がーわのたびレポ

日本各地の移動手段や観光地、宿泊施設をじっくりと紹介!

【旅行記】草津宿で江戸の旅を知る 関西歴史旅⑤

こんにちは。

最近暑すぎて寝ていられなくて、朝早く起きてしまいがちです。

せっかく早起きしているんだから有意義に時間使いたいよなとか考えるんですが、その分昼寝してしまうので、時間に余裕が生まれているわけではないんですよね。

 

さて今回も関西歴史旅です。

旅行のタイトルである歴史旅にふさわしい観光をしていきたいと思います。

旅は1日目、午後になり滋賀県の観光を本格的に始めました。

まず訪れたのは草津。関東の温泉地ではなく、中山道東海道が交わるまちの草津です。

草津には本陣が現存しており、資料館として見学することができます。

また、旧東海道中山道の分かれる地点も残っており、草津の街の歴史を体感することができます。

今回は2つの場所を見学し、その歴史を学んでいこうと思います。

 

それではスタート!!

f:id:gawa67tabimaru:20210716192042j:plain

草津川の跡、草津川跡地公園のすぐそばにあるこの交差点。

ここが東京日本橋で逆方向に分かれた東海道中山道の合流地点になります。

そして写真中央にあるのが東海道中山道の分岐点であることを示す追分道標。

ここが分かれ道であることを今でもしっかり示しています。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716192140j:plain

道標には「左中仙道みのぢ」「右東海道いせみち」と記されています。

その通り、先ほどの道をまっすぐ、トンネルを抜けて草津駅方面に進むのが中山道

現在の琵琶湖線と同じように米原方面へと進んでいきます。

ここを右に曲がり、鈴鹿峠に進むのが東海道になります。

東海道から分かれ伊勢方面へと向かうのが伊勢街道であり、「いせみち」と記されているのは、当時伊勢参りの人気が高かったからだと思います。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716192230j:plain

この追分道標は市の文化財になっているようです。

先ほどの道標の上についている常夜燈は当時の飛脚から寄進されたもののようです。

そのまま残っていることが評価されているのでしょうかね。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716192453j:plain

草津川跡地公園と追分道標から少し歩くと、現存する草津宿本陣へとたどり着きます。

草津宿は1843年の全盛期には本陣が2軒、脇本陣が2軒、旅籠が72軒を数える大規模な宿場町でした。

その本陣のうちの1軒である田中七左衛門本陣が現存し、公開されています。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716192614j:plain

本陣は公家や大名など限られた人しか宿泊できない施設でした。

一般庶民にとっては関わりのない場所でしたが、その役目を終えた明治時代以降は郡役所や公民館として利用され、その姿を今にとどめています。

1949年にはその価値が認められ、国指定史跡になりました。現存する本陣の中では最大規模の施設になっています。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716193008j:plain

本陣と交流館の共通券は大学生で260円でした。学生証を提示する必要があります。

また、感染症対策として、入館できる人数が限られていることや連絡先の記入などを求められました。

日曜の午後でしたが、見学者は少なく混雑はしておりませんでした。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716192840j:plain

中の撮影に関しては、資料などの展示は単体での撮影が禁止、部屋の全体像などは大丈夫との事でした。

こちらは畳廊下。玄関から上段へとつながるその名の通りの廊下です。

ただ、混雑時はここにも寝泊まりすることがあったようです。

敷居のふすまの高さがだいたい170㎝程度しかなく、筆者も少し身をかがめる必要がありました。これは当時の人の大きさを物語っているものだと思います。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716193058j:plain

上段の間の先には庭園があります。

本陣はとても広い敷地を持ちますが、その広さゆえに現在では一般の住宅になってしまっている場所もあります。

この庭園の向こうには住宅があり、そこまで含めて本陣の敷地であったようです。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716193711j:plain

こちらは台所土間。土間にはスリッパが置かれており、実際に降りて見学することが可能です。

ここでは宿泊者の食事などを調理していたようで、1度に200合ものお米を炊くことが出来たようです。とてつもない規模だ…

写真は撮れませんでしたが、和宮降嫁の際に立ち寄った和宮に出された食事の献立も再現されており、見ごたえがありました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716193811j:plain

写真は湯殿へと運ぶためのお湯を沸かす釜ですが、このようにして庭の部分に少し出ることができます。

ここでは土蔵を見学したり、楽座館という草津宿本陣に宿泊した著名人の解説などが展示されています。

代表的な人物でいうと、赤穂事件の浅野内匠頭吉良上野介新選組土方歳三などが宿泊した記録が残っています。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716193924j:plain

こちらで共通券を提示し、交流館の分をもぎってもらいます。

こちらでも連絡先の記入を求められますが、本陣でも書いているので名前だけでOKでした。

基本的に撮影ができなかったので、ざっくり展示の内容だけ紹介します。

江戸時代の旅、宿場町、草津宿をテーマに様々な種類の展示がなされていました。

中でも、草津宿のまちなみ模型は、当時の草津宿の規模の大きさを実感できる見ごたえのある展示でした。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716194013j:plain

この道は本陣や交流館前の旧東海道です。写真の向こうが草津駅方面になります。

道の細さからして現代に整備された道とは異なる印象を抱きます。

また歴史を感じる建物が道沿いに点在し、マンションも名前が○○本陣だったり、門構えが昔風で立派だったりと、まちをあげて宿場町の景観を作っているようでした。

道が細い割には人も車も多いので、訪問時は注意して歩く必要がありそうです。

 

 

