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【旅行記】2020夏 信州城巡りの旅⑥ 特急しなのから日本三大車窓の姨捨を

こんにちは。

急に寒くなりましたね。

肉まんなどの温かい食べ物が恋しくなりました。

 

今回も信州城巡りの旅。

2日目の昼下がり。松本城観光の後は、特急しなのに乗って長野へと向かいます。

お昼ご飯は名物を食べたわけではないんですが、載せときます。

松本と長野の間は普通列車で1時間ちょっと。しなのを利用すると1時間を切ります。

姨捨からの景色をじっくり楽しみたいなら普通列車の方が駅に止まるのでおすすめかもしれません。

 

それではスタート!!

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松本城の有料ゾーンを後にします。

お堀の手前から見る松本城もなかなかいいので、おすすめです。

実際この辺からは多くの人が写真を撮っていました。

 

 

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松本城って黒でちょっとなとか思ったこともありましたが、綺麗。

これはこれでいい。昔の人たちもこの景色を見ていたのでしょうか。

 

 

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松本城の目の前にあるファミマはお城仕様。

京都の景観を守るためとかで京都ではこういう化けたコンビニをよく見かけますが、そういうのとはまた違うのでしょうかね。

しっかりファミマの色は残ってますしね。

 

 

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昼食はこちら。大阪王将でチャーハン。

もちろんどこでも食べられるっていうのは知ってますよ。

言い訳をすると、この日の夜信州名物のそばを食べる予定でした。

そして3日目の昼は、からあげを食べる予定でした。

なので松本名物のそばも山賊焼きも被っちゃうんです。

結果どこでもいいやとなり、大阪王将にしました。許してください。

また11月に松本いったらおいしいお蕎麦屋さん紹介しますので。

 

 

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ということで松本駅までワープ。

特急しなのに乗って長野へと向かいます。

特急しなのは名古屋と長野を結んでいる特急列車。

自由席利用だったので、警戒してだいぶ早めに松本駅のホームへと行きました。

この日は日曜日ということもあって、10両編成のしなの号でした。

さらに乗車列もできていました。

 

 

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写真ブレにぶれてますが、お許しを。先頭と最後尾で顔が違ったんですよ。

それが言いたくて無理やり載せています。

走ってる電車撮るのってホント難しいですね。

 

 

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というわけで10号車に一番乗りしました。

車内はガラガラ。松本で降りる方も割りといて、入れかえって感じでしたね。

松本からはそこそこ乗りましたが、それでも乗車率は5割満たなかったです。

 

 

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座席は地味目な色、よく調べるとこの特急はJR東海の車両だそうです。

新幹線という華があるからなのかはわかりませんが、なんともビジネス向きな感じがしました。

テーブルももちろんついていますが、座席のポケットには特になにも入っていませんでした。

 

 

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今回は金券ショップで購入したしなの回数券を使いました。

塩尻長野間の各駅から各駅まで、1回だけ使うことができます。

松本から長野までは自由席で1000円ちょっと。このきっぷは金券ショップで1000円を切っていたと思います。

 

 

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しなのは松本を出発すると、篠ノ井線を走っていきます。

松本の市街地を超えるとすぐに田園地帯と山が迫ってきます。

松本長野間って意外に山がちで、双方がそれぞれ盆地であることがよくわかります。

 

 

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冠着駅を過ぎ、長いトンネルを超えると少しずつ日本三大車窓の片鱗が表れてきます。

ちなみに冠着駅は「かむりき」と読みます。

冠着山が近くにあることから駅名になったみたいです。

そして冠着山には姨捨伝説があります。

姨捨伝説は後述します。

 

 

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こちらが日本三大車窓に数えられる姨捨から望む善光寺平です。

天気がイマイチでそんなに絶景!!!って感じではないかもしれないですが、晴れた日や、夜景などが美しい場所です。

ほんとは姨捨駅から眺めるのが日本三大車窓になるのではないかと思います。

特急しなのは姨捨に停車しないので姨捨付近を通過中に撮影したものになります。

 

それではここで姨捨伝説をさらっと。

信濃国の殿様が年寄り嫌いのために、70歳になった老人を山へ捨てるようにとのお触れを出します。ある若者は70歳になった母を山へ捨てることができす、山から戻ってきて自宅の床下でかくまったのでした。ある時殿様のところを隣国の使者が無理難題を押し付け、できなければ攻めこむと言い残していきました。そこでその無理難題を若者が知り、母に尋ねると、母は見事に解決策を提示しました。若者はそれを殿さまに教えると、無事国難を乗り切ることができました。若者は望むままに褒美をもらうこともできましたが、母に教えてもらったことを伝え、母を助けてくれと願い出ます。そこで殿様は改心し、お年寄りを大切にするようになったのでした。

とまあこれが姨捨伝説です。

 

他にも、平安時代に成立した大和物語の中にも姨捨に関する物語と歌が登場します。

この話は、嫁姑の問題で、妻が夫に姑を山に捨ててくるように言い、夫は実際に捨ててきたが、月を見て歌を詠みます。それが、

「わが心 なぐさめかねつ 更級や 姨捨山に 照る月を見て」

という歌で、母を思って読んだ句になります。

 

と、姨捨伝説は様々ありますが、真意は不明です。

あくまで伝説であり、伝説は伝説のままがいいでしょう。

 

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姨捨から山をかけ下り、松本長野間の唯一の途中駅である篠ノ井駅に到着。

篠ノ井駅篠ノ井線は終わり、信越本線区間になります。

と同時に北陸新幹線が合流、さらにしなの鉄道線もこの駅から軽井沢方面に向けて走っています。

 

 

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篠ノ井駅を過ぎると、武田上杉の決戦の地川中島を超えて長野駅に到着しました。

長野駅は長野県を中心地。北陸新幹線をはじめ、特急しなのが乗り入れるほか、しなの鉄道飯山線と少し離れて長野電鉄と様々な方面へと向かう鉄道が集まる駅です。

そしてこれは特急しなのの最後尾の顔なんですが、先頭とは全く違うんですよね。

違う電車が連結しているみたいで面白かったです。

 

 

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長野駅の外に出てきました。こちらは善光寺口。

見てわかるようにとんでもなくでかいです。でも過剰じゃないんです。

この時期でもしっかり賑わっていました。

駅ビルの中には都会の印スタバに無印、ほかにも信州のお土産が集まっていたり、レストラン街もしっかり信州名物があって、大きな規模でした。

今回は長野駅直結のJR東日本のメトロポリタンに泊まりますが、宿泊記はまだあと。

このあとあるところに向かいます。次回のお楽しみに。

 

 

ということで今回はここまで。

日本三大車窓姨捨のほかには九州の肥薩線矢岳、北海道の根室本線狩勝峠と関東からはちょっと行きにくい場所にあります。

姨捨なら長野松本を周遊して楽しむことができ、また長野の温泉なども合わせて楽しむことができると思います。

 

長野も山梨と並んでフルーツ大国。最近はぶどうも有名ですよね。

夏と秋はフルーツ狩りで冬はウインタースポーツ。

様々な楽しみ方ができるのは長野県の特徴だと思います。

遠出が憚られる今は新幹線で2時間かからない長野旅行もいいかもしれないですね。

 

次回は長野のえ?どこ?みたいな場所に行って歩いてきました。

お楽しみに。

最後までお読みいただきありがとうございました。