こんにちは。
雨予報なので、日帰り温泉やめました。
めちゃくちゃ行きたかったんですが、またリベンジです。
信州城巡りの旅も5回目に入りました。
旅は2日目。松本城を観光します。
松本城は国宝にも指定されている城で、現存する五重六階の天守の中で日本最古。
1520年までにはできていたとされています。
しかし、辰巳附櫓と月見櫓は江戸の平和な時代になってから作られています。
松本城は戦のために作られた天守と平和のために作られた櫓という、異なる性質を持っったものが複合して作られている唯一無二のお城らしいです。
まあとにかく、日本唯一のすごい城ってことですね。
今回が天守内を中心にじっくり見ていきたいと思います。
それではスタート!!
天守内へは十分な距離を取って一組ずつ案内されます。
10~15分ほど待ったと思います。この日意外と暑かったので、ちょっときつかったですね。
国宝は土足で踏んではいけないらしいので、靴を脱いでから、中に入っていきます。
中にはいるとしっかりと順路が決められています。
こちらは1階の武者走り。写真左の母屋部分は少し小上がりになっています。
母屋部分は土台が二重になっているらしいです。
こちらは石落。お城ではよく見るやつですが、この役割は、石垣をよじ登ろうとする敵に対して、石を落としたり矢を放ったりと敵の妨害をするために作られたものです。
どもお城でもだいたいは見ることができますが、松本城は石落の数がほかの城に比べて多くなっているそうです。
現代のタワーにある下が透けて見えるやつに似ていますが、ここはガラス入っていないので、足踏み出すと…
こちらは武者窓と矢狭間。
武者窓は太い格子が入っている窓。これでは窓からの侵入は全く望めません。
矢狭間はその名の通り矢を射るための穴です。鉄砲狭間という鉄砲を撃つためのものもあります。
矢狭間ということは、つくられたのは鉄砲がまだ普及していなかった時代だったのでしょうか。
昭和の修理時に取り替えられたシャチホコが飾られています。
説明はこの通りですが、疑問に思ったことが、想像上の生物というところ。
鴨川シーワールドにいるシャチとは違うのかなと思ったんです。
まず、シャチホコのシャチはその通り想像上のもの。
頭は竜、体は魚という、人魚のような想像上のものですね。
一方鴨川シーワールドにいるシャチは、日本ではもともとクジラとされていたそう。
その後シャチという呼び名ができ、城にある鯱と同じよびなになってしまったんですね。
ちなみに城にシャチホコがついたのは、織田信長の安土城が最初だったようです。
途中矢狭間から天守内に並ぶ列が見えました。
ここから見ると入った時よりも長くなっているなと感じたと同時に、ここから矢を放ってみたいなという気持ちにもなりました。
体験できたりしたらいいですね。
展示としては他にも甲冑や鉄砲など、城にふさわしい展示物があります。
筆者はこういうものよりは戦いや政治をしていた場所など実際の出来事に興味があるので、詳しく書くことができないです…
この表示があるように、階段がとにかく急なのが松本城の特徴でもあります。
現存天守には共通していることだと思いますので、現存天守に行く場合には階段が急だということを頭に入れた方がいいですよ。
松本城の階段は55〜61°ととんでもなく急なんですね。
前に金沢城の階段をメインに記事を書いていましたが、松本城はそのレベルが何度も続くので流石に疲れました。
ここに来る時は覚悟が必要です。
天守の内部ですが、展示スペース以外はこのように順路がしっかりと決められています。
特に4.5階の間、5.6階の間の階段はあまりにも急なので片道通行になっています。
順番待ちの際は距離を開けるようにも言われますし、しっかり対策がなされていると言っていいですね。
やってきました地上22mの天守6階です。
天井を見上げるとその歴史をひしひしと管いることができました。
それでは最上階から見える景色を紹介。
まずは東方向。こちら側には松本市役所が見えます。
その奥の山には美ヶ原高原を見ることができます。
続いて南側。松本の中心市街地になります。
確かにビルが多くなっています。
またその奥には中央線の走る塩尻峠を見ることができるみたいです。
この写真で見えてるのかは怪しいですが。
続いて西側。上高地などがある北アルプスをじっくり見ることができるんですが、雲が邪魔してよく見えませんでした。
手前に見える赤い橋は、埋橋といって松本城が映えるような橋なんです。
が、地震の際に今から8年前くらいに起きた地震によって耐震性に課題があることが露呈し現在立ち入り禁止になっているようです。
こちらは北側。
写真では木に半分ほど隠れていましたが、旧開智学校があります。
松本の観光は駅から少し離れているところが多いですね。
天守を降りてくると最後に出るのは月見櫓です。
この月見櫓は江戸時代に作られた建物で、戦には不向きの建物です。
この窓というか壁は薄い板戸1枚でできているんです。
確かに戦いなら一瞬で壊されてしまうので役に立たないですね。
そしてこの月見櫓はその名の通り月見のために使われていたようです。
最後に本丸御殿から松本城を見てみました。
ふもとから見るととても壮観。
昔からずっと変わらずに立っているというのなんともロマンを感じます。
ということで今回はここまで。
松本城は小学校時代に一度訪れたんですが、記憶がほぼなかったので、とてもたのしかったです。
様々な時代の性質をこの目で見て肌で感じられました。
松本は観光地の中でも非常にアクセスが良く、さらに山賊焼きや信州そば、スイカにリンゴと様々な名産を食べることもできます。
泊まらずとも日帰りで全然楽しめる場所です。
1日休みがあったらまた来たいと思いました。
ただ筆者の家は毎年りんご狩りに行ってるので、今年もう1回行くんですよね。
さて次回は今回入れきれなかった松本の昼食と、特急しなのに乗って長野に行きます。
また絶景が出てくるのでお楽しみに。
最後までお読みいただきありがとうございました。