ということで今回はここまで。

草津の観光としてはメインとなるであろう、草津宿本陣を見てきました。

そもそも江戸時代のものが現在まで残っていること自体がすごいことですし、中に実際に入って見学できるというのが新鮮な体験でとても楽しかったです。

この日は外も蒸し暑くて、エアコンもない中で見学というのは少しきついかなと思っていたのですが、思ったよりも涼しく、これが江戸時代の知恵なのかもしれないなと思いました。

 

東海道中山道沿いにはたくさん宿場があり、建物は残っていなくても道幅や、道標などその時の様子を今に伝えるものが残っているかもしれません。

近くに寄ったら少し見てみるのも面白いかもしれませんね。

 

次回は草津を後にし、石山へと向かっていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【旅行記】草津の街と天井川 関西歴史旅④

こんにちは。

とうとう梅雨が明けて夏が始まったという暑さです。

旅先も涼しいところを選びたくなりますよね…

 

さて今回も関西歴史旅を書いていきます。

旅は1日目、滋賀県を観光していきます。最初に訪れたのは草津

関東に住んでいると草津といえば、群馬にある草津温泉なのですが、滋賀県にも草津という街があります。

こちらの草津も歴史が深く、東海道中山道が合流する宿場町として大きく栄えた街です。

そんな歴史と、現在の草津の街の様子を見ていくとともに、現在でも見学できる草津宿を、こちらは次回じっくり見ていこうと思います。

 

 それではスタート!!

f:id:gawa67tabimaru:20210716190056j:plain

JR琵琶湖線草津駅です。

ここ草津駅は新快速も停車する駅で、さらに柘植方面へと草津線が分かれる駅でもあります。

駅周辺は十分に発展しており、県内では南草津駅に次ぐ乗降客数2位となっています。

実際に日曜の昼過ぎという時間ですが、駅もその周辺もかなりの賑わいになっていました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716190341j:plain

こちらは東口にあった地図です。

草津市自体は琵琶湖岸の街ですが、草津駅からはかなりの距離があり、琵琶湖が見えそうではありません。

前回の大津と同じく、大阪や京都のベッドタウンになっている街のようで、草津駅南草津駅の周辺にはとにかくマンションが立ち並んでいました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210717114522j:image

草津駅東口は旧草津宿に面していたため、東口の方が発展度合いが高いように感じます。

東口から通じるデッキには写真のように草津宿の石碑が置いてあります。

現存する草津宿本陣までは少しだけ距離があり、駅前はまだ旧中山道が通るのみとなっています。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716190453j:plain

デッキの先にあるこの第2南洋軒ビル。何の変哲もなさそうなビルですが、気になる文字を発見しました。

真ん中の少し暗くなっている文字見えるでしょうか?

日本旅行発祥の地」と書かれています。

みなさんご存じの旅行会社、日本旅行はここ草津で駅弁を販売していた会社が前身となり、団体旅行を扱うようになったことから、始まった会社のようです。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716190540j:plain

代表で撮ったLty932という複合施設。駅前に位置し、店舗や塾、そして上がマンションとなっています。

このほかにも草津駅前には近鉄百貨店、平和堂など様々な商業施設が集結しています。

西口にもボストンプラザと呼ばれるホテル、少し離れたところには大規模な平面駐車場を持つアルプラザ草津というショッピングモールがあります。

電車で生活する人も車で生活する人も、どちらも草津駅の周りに集まってくる理想的な街の姿になっているように感じます。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716191005j:plain

草津駅から草津宿の方向へとしばらく歩きます。

するとマンションがたくさん。旧中山道沿いとは思えないほどの発展度合いを見せています。

先ほど述べたように南草津駅の周りにも巨大なマンションがあり、草津ベッドタウンであるという印象が強烈に付きますが、人口は大津の半分以下。

滋賀県第2位になっています。もう少し肉薄すると思ったんですけどね。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716191342j:plain

続いて草津宿と並ぶ街のシンボル、旧草津川を見ていきます。

草津川は現在、草津駅とはまた離れたところを流れている川ですが、もともとはこの写真のトンネルの上を流れていました。

これを天井川といいます。

天井川は川面が地面よりも上にあり、大雨時に川の水があふれると周辺の街に大惨事をもたらすという弱みがあります。そのため、現在は流路が変えられています。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716191456j:plain

草津川の跡地は現在、草津川跡地公園として整備され、市民憩いの場へと変化を遂げています。

何も知らないまま来ると、地面より高い位置に謎の堤防らしきものがあり、そこからまた下がった位置に公園があるという、謎が深まる構造になっています。

これが川の跡というんだから面白い。なかなかみられる光景ではないと思います。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716191534j:plain

実際に市民憩いの場になっているようで、水遊びをしている子供たちや、ゲームをしている学生、ランチ中のママさんたちなど、様々な方が思い思いに過ごしているようでした。

それまでは水害の元になるなど、市民を苦しめてきた川が今では市民がくつろいで過ごす場になっているという、不思議すぎる光景ですね。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210716191612j:plain

地形的に見れば、川の跡地であるとわかるかもしれませんが、それ以外には川だったという名残を特に見つけることができません。

その中でこの看板は旧草津川を今に伝える唯一のものではないかと思います。

この説明書きを見る限りは、江戸時代に草津宿ができたことからこの草津川が天井川になる原因になったようですね。

また、普段は歩いて渡れる程度の川だったとか。とてもユニークな川ですし、とても勉強になりました。

 

 

ということで今回はここまで。

1日目最初の観光となる草津の街でした。

草津は歴史的な街で、やはり草津宿がメインになると思いますが、草津宿以外にも、草津宿へと向かう道の途中にも、草津ならではの見どころが存在するのが魅力的ですね。

 

