。

今回は埼玉に行くなら行きたいと思っていた、吉見百穴を紹介していきたいと思います。

新聞で吉見百穴を見て、なんとも不思議な遺跡だなと思い、ずっと気になってました。

この時期カメラが故障してたタイミングなのでスマホ撮影で、素材少なめになります。

 

それではスタート!!

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大宮から吉見百穴へはJR川越線東武東上線を乗り継いで向かいます。

吉見百穴の最寄駅は東武東上線東松山駅です。バスでも行けますし徒歩でも20分くらいです。

写真は東上線の車内で見つけた広告です。

これずるいですよね。一番小さいやつどっち向きかわかんねぇ!と思ったら富士山っていう。


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東松山駅から話しながらなんだかんだで歩いてしまいました。

吉見百穴に到着です。入場料が中学生以上300円かかります。

国指定史跡ということもあって管理するために必要なお金ですかね。そこまで高いとは感じません。

 

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入口で見つけたフリーWiFiのお知らせ。ここでWiFi飛んでるんですねビビりました。

イマイチ目的がはっきりしません。東京や京都などの観光地には訪日外国人観光客のためのWiFiが飛んでいることはよくあることだし、需要もあると思うんですけどね。

吉見百穴も外国人観光客が多かったんですかね。

 

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これが吉見百穴です。古墳時代後期、約1400年前の横穴墓群です。

百穴とありますが、100個あるわけではなく、現在確認されているのは219基の横穴が確認されているようです。不思議。

筆者の記憶が正しければ、日本史の教科書にも掲載されていたような気がします。


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説明書きも少し古くなっていますね。保存会によってしっかり保存されているからこそ、このようにしていい状態で残っているんですね。

江戸自体の人は不思議な穴として見ていたってありますけど、たしかにこれが古墳時代の墓であるとわからなかったら、何か気味悪いですよね。

何かの生物の巣とか、SFチックな話になってきそうです。


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吉見百穴には軍需工場を建設しようとした歴史があります。

太平洋戦争の際に空襲から逃れるために東京の武蔵野市にあって飛行機工場の移転が検討されました。

その際吉見百穴最下部に3つの坑口が作られました。その一部がしっかり保存されています。

 

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現在は掲示の通り崩落の危険があるようで、立ち入ることができません。

軍需工場の穴を掘る際に、元から存在していた横穴が十数個ほど消滅しているようです。

しかも近くを流れる市野川の流路を変えて用地も確保してあったということで、大掛かりな工事になったようです。

昔の人のお墓を荒らしたというのは、そこまで歓迎できることではないと思います。が、戦時中はそんなこと気にしてられない状況だったのでしょうね。

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階段が設置されており、横穴を眺めながら上まで登っていくことができます。

横穴には複数種類があるようで、中が広く台座が何個かある横穴などには家族単位で追走されていたりと、被葬者もいろんな層がいたようですね。

古墳というと大豪族みたいな、教科書でも名の知れた人が被葬者になってると思いますが、これだけ数ある横穴だとそこまで権力を持っていなくても入れたりしたのでしょうか。


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横穴のある山の上へと上ってきました。

とても景色が良くて、天気も良くて、富士山見えるかななんて思ったんですけど、

ちょっと見えなかったですね。

少し見晴らしのいい場所に来ると富士山を探してしまうのが筆者あるあるです。


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先ほどの写真では確認できませんでしたが、この絵によると富士山見えるようですね。

見たかった。

あと手前の川沿いが桜並木なのでしょうか。春の時期に来るとまた違った景色を楽しむことができそうです。


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山頂といってもそこまでの高さじゃないですけど、上までくると多少ハイキングの雰囲気になります。

久しぶりに山を歩きました。ちなみにですが、行きは横穴を見ながら階段を登って、帰りは山道を下っていく方がいいと思いますよ。

階段結構急ですし、すれ違いが大変かもしれません。

逆にこの山道は、人が少ないのでさっさと下っていくことができました。


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下にはヒカリゴケが自生している場所があります。このヒカリゴケは緑の光を放つように見えることからヒカリゴケと呼ばれています。

ヒカリゴケは一定の温度と湿度がある場所にしか自生できないので、関東平野で自生を確認できるのは珍しいことなようです。


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 最後は埼玉銘菓の五家宝を頂きました。

御家宝の認知度がどのくらいなのかわかりませんが、こちらは埼玉県の熊谷のお菓子。

中はおこし、水あめと外にはきな粉というザ和風で、味のイメージは、、

比べるものがありません。ぜひ食べみてください。

 

 

ということで今回はここまで。

ずっと気になっていた埼玉の謎の名所、吉見百穴にやっと行くことができました。

実は埼玉って歴史的にも遺跡は多いらしいんですよね。特に関東地方の中では。

また、歴史的に価値ある史跡を軍需工場にしようとしたという部分などにはもっと突っ込んで調べると、いろいろな話が出てきそうで興味深いです。

 

観光地としては知名度的なものや、面白みに欠けるのかもしれません。

なので近場で歴史のまちである川越と組みあわせて回ることをお勧めします。

 

埼玉スペシャルは今後構成を一度考え直すので、いったんここでおしまい。

次回は地元旅を書いていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。