また普段馴染みのない関西の街ということで、どういう役割を果たしている街なのかという部分についても着目し、草津の街を見ることができたのは面白かったです。

とにかく住みやすそうだなと思いましたね。

関西に暮らす機会があれば当然候補に入ってきそうです。

 

次回は草津宿の本陣など、史跡を観光していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました

【京都アクセスきっぷ】お得なきっぷで関空から京都へ 関西歴史旅②

こんにちは。

今回は関西国際空港から京都へと向かうお得な切符を紹介します。

関西の玄関口でもある関西空港。国際線利用者やLCC利用者は大阪の中心部に位置している伊丹空港よりも関西空港のほうが関西へ向かう際にはメジャーな空港となっています。

そんな関西空港から京都へ向かうにはいくつかの手段がありますが、その中でも最も安い手段を用いて京都へと向かいます。利用するのは「京都アクセスきっぷ」。南海電鉄と大阪メトロ、そして阪急電車をの降り次いで京都へ向かう激安きっぷになっています。

今回は京都アクセスきっぷを用いて、関空から京都へと向かう様子をお届けします。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

京都アクセスきっぷとは

まずは関空京都間の移動手段から紹介していきます。関西空港から京都へ向かうには、JRなどの鉄道を乗り継いで向かうか、リムジンバスで向かうかの2択になります。

リムジンバスは1時間半ほどの所要時間で2600円。

2択といっても鉄道には様々な選択肢があり、まずはJRの特急はるか。

こちらは一番早い手段かつ乗り換えなく向かうことができますが、料金は3000円程度、さらには減便の影響もあり本数が激少ない状態になっています。

JRを大阪駅で乗り継ぐと1900円程度と、安く向かうことができます。大阪駅で乗り換えが必要なのと、新快速は混雑しているのがデメリットでしょう。

そして今回利用するのが京都アクセスきっぷです。

南海線、大阪メトロ、阪急線を乗り継いで京都河原町駅烏丸駅まで向かうことのできるきっぷです。こちらは1250円破格の値段。しかし天下茶屋駅で高架と地下での乗り換えが発生すること、また場合によっては淡路駅などで2回目の乗換が必要になります。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210713161902j:image

関西空港の第1ターミナルに隣接している関西空港駅へとやってきました。

今回利用する京都アクセスきっぷは写真の右側、南海電車のカウンターにて購入することができます。上に掲示されている看板には英語表記で京都アクセスきっぷが紹介されています。さすが国際空港、外国人の方向けの構造になっています。

ちなみに右側はJRの切符売り場です。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210713160026j:plain

購入した京都アクセスきっぷを見ていきます。このような形で、きっぷという感じではなく説明書きメインの紙を渡されます。

全体の路線図が書かれていますね。確認はしていませんが、このきっぷで京都河原町方面ではなく、嵐山方面に向かうことも可能なはずです。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210713160054j:plain

中を開いてみると切符が2枚入っていました。南海電車関西空港天下茶屋間の切符、そして大阪メトロと阪急線の天下茶屋から京都方面への切符が入っています。

こういう形式なので券売機ではなく、カウンターで買う仕様になっているんですね。もちろん購入時に説明もしてくれますので、不安は特にありませんでした。 利用方法としてはきっぷになるので、自動改札機を通す必要があります。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210713161914j:image

 関西空港駅はJRと南海の2路線が乗り入れていますが、それぞれ改札が異なるので要注意です。右側の赤が南海、左側の青がJRです。

南海の方には京都の文字は一切ないですが、南海電鉄は京都へは向かっていませんので当たり前です。天下茶屋で乗り換えとなるので、京都の文字がないからといってJRの青の改札口に入らないように注意です。

 

南海電鉄天下茶屋駅

f:id:gawa67tabimaru:20210713160512j:plain

南海のホームへ向かっていきます。完全に英語でWelcome to Osaka Kansai!!なんて書かれちゃってますが、見渡す限り外国の方は全くいません。悲しい。

看板右側のロボット的な列車が特急ラピートです。南海を代表する特急列車となっておりかなり格好いい車両です。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210713160615j:plain

左側を覗くとJRの関空快速が停車中でした。関空快速は結構な高頻度の運転で、しかも転換クロスシートの快適?な座席、天王寺から大阪環状線に入るという利便性の高さと、空港アクセスの中でも便利な方かなと個人的には評価の高い列車です。

ただそれは大阪や大阪環状線沿線に向かう際には便利になるという話で、京都に行く際に関空快速に乗ると、梅田ダンジョンとも称される大阪駅での乗り換えが必要となります。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210713160711j:plain

出発案内です。基本的には1時間に4本の難波行きの空港急行があるようです。

また減便中とはいえ、ラピート号も運行がされています。どちらも天下茶屋に停車するので、京都アクセスきっぷを利用する場合でも、追加料金を支払えばラピート号を利用することができます。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210713161036j:plain

こちらは停車中の空港急行普通列車ですね。関西空港を発車する時点では座れるくらいには空いていました。

しかし停車駅も割とあるので、天下茶屋駅に近づくにつれてだんだんと混雑していきます。座れるのは始発駅の特権かもしれません。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210713162009j:image

車内が混雑していたのと、爆睡してしまったので、いきなり天下茶屋駅です。関西空港からここまでは45分程度。

途中岸和田駅和歌山市から来る特急サザンに追い抜かれました。天下茶屋駅へ急ぎたい場合は特急サザンに乗り換えた方が早く到着します。特急サザンは自由席車がある特急列車で、自由席車は追加料金不要となっています。

 

天下茶屋から大阪メトロ堺筋線に乗車
f:id:gawa67tabimaru:20210713162012j:image

天下茶屋駅では南海の改札を出て、大阪メトロ堺筋線に乗り換える必要があります。堺筋線は阪急線へ乗り入れを行っており、出発案内にもあるように京都河原町駅まで1本で向かうことができます。

堺筋線自体は天神橋筋六丁目駅まで、そしてそこから先は阪急線となります。ほぼすべての列車が堺筋線内で完結しないような運行で、阪急線に直通運転をしています。


f:id:gawa67tabimaru:20210713162015j:image

ということで乗車する列車も阪急線の車両。堺筋線はほとんど乗ったことがないので、阪急の車両が地下鉄を走っているのが少し不思議な気もします。

日本橋や北浜など大阪中心部の各駅を通る堺筋線ですが、乗車中そこまで混雑することはありませんでした。日曜日ということもあったのかもしれないですね。


f:id:gawa67tabimaru:20210713161959j:image

天神橋筋六丁目駅、通称天六を過ぎると地下区間が終了し地上へと出ました。そして停車したのが淡路駅。こちらは堺筋線からつながり北千里へと向かう阪急千里線と大阪梅田から京都を結ぶ阪急京都本線の乗換駅となっています。

そのまま乗っていても京都河原町へと向かうことができますが、今回は淡路駅から特急に乗り換えます。

 

阪急京都線で京都河原町

f:id:gawa67tabimaru:20210713162002j:image

淡路駅では北千里線と京都本線が平面交差しているため、ダイヤにいろいろと制約がかかってしまうことや、本数が多いことから周辺の踏切は開かずの踏切状態になっていることから、駅自体の高架化工事が行われています。

たしかに駅のホームも小さく、その割には京都方面北千里方面の列車がどんどんやってくるわ、どんどん乗り換え客で混んでいくわと大混雑。日曜の午前中とそこまで混むとは思えない時間でもこの感じなので、平日のラッシュ時とかやばそうです。


f:id:gawa67tabimaru:20210713162019j:image

京都本線の特急は写真のようにクロスシートで快適仕様になっています。

やはり京都大阪間は観光需要が大きいはずなので、このようなシートの方が旅情が出ますよね。ただ、日曜の昼前。車内はしっかり混雑していました。全く座れませんでした。確実に特急列車に座るなら始発の大阪梅田駅からとなるでしょう。

そう考えると天下茶屋駅から直通の京都方面があるときは、多少時間がかかっても確実に座れる準急に乗り続ける方がいいかもしれません。


f:id:gawa67tabimaru:20210713162006j:image

ということで関西空港から2時間ほど、京都河原町に到着しました。

乗り換えが多々発生することや、2時間かかることなどデメリットもあるかもしれませんが、とにかく安く京都へと来ることができました。目的地が京都駅方面なのか、四条や河原町など中心部方面なのかにもよって利用する手段が変わってくるとは思いますが、格安になる京都アクセスきっぷも手段の一つとして覚えておいて損はないと思います。

 

 

ということで以上、京都アクセスきっぷを用いてお得に関空京都間を移動してみました。

本当は特急はるかに乗ってみたかったのですが、本数が絶望的な状態。ならばということで、今回は一番安いと思われる手段を利用してみました。

そこまで乗り換えが負担に感じなかったので、安く行けてよかったというプラスなイメージを抱きました。これが大きなスーツケースを転がしていたら、ちょっと大変だったかもしれません。

関西空港から京都の間には様々な交通機関がありますので、自分の状況と目的地にあった選択をしていく必要がありそうです。

 

この記事は2021年7月上旬の情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

watabimaruga.hatenablog.com

【関西国際空港】関西空港のいまを目の当たりにする 関西歴史旅①

こんにちは。

今回は2021年6月時点での関西空港の様子をお届けします。

羽田空港から朝1番の便で関西国際空港へとやってきました。この後の予定では京都や滋賀を観光しますが、せっかく来たので関空を通過点にせず、関空の現在の状況を見学することにしました。

大阪には関空と伊丹という2つの大きな空港があり、伊丹は国内線のみ、関空は国際線とLCCを中心に国内線も少々と、完全に役割が分かれています。そのため、国際線が完全に潰えていることから関空は現在大打撃を受けているのではと考え、実際に今どうなっているのかを見てみることにしました。

旅に出れないからこそ、空港へ遊びに行くというのも選択肢になるとは思いますが、お店などがやっていなければ意味がないもの。遊びに行く空港という視点からも、関西空港の現状を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

国内線エリアと商業エリアのいま

f:id:gawa67tabimaru:20210710180653j:image

まずは到着口にある国内線の手荷物受取所から。そもそも国内線は少ないのでこの時間は他の到着便は見当たらず、減便の影響はうかがえませんでした。

筆者の乗ってきた便は乗客が少なかったので、手荷物受取所で待っている人はほとんどおらず、ここでは旅客減の影響を目の当たりにしました。

 

まずは国内線のフライト状況を見ていきます。写真右が到着便、左が出発便になります。

こうしてみるとほとんど欠航便はないように感じます。そもそも国内線が少ないというのもありますが、第2ターミナルからピーチが国内各地へ飛ばしているので、そこまで少ないなという感想は持ちませんでした。実際にピーチはこの時期にも関わらず新規路線を開設したり、積極的な展開をしています。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210710182621j:plain

すべて写しているわけではありませんが、関西空港第1ターミナルのショップレストラン案内です。所々休業中や改装中、テープで完全に消えているお店などもあります。

やはり国際線中心の空港とあって、飲食店やショップなども苦戦を強いられているようです。関空は遊びにくるというよりは、飛行機を使うお客さん向けの空港だということを強く感じます。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210710183305j:plain

2階は国内線ゾーンになっており、各航空会社のカウンターに出発口到着口まで集まっています。この辺りは国内線利用客である程度賑わっており、お店もそれなりに開いている印象でした。

こちら第1ターミナルは大阪万博に合わせてリニューアルする計画があり、現在国内線は2階に集約されていますが、端っこに追いやられることになります。この工事はもうその準備が始まっているようです。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210710180705j:image

2階にはフードコートやマクドナルド、スターバックスなどの気軽に食べられるようなお店が集まっています。写真の551も2階なのですが、現在休業中。551は大阪を代表する名物ですが、そのお店も休業中となると、お客さんの減少が激しいのかなと想像することができます。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210710184058j:plain

続いては3階。こちらはショップやレストランが集まっているフロアになります。ご覧の通りほぼほぼ閉まっていました。

朝早いということも一因かとは思いますが、営業時間短縮や休業中などの貼り紙をしているお店も多く、人が来ない関西空港のいまを象徴しているフロアとなっています。

 

国際線エリアのいま

f:id:gawa67tabimaru:20210711133829j:plain

続いてやってきたのは4階、国際線の出発フロアになります。一目見ただけでなんか暗いのが分かりますね…

カウンターもほとんどが閉じられていて、もちろん人も全くいませんでした。全盛期を知っているわけではないですが、この巨大な空間に人がほとんどいないというのは強烈な違和感を感じます。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210711134400j:plain

こちらが国際線の出発便。あまりにも少なすぎて、見にくいですね。

本来なら大きな画面をフル活用して、多くの出発便が羅列されているはずでした。

f:id:gawa67tabimaru:20210711134515j:plain

さすがに見にくいので拡大。この時点で朝の9時前なのですが、1日でたったの6本…想像以上に飛んでないです。そしてすべて外資系の航空会社です。日本の航空会社は成田、羽田に統合しているようです。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210711135442j:plain

続いては1階の国際線到着口に降りてきました。ご覧の通り閑散としています。

4階まで吹き抜けになっており構造的に自然光が差し込んでくるので、明るさは半端ないですね。日曜なのに、こんなに明るいのに、人が全然いないって不思議すぎる…

 

f:id:gawa67tabimaru:20210711140010j:plain

こちらが国際線到着便一覧です。少ない。

羽田から到着した際に、タイ国際航空の機体が見えたのですが、それはこの1時間前くらいにバンコクから到着したものだったみたいです。出口はすべて北になっていますが、恐らく南出口では工事していたので、すべて北に集約しているのではと思います。

南側は国内線リニューアル後の国内線到着口となるようです。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210711140513j:plain

1階には任天堂コーナーが設けられていましたが、クローズしています。USJニンテンドーワールドができて、オリンピックついでに関西を訪れた人を世界的に人気なコンテンツであるニンテンドーによって出迎えるという算段だったはずなんですが…

ここが外国人の方で賑わう日はいつやってくるのでしょうか。まさか2025年の万博まで待たなければいけないなんてことはないと思いたいです。

 

関西空港駅とエアロプラザのいま

f:id:gawa67tabimaru:20210710180659j:plain

第1ターミナルを離れて関西空港駅へとやってきました。

関西空港駅はJRと南海の2つの路線があり、大阪や難波、京都まで1本で向かうことができます。特急はるかやラピートについては大減便を食らっています。関空快速空港急行といった追加料金なしで利用できる列車に関しては、通常通りの頻度で運転されているようです。


f:id:gawa67tabimaru:20210710180656j:image
関西空港駅を抜けて、エアロプラザへとやってきました。第2ターミナルへ向かうバスが発着するバス停や飲食店、ホテル日航関西空港などがあります。

第2ターミナルはLCCが利用しているため簡素なつくりになっており、保安検査場を超える手前にはそれほど見どころがないと判断し、今回は行きませんでした。出発案内によるとpeachはそこそこ飛んでいるようでしたし。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210711141952j:plain

こちらのエアロプラザは人が結構いました。恐らく第2ターミナルへの連絡バスがあるので、LCC利用客が通るために利用しているというところでしょうか。

他にもローソンがあったり、旅行者だけでなく、関空施設内で働く人々にとっても利便性の高いお店が揃っていることも影響しているかもしれません。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210711142728j:plain

関西空港で飛行機を見ようとすると、制限エリア内か関空展望ホールという選択肢になります。しかし現在関空展望ホールは休業中。もともと展望デッキもなく、どこからも飛行機を見ることができません。

エアロプラザから少しだけ第2ターミナルに止まっているpeachを見ることができました。関空を歩き回りましたが、飛行機の姿を見たのはこれだけでした。元々飛行機が見にくい構造でもありますからね。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210711143108j:plain

エアロプラザ2階にラウンジがあります。こちらは4月末にオープンしたばかりで、カードラウンジとしても利用できますし、飛行機に乗らなくてもお金を払えば誰でも利用できます。

時間があれば潜入してみたかったのですが、そこまでゆっくりする時間はないので今回はパス。飛行機利用でも使えますが、少し遠いのでギリギリまでリラックスしているというのは厳しそうですね。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210710180702j:image

最後におまけ。せっかく大阪に来たということで、第1ターミナル内にあるスタバで大阪フラペチーノを飲みました。大阪は「めっちゃくだもんクリームフラペチーノ」ということで、大阪名物ミックスジュースをもとにしたフラペチーノになっていました。

普段スタバには行かない勢なのですが、結構おいしくていってよかったです。

ちなみにここで目覚めた結果、京都と兵庫のフラペチーノも飲みました。そのうち書くと思いますのでお楽しみに。

 

 

ということで以上、関西国際空港のいまでした。

関西空港は何度か訪れたことがあるので、改めて見学する必要はなかったのですが、

この時期にどのような状況になっているのか、そして当ブログでは紹介をしていなかったのでじっくり書いてきました。

全体的なイメージとしてになりますが、想像したよりは人がいたなという印象です。国内線には結構旅行客と思しき人もいましたし、第2ターミナルへ向かう方もめちゃくちゃ多かったです。

また、旅客減のタイミングで改装工事に入るのはうまい活用法なのかもしれません。実際に需要が復活した際に、綺麗になっていたり利便性が上がっていると訪問者の空港に対する評価も上がってきそうです。

 

この記事は2021年6月上旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

この旅の様子はこちら↓

watabimaruga.hatenablog.com

【訪問記】大迫力!伊丹スカイパークと千里川土手で飛行機に溺れる日々

こんにちは。Kです。

 

東京に4度目の緊急事態宣言が出ましたね。

 

実はオリンピックのチケットを持っているのですが、無観客になったのでそれも無効になっちゃいます。

 

最も、2年前くらいに取ったチケットなので今行く気があるかと言われると微妙ですがw

 

 

さて、今回は伊丹空港周辺で飛行機を撮影をしてきました。

 

「伊丹スカイパーク」と「千里川土手」です。

 

既出の記事はいろいろあると思いますが、参考になればと思います。

 

 

まずは伊丹スカイパークです。

 


f:id:gawa67tabimaru:20210708012005j:image

f:id:gawa67tabimaru:20210708012001j:image

 

滑走路の目の前にある公園です。伊丹空港からはタクシーで2000円弱。

 

ちなみに、レンタサイクルもおすすめです。私は阪急岡町で借りました。電動自転車で420円/日という破格で借りることができます。

 

普通の自転車もあるのですが、案外坂が多いので電動自転車がおすすめです。

 

滑走路に合わせて作られたためか、とても横に長い公園です。広場がいくつかあるので、離陸や着陸など、何を見たいかによって場所を分けると良いでしょう。

 

私は中央広場で撮影しました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210708224853j:image

今年伊丹に初就航したA350です。


f:id:gawa67tabimaru:20210708224842j:image

ATR42
f:id:gawa67tabimaru:20210708224849j:image
f:id:gawa67tabimaru:20210708224834j:image

大雨シリーズ。

 

中央広場には屋根があるので濡れずに撮影できました。

 

次に、千里川の土手です。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210708225731j:image

Googleで「原田大橋」と検索すると付近の地図が出ます。画像の砂利道を進むと、撮影スポットに出ます。シェアサイクルの駐輪場が目印です。

 

2分ほど歩けばわかります。たいてい航空ファンがいるので。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210708230442j:image

大型機は概ね真上を通過します。広角で撮っているのでわかりにくいのですが、落ちてくるんじゃないか?というレベルで近いです。


f:id:gawa67tabimaru:20210708230446j:image

小型機はあまり真上を通らないイメージです。なので、機体を横から撮影することができます。
f:id:gawa67tabimaru:20210708230452j:imagef:id:gawa67tabimaru:20210708230449j:image

千里川は着陸がメインになりますが、離陸もなかなか。

 

スナップの才がある人は非常に良い写真が撮れそうです。

 

 

以上です。

伊丹は初心者でも撮影しやすいと感じました。また、カメラが無くても楽しみやすい環境なので、是非また訪れたいですね。

 

また天気がいい日に、、

 

(記載の情報は2021/7/7現在のものです)

【搭乗記】JAL羽田関西 737国際線機材を使用した曇り空のフライト

こんにちは。

今回は羽田空港から関西空港までの搭乗記をお届けします。

東京と大阪の間は新幹線が強い存在ですが、飛行機も伊丹・関西・神戸の3空港へそれぞれ便が出ています。その中でも今回はJALを利用し関西国際空港へと向かいます。関西空港へはJALのほかにANAスターフライヤーが就航しています。東京という大きなくくりで考えると、成田からはpeachジェットスター関空へと就航しています。

料金なのですが、JALのタイムセールを利用し、6730円という破格の安さで購入しました。タイムスケジュールとしては羽田7:10発関空8:25着というダイヤです。

使用機材はボーイング737-800型機。国内線では主力機材ですが、今回は国際線用機材が投入されていました。

今回は東京大阪間の少し変化球な羽田関空線の搭乗記を、国内線用の機材との違いや、機内からの景色を含めて、少し長くなりますが書いていきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

朝の羽田空港から出発

f:id:gawa67tabimaru:20210707132433j:plain

日曜朝6時の羽田空港の北ウイングです。近畿路線は西日本ではありますが北ウイングからの出発となります。混雑しているほどでもありませんが、ガラガラというわけでもなく。恐らくはだいぶ客足戻ってきているのではないでしょうか。 

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707230808j:image

11番ゲートからの出発です。一昨年同じ便を利用した時は24番ゲートという端っこのゲートだったので、今回は保安検査場にめちゃくちゃ近くてよかったです。

このあたりのゲートは保安検査場から近いこともあり、福岡や大阪などの幹線が利用することが多く、大型機が揃いがちです。その中で737を見るとだいぶ小さい飛行機だなと感じてしまいます。


f:id:gawa67tabimaru:20210707230803j:image

座って搭乗開始を待っていると、6月末に就航したばかりのスカイマークポケモンジェットが走っていきました。那覇下地島線に導入されているようです。これから夏休みになるので、お子様には喜ばれそうですよね。ポケモンというとANAのイメージでしたが、もうそのイメージも過去のものですね。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707132528j:plain

出発時刻の15分前、6:55に事前改札が始まりました。

上級会員の優先搭乗は2組ほどしかおらず、すぐに機内後方座席の搭乗順が回ってきました。今回の座席は56A、進行方向左側の後方座席です。国際線機材のB737型機は20番台の座席がないので、56列あるわけではありません。

 

B737型機国際線機材の機内

f:id:gawa67tabimaru:20210707132915j:plain

先に座席の紹介。まずは足元の広さですがこぶし1個分ほどでした。国際線機材ではありますが、737の国際線機材は日本と上海や釜山を結ぶ近距離国際線に投入されている機材なので、そこまで長時間のフライトはないのだと思います。そのためこの足元の広さでも特に不便はないのでしょう。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707133114j:plain

国内線用機材と大きく異なる点としては個人モニターが各座席についています。最近は国内線でもA350や787には導入されてきていますが、国内線用の737にはありません。

しかし、ついてるだけで使用することはできないんです。安全のビデオだけこの画面で流れます。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707133349j:plain

ひじ掛けには個人モニターを操作するためのリモコンが収納されています。が、モニター自体を使うことができないので、もちろん特に触る必要もなく、ただ写真を撮っただけでした。

個人モニターのほかにも、機内Wi-Fiサービスも国際線機材ということで利用ができない状態になっていました。こちらは死活問題になる方もいそうですね。搭乗前に機内でWi-Fi使えないよというアナウンスもありました。 

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707133434j:plain

足元にはフットレストが装備されています。こちらは国内線機材では見られないもの。国際線機材ならではの装備で、国内線737の機材には設備がない物です。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707133547j:plain

背面テーブルです。国内線用とそこまで差は感じません。色が違うくらいですかね。ただそもそものシートの色が違うので、テーブルの違いというわけではないと思います。

 

雨の羽田から悪天候のフライト

f:id:gawa67tabimaru:20210707133759j:plain

搭乗率はとても低く、前方はそこそこ埋まっていましたが、後方は点々としていました。ほぼ定刻で飛行機は動き出します。出たばかりのスポットにすぐ次の飛行機が入っていました。朝の羽田ということでそれだけ出発便が多いのでしょう。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707133859j:plain

朝の出発ということで飛行機も混雑しているかなと思っていたのですが、すんなりD滑走路へと向かっていきます。いつもD滑走路からの離陸の時は、出発便が連なっていて飛ぶまでに待つのですが、今回は全く待ち無しで、そのまま滑走路へと入っていきました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707223308j:plain

出発から15分ほど、7:25頃に雨が強く降る中離陸しました。窓についている水滴にピントが合ってしまいました。だいぶ天気が悪く、それほど離れていない第2ターミナルの様子ですら見えません。雲も低く、離陸してすぐに雲の中へと入ってしまいました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707223432j:plain

長い間雲の中を飛行していました。雲の中を飛行している時は揺れに揺れていましたが、写真のような切れ間に出ると、一気に静かになりました。不思議です。 

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707223547j:plain

ベルトサインが消灯し、ドリンクサービスが始まりました。

ちょうど筆者の順番が回ってきたときに大揺れ。スカイタイムを頼んだにもかかわらず、フタ付きで提供していただきました。とにかく揺れていて、テーブルにおいて撮影できなかったので持ち上げて写真を。ピント合わせている余裕はないほどの揺れでした。

 

大阪湾を回りながらのアプローチ

f:id:gawa67tabimaru:20210707223704j:plain

ベルトサインが点灯し、8時には着陸態勢に入っていました。見えているのは和歌山県の海南。機内Wi-Fiがなかったので、その時はどこを飛んでいるのかわかりませんでしたが、写真を見ながら地図で確認したところ、和歌山の海南でした。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707223954j:plain

和歌山から紀伊水道を飛行し、見えてきたのは淡路島と徳島県の間にある鳴門海峡大鳴門橋が見えました。上空から渦潮見えたりしないかなと目を凝らしていましたが、さすがにそこまでは無理でした。

本来ならこの旅は徳島へ行く予定があったのですが、様々な事情で断念。上空から徳島観光できてよかったです。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707224048j:plain

しばらく淡路島上空を飛行していると、何かひときわ目立つ建造物を発見しました。恐らくこちらは世界平和大観音という観音像のようです。宗教的なものというよりかは、観光地としての要素が強いようです。間もなく解体されてしまうようで、貴重な姿を見ることが出来たのかもしれません。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707224353j:plain

淡路島付近で旋回し、神戸の街並みが見えるかなというあたりで雲に邪魔され景色が見えなくなってしまいました。

次に見えてきたのは船。船体のマークではっきりとわかりますが、こちらはさんふらわあのフェリーですね。大阪と別府、志布志を結んでいるフェリーです。いつか乗りたいです。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707224449j:plain

さんふらわあが見えてからすぐに、大阪の人工島咲洲が見えてきました。だいぶうっすらしか見えませんが、大阪府咲洲庁舎が高く目立っているので間違いないはずです。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707224737j:plain

しばらく降下を続け、りんくうゲートタワーや関西空港連絡橋が見えてきました。この橋の先に関西空港があるので、間もなく着陸です。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707224945j:plain

定刻より1分遅れて着陸しました。減便の影響で早着が多い最近では珍しいかもしれません。

ここで関西空港には就航していないはずのフジドリームエアラインズの飛行機を発見。フジドリームエアラインズはチャーター便も多く飛ばしているので、その関連でいたのかもしれません。 

 

f:id:gawa67tabimaru:20210707230827j:image

ということで関空に到着しました。

国内線のゾーンにはジェットスターANA、石垣行きのJTAの飛行機などがいて、多少の賑わいがありましたが、国際線の方にはほとんど飛行機がおらず、機内から確認できたのはタイ国際航空の1機のみでした。寂しい状態が続いているようですね。

 

 

ということで以上、羽田関空の搭乗記でした。

最近は国際線がほとんど飛んでいないので、今回のように国内線に国際線用の機材が投入されるというケースは多いと感じます。短いフライトなので関係ないですが、やはりモニターは使えるようになったらうれしいですね。どこ飛んでいるかくらいは知りたいですし。最近では当たり前となったWi-Fiサービスもないのはつらいところがあります。

 

この記事は2021年6月上旬現在の情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

watabimaruga.hatenablog.com

【宿泊記】ワイズホテル旭川駅前 駅近立地の快適宿泊レポ

こんにちは。

今回は道北旅の宿泊記を書いていこうと思います。

昨年の9月頭に4泊5日で訪れた北海道。

旭川では3泊したのですが、うち2泊は朝食もつけておらず、ただ寝たくらいの滞在だったため、宿泊記は後回しにしていました。

今回はそのうちの1つ、ワイズホテル旭川駅前の宿泊記を書いていこうと思います。

ホテルはその名の通り駅の目の前。

一瞬、ほんとに一瞬だけ屋根のないところを通りますが、ほとんど問題ないレベルです。

例によって宿泊費は記憶にありませんが、だいたい5000円程度だったと思います。

記憶とメモを頼りに書いていきます。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旭川駅目の前の立地

f:id:gawa67tabimaru:20210703195352j:plain

まずは立地。旭川駅の目の前にあります。

先日紹介したJRイン旭川のあるイオン旭川駅前店とロータリーなどの駅前広場を挟んだ反対側にあります。一言で表すと超好立地です。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210703195734j:plain

フロントは3階です。

フロント前のロビーは結構広く、同行者を待ったりするのにちょうどいいと思います。奥は朝食会場になっているようです。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210703200123j:plain

エレベーター内です。12階には展望大浴場があり、それ以外は客室になっています。

12階となるとこの近辺では高い方になりますね。

ちなみになんですが、ワイズホテルのワイズって英語のYだったんですね。全国に展開しているチェーンのホテルになります。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210703200244j:plain

こちらのホテルも旭川駅前ということで、トレインビューの部屋もあるはずです。

旭川駅のロータリー側の部屋だと駅のガラス越しになってしまうので、見えにくいかもしれません。

今回部屋はロータリー側で見えなかったのですが、通路の窓から撮影しました。

 

コンパクトなシングルルームの紹介

f:id:gawa67tabimaru:20210703195426j:plain

まずは部屋の全景です。ザ・ビジネスホテルの部屋。手前に水回り、奥にベッドといった形。

デスクがそこまで大きくないのか、部屋が広く感じます。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210703200927j:plain

ドアを開けるとまずはクローゼット。

大きなスペースではないですが、くぼみになっているのでうまく利用している感じはあります。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210703200720j:plain

水回りです。特にこれと言って特筆する点はないですかね。

大浴場があるので、こちらを利用することもないのかなと思います。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210703200822j:plain

アメニティも歯ブラシ、ブラシ、カミソリと標準装備。

もしかしたらあったのかもしれないですが、フロント近くにアメニティバーがあるようには見えませんでした。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210703201007j:plain

こちらはデスクです。

電気ケトルをはじめとしていろいろ置いてありますが、そこまで邪魔には感じませんでした。説明系のものがたくさん置いてありますね。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210703201417j:plainデスクの下にはお茶セットと冷蔵庫。冷蔵庫の中は特に何も入っていませんでした。

朝食をつけない時は、朝食を買い込んで冷蔵庫に収納しておくので、容量が大きめだと助かります。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210703201052j:plain

こちらがベッドです。セミダブルの部屋ということで、セミダブルサイズのベッドになっています。

1人だと広々使えていいですよね。2人だとちょっと手狭だと思いますが、ツインルームももちろんあります。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210703201221j:plain

ベッドサイド、というかもう枕のすぐそばにコントロールパネルがあります。

電源、USB給電口ともに2個あり、2人利用にしっかり備えられています。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210703195508j:plain

部屋からの景色です。

完全にロータリービュー。反対側にはJRインが見えます。

他にもルートイングランド、ウイングインターナショナルとロータリーの見えるホテルは沢山あります。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210703201555j:plain

駅側を見ると、ガラス張りの内側のホームや列車をうっすら見ることができます。

北海道はとにかく雪が半端ないので、屋根で覆われ、ガラスながら壁があるのも理解できます。

 

 

もちろん撮影出来ないので、大浴場について書いておきます。

大浴場は最上階ということで屋内とはいえ、見晴らしはとても良かったです。

入る際はパスワードを入力する必要がありました。

またお湯の温度が高めで、そこまで長く入ってることはできませんでした。

ただ広くて、景色も良かったので満足です。

 

以上宿泊記でした。

駅前という立地がとにかく良かったので選択しました。

旭川周辺にはホテルがたくさんあるので、それぞれの特徴を見て、一番自分に合う場所を選択していきたいですね。

道北旅はこれでおしまいになります。

次はいつ北海道に行けるのかな…

 

次回からは新シリーズとして、現在進行形の旅行記をお届けしていきたいと思います。

帰ったら速攻で書きます。お楽しみに。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

watabimaruga.hatenablog